スタートから10㎞までは下りという情報だったが、おおむねその通りだった。1㎞ぐらいまではマイペースで走れなかったけれどずいぶん早い段階でばらけてきてキロ5分ペースになっていたと思う。
「ここで出し過ぎてはいけない。」
というアドバイスと、
「無理にブレーキをかけずに自然に。」
というアドバイスを受けていた。要するに、キロ5分と決めていたので、そのぐらいの「がんばり度」で走ればよいと解釈した。
0~5㎞(25分13秒)は、スタート直後の混雑を考慮すればまずまず。焦らず行くことにした。
5~10㎞(24分28秒)は、少し早過ぎ。でも、ここは下りだという事を考えればこれもまずまずと言ってよいと思う。
家族が日比谷当りで応援すると言っていた。あてにはならないが、帝国ホテル前を走りながら探す。通り過ぎたところで、呼ぶ声が。義父だった。大観衆の中だったが義父が私を呼ぶ声(なんて呼んでいたのかは覚えていないが)ははっきりと聞こえ、振り返るながら大きく手を振ると義母の姿もよく見えた。おぉ、応援に来てくれていたのですね。と、まだ、前半10㎞だということもあり力を貰う。かみさんや子ども達の姿は見えなかった。
10㎞過ぎて、品川までの折り返し路では、トップランナーとすれ違う。
「速い」
後でテレビを見たら、キロ3分で押していたようですね。ちょう速かったです。
もう少し行くと、渋井が来るのが見えた。
「渋井 がんば!」
と自分でもビックリするぐらい大きな声が出た。この辺りはまだまだ元気。15㎞を過ぎて品川の折り返し。折り返してすぐぐらいに反対側のランナーで、防寒用の雨合羽を脱いでいる女性ランナーがいた。15㎞まで来ていたとは、すごい。
10~15㎞(24分38秒)
更に20㎞までは、沿道の応援を受けながら、本当に楽しむことが出来ていた。
15~20㎞(24分35秒)
再び日比谷に戻り、帝国ホテルの前辺りで今度はかみさんの呼ぶ声が聞こえた。多くの観衆の中で今度もはっきりと確認できた。前日に仲直りできていて良かった、と思った。
ハーフだと、1時間45分で3時間半のイーブンペース。これを1分と少し上回り、わずかながらだが貯金があった。この時点では、後半ビルドアップできそうな予感があった。
しかし、日本橋→茅場町と進むあたりから雲行きが怪しくなってきた。だんだん暑くなってきて、アームウォーマーをリストバンドのようにして走り続ける。このペースを維持し続けることがきつく感じてくる。ココが頑張りどころだと思ってなんとか脚を動かし続ける。
20~25㎞(24分49秒)
浅草までの折り返しではトップランナーはもう通過して居てみることは出来なかったけれど、2回目の渋井選手を見ることは出来た。しかし、もうかけ声をかける力は残っていなかった。
遠くに雷門が見えてくる。あぁ、あそこが折り返しだと思う。折り返しの直前辺りに、赤いのぼり。
「大袋走友会」
ののぼりを振るさえぐさおさむさんの姿がはっきり見えた。
「がんばれ~路の途中(本当は本名) OOが500m先だ。」
「OOってだれですか~?」
と叫んでみたけど分らなかった。
折り返した辺りにも走友会おきさん。そのすぐ後にも職場のT主任とKさんがいたらしいけど、お互いに分らなかった。
30㎞前後で気がつくと左前方にBowstringさん。足取りが重そう。
「Bowstringさん、ファイト!」
と声をかけて走りすぎると
「脚に来てます」
という声が帰ってきました。抜き返されるのはショックなので頑張って走りましたが、自分も既に脚に来ていて力が入りません。
25~30㎞(25分58秒)
もっと落ちているかと思ったが、この程度の落ち込みで我慢できていた。25㎞ぐらいまでは給水所は1つ飛ばしで、スポーツドリンクのところだけで給水していたが30㎞あたりからは全ての給水所で給水をした。後半は2杯ぐらい取っていた。
それでも30~35㎞まではなんとか粘ろうという気力は残っていた。たぶん筋トレで腹筋を鍛えていたので腹筋が心を支えてくれたんだと思う。
30~35㎞(26分59秒)
かなり一杯一杯。ここで粘れないのが弱さだよなぁ。と自分で分っているけれど、脚に力が入らない。
35㎞を過ぎて、佃大橋が見えてくる。
「うそ」
ここに来てこれですか。壁と言ったら大袈裟だけど、私には太鼓橋のように見えた。でも、それを上っていくランナー達。自分もそのランナーの一人だけど、
「人間ってすごいなぁ」
と、人ごとのように感じていた。自分は上り坂が苦手で登りでどんどん抜かされていく。でも、みんな頑張っているんだ、自分も絶対に歩かないぞ!とそれだけは守ろうとゆっくりとでも走り続けた。下り坂はもっと苦手。下りを利用してスピードアップするランナーは少なくないけれど私にはできない。更にどんどん抜かされていく。もうここまで来ると走っているというのは恥ずかしい程のスローペース。きっと、キロ6より遅くなっているだろうなぁと思いながら40㎞を通過。
