路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

野辺山完走記2013⑧

2013年05月29日 22時25分16秒 | Weblog
なんと!
まだ続きます。

ゴール後、簡単に補給をして、うめさんの車にてレーシング場跡地(指定駐車場)に停めてあるマイカーまで送ってもらう。
コースにはまだ、走っているランナーがいた。
「今、このあたりを走っているランナーはまだ間に合うよ。頑張れ!」
「あぁ、あの人はもうあきらめちゃぅたな。」
という姿も目撃した。
今年も紙一重で完走できた身としては、他人事ではない。
時間を気にせず、完走できるように準備していきたい。

さて、車まで送ってもらうも自由に体が動かず
「時間がかかりそうなので、先に帰ってください。」
とうめさんに。今年はここで別れた。

私は、何とか着替えてスタート。
やはり、脱水気味なのか?ポカリが飲みたくなりコンビニによる。
再び中央高速を目指す国道に戻る。
いや、しかし、朝2時に起きて14時間弱走り続けたので
「眠い!」
この後は睡魔との闘いだった。
フラフラになりながら中央道の須玉インターに入る。
ふと気が付くと時速60キロ近くまで落ちている。
「危ない 危ない」
速度回復。80キロぐらいで走る。
もうどうにもならないのでサービスエリアに入る。
無事にたどり着いてよかった。
本当はすぐにでも寝たかったが、夕ご飯を食べることにする。
迷わず
「カツカレー」
を食べ、寝る。
10時半ごろ(睡眠時間90分ぐらいかな。)起きて、コーヒーを1杯飲んで軽く体操をして目を覚ます。
「さて」
自宅を目指す。
この後は比較的すいすいと進み、12時半ごろ無事の自宅到着。
荷物を仕分ける。
洗濯するもの、捨てるもの、使わなかったもの。
洗濯機にタイマーセットして、歯磨きをして1時半に布団に入る。

朝は5時半に起床し、洗濯物干し。6時半いつもの通り出勤のため自宅を出る。
さすがに、いつものように体を動かすことはできなかったが何とか通常勤務をこなす。
勤務時刻が終了してから、同僚に完走メダルを見せる。
この瞬間にも
「完走してよかった。」
という思いがしみじみとした。

次回完走記⑨で野辺山の振り返りをして完走記終了の予定です。

やっと2部練

2013年05月29日 05時53分38秒 | Weblog
平日に2部練した。
朝はショートコース、3キロ弱。
「世界一受けたい授業」で、紹介された「スロージョギングダイエット」を意識して超スローにスタート。
でも、体が温まるにつれペースが上がってきたようで初めの1キロは7分12秒。次の1キロは6分42秒。
ゆっくり走ると周りの景色も楽しめる。

夕方はレイクタウン。
1周目はスロージョグ。
2周目はペースを上げる。8分47秒なのでキロ4分24秒。もうすぐ始まる、夏期インターバル練習に向けて速いスピードで走れるように慣らしていくねらい。この日のところはまずまずか。
3周目はダウンジョグ。