35~40㎞(29分53秒)この時点で3時間26分38秒。残りキロ3分で走っても3時間半切れない(笑)
完走記その3に続くでしょう・・・たぶん
「ここで出し過ぎてはいけない。」
というアドバイスと、
「無理にブレーキをかけずに自然に。」
というアドバイスを受けていた。要するに、キロ5分と決めていたので、そのぐらいの「がんばり度」で走ればよいと解釈した。
0~5㎞(25分13秒)は、スタート直後の混雑を考慮すればまずまず。焦らず行くことにした。
5~10㎞(24分28秒)は、少し早過ぎ。でも、ここは下りだという事を考えればこれもまずまずと言ってよいと思う。
家族が日比谷当りで応援すると言っていた。あてにはならないが、帝国ホテル前を走りながら探す。通り過ぎたところで、呼ぶ声が。義父だった。大観衆の中だったが義父が私を呼ぶ声(なんて呼んでいたのかは覚えていないが)ははっきりと聞こえ、振り返るながら大きく手を振ると義母の姿もよく見えた。おぉ、応援に来てくれていたのですね。と、まだ、前半10㎞だということもあり力を貰う。かみさんや子ども達の姿は見えなかった。
10㎞過ぎて、品川までの折り返し路では、トップランナーとすれ違う。
「速い」
後でテレビを見たら、キロ3分で押していたようですね。ちょう速かったです。
もう少し行くと、渋井が来るのが見えた。
「渋井 がんば!」
と自分でもビックリするぐらい大きな声が出た。この辺りはまだまだ元気。15㎞を過ぎて品川の折り返し。折り返してすぐぐらいに反対側のランナーで、防寒用の雨合羽を脱いでいる女性ランナーがいた。15㎞まで来ていたとは、すごい。
10~15㎞(24分38秒)
更に20㎞までは、沿道の応援を受けながら、本当に楽しむことが出来ていた。
15~20㎞(24分35秒)
再び日比谷に戻り、帝国ホテルの前辺りで今度はかみさんの呼ぶ声が聞こえた。多くの観衆の中で今度もはっきりと確認できた。前日に仲直りできていて良かった、と思った。
ハーフだと、1時間45分で3時間半のイーブンペース。これを1分と少し上回り、わずかながらだが貯金があった。この時点では、後半ビルドアップできそうな予感があった。
しかし、日本橋→茅場町と進むあたりから雲行きが怪しくなってきた。だんだん暑くなってきて、アームウォーマーをリストバンドのようにして走り続ける。このペースを維持し続けることがきつく感じてくる。ココが頑張りどころだと思ってなんとか脚を動かし続ける。
20~25㎞(24分49秒)
浅草までの折り返しではトップランナーはもう通過して居てみることは出来なかったけれど、2回目の渋井選手を見ることは出来た。しかし、もうかけ声をかける力は残っていなかった。
遠くに雷門が見えてくる。あぁ、あそこが折り返しだと思う。折り返しの直前辺りに、赤いのぼり。
「大袋走友会」
ののぼりを振るさえぐさおさむさんの姿がはっきり見えた。
「がんばれ~路の途中(本当は本名) OOが500m先だ。」
「OOってだれですか~?」
と叫んでみたけど分らなかった。
折り返した辺りにも走友会おきさん。そのすぐ後にも職場のT主任とKさんがいたらしいけど、お互いに分らなかった。
30㎞前後で気がつくと左前方にBowstringさん。足取りが重そう。
「Bowstringさん、ファイト!」
と声をかけて走りすぎると
「脚に来てます」
という声が帰ってきました。抜き返されるのはショックなので頑張って走りましたが、自分も既に脚に来ていて力が入りません。
25~30㎞(25分58秒)
もっと落ちているかと思ったが、この程度の落ち込みで我慢できていた。25㎞ぐらいまでは給水所は1つ飛ばしで、スポーツドリンクのところだけで給水していたが30㎞あたりからは全ての給水所で給水をした。後半は2杯ぐらい取っていた。
それでも30~35㎞まではなんとか粘ろうという気力は残っていた。たぶん筋トレで腹筋を鍛えていたので腹筋が心を支えてくれたんだと思う。
30~35㎞(26分59秒)
かなり一杯一杯。ここで粘れないのが弱さだよなぁ。と自分で分っているけれど、脚に力が入らない。
35㎞を過ぎて、佃大橋が見えてくる。
「うそ」
ここに来てこれですか。壁と言ったら大袈裟だけど、私には太鼓橋のように見えた。でも、それを上っていくランナー達。自分もそのランナーの一人だけど、
「人間ってすごいなぁ」
と、人ごとのように感じていた。自分は上り坂が苦手で登りでどんどん抜かされていく。でも、みんな頑張っているんだ、自分も絶対に歩かないぞ!とそれだけは守ろうとゆっくりとでも走り続けた。下り坂はもっと苦手。下りを利用してスピードアップするランナーは少なくないけれど私にはできない。更にどんどん抜かされていく。もうここまで来ると走っているというのは恥ずかしい程のスローペース。きっと、キロ6より遅くなっているだろうなぁと思いながら40㎞を通過。
35~40㎞(29分53秒)この時点で3時間26分38秒。残りキロ3分で走っても3時間半切れない(笑)
完走記その3に続くでしょう・・・たぶん