5月の走行距離を計算してみたら、走行日数は12日、距離は235キロ

やっと2部練しようという感じになってきた。

野辺山完走記2013⑦ゴールへ

2013年05月28日 05時00分30秒 | Weblog
残り10キロのだらだらのぼりを走ります。
さすがに90キロ走ってきてここを走れる人はあまりいません。
特に自分のペース、14時間ぎりぎりの走力の人では。
目測で98パーセントの人が歩いています。
たいした坂ではないのです。
走り出しだったらほぼ100パーセントの人が走ります。
でも、アップダウンのある90キロを13時間近くかけて移動してきたランナーには酷です。
自分は、
「この坂は走る。」
という思いと、この坂のために繰り返してきたロング走の記憶と
「走りますよ。」
とうめさんに言ってしまった言質と(笑)
さまざまな理由により体を動かし続けることができました。
そうは言っても最後の10キロはきつい。
「神様、見逃して。」
と特にきつかった坂で300mぐらいは歩いたでしょうか?
一度歩くともう走り出せないのじゃないか?
って不安になりました。
でも、また、ゆっくりと走りだします。
OK できるできる。
ゆっくりでも、走れるのだから 走る。
残り3キロぐらいでしょうか?
国道から左に折れて畑の中を進むとすぐに最後のエイドがあります。
ここで、最後の給水。もう、水分しか受け付けません。でも、飲めるだけ幸せです。
ゴールでランナーを待ち受けるアナウンスの声は聞こえてくるのにぐるっと回って走らなければいけません。
「まだ、あんな先まで走るの?」
という思いと、
「今年の野辺山が終わってしまうのか。」
という思いとが入り混じります。
早くゴールさせてくれ でも、もっと走っていたい  のような。
ものすごく歩くのが早い女性ランナーがいて、自分が歩いている300mであっという間に抜かされて、
でも、このあたりでようやく追いついて、非情にペースアップして抜き去りました。
このあたりでは、もう少しで100キロ完走の運命共同体のような仲間たちの流れが、一つの川のようになってゴールを目指して移動しているような感覚になりました。でも、ランナーだからか一人でも抜かしたくなるんですねぇ。
あと1キロを切ると沿道の皆さんの応援も多くなります。
「お帰りっ」と皆さん言ってくれます。
「ありがとうございます。」
と元気よく答えているつもりでしたが、果たして声になっていたでしょうか?
左に折れて最後の上り坂・直線。
両脇でたくさんの人が応援してくれています。
直前はハイタッチの壁。
両手でたくさんの人とハイタッチしながらゴール。
私の記憶が確かならば
「13時間44分」台だったはず。
ゴール後、完走メダルをかけてくれる人と、うめさんの姿を探していました。
メダルをかけてくれる人は2人いて、今年は迷わず、女性のほうに行きました。(爆)
うめさんが発見してくれて、
「荷物取って来るからゼッケンちょうだい」
ゼッケンを引きちぎって渡しました。
その間に毎年楽しみにしていたゴール後のおそばをと思ったら、
「なくなりました」
とのこと。来年はゴールのお蕎麦が残っている時間帯に帰って来るぞ!
という新しい目標ができました。
アンパンを配っているところがあったので1ついただくと、「はい」といって5個入りのパックをいただきました。
さすがに食べられなくて、帰宅後息子のおやつになりました。

やった 今年も完走できたんだ。

という安心感が少しずつ湧き上がってきました。

野辺山完走記13⑥(馬越え峠から90キロ付近)

2013年05月27日 05時22分09秒 | Weblog
馬越え峠を越えると約2kmで300mぐらい下る急な下り坂。
ゆっくりと下り始める。
動く・体が動くぞ!
今年は下りが好調。だんだんだんだん快調なテンポで走り始める。
このくだりで人を抜かすなんて。
痛い 脚は痛い。でも、きっと80km近く走ってきて足が痛くない人なんていないだろう。
脚の痛みは無視。下り続ける。
このあたりで一番気になっていたのは雨。
小雨が降ってきた。
87キロのエイドに雨合羽を入れてある。
そこまで雨もってくれ。
下りが終わると右に折れてエイドまで平坦な道が続く。
スピードは出ない。でも、何とか走れる。
デカフォレストの緑ゼッケンを見つけ、追いつき抜かす。2人ぐらいは抜かしたな。
河川敷を気持ちよく走る。でも、トイレ。ここが4回目のトイレの衝動。もう少しだ。我慢だ、頑張れ。
でも、河川敷を左に折れてからエイドまで結構あるんだよな。先が見えるから我慢することもできた。
やった。荷物よりもまずトイレ。1分も待たずに入れた。
このエイドに5:00前には入れればたぶん制限時間前にゴールで来ると思っていた。
腕時計は4時50分台をさしている。
「よし、ぎりぎりになるかもしれないけど行けるぞ!」
残り、13キロ2時間ちょっと。完走を確信し、補給する。
補給と言っても、暑さのためエイドでドリンクを飲み続けてきた胃袋はもう結構持たれていて気持ちが悪くなっている。
スーパーバームは飲めた。(入れておいてよかった。)
エネルギージェルも飲めた。(入れておいてよかった。残り13キロのエネルギーになってくれ。)
しかし、うどんやおにぎりを食べるのはもう無理だった。気持ち悪い。(睡眠不足などもかかわっているのだろう)
もう一度、水分を取って、百均雨合羽を着て、トラックに荷物を預けてエイドを出る。
しばらく行くと、なんと!うめさんが!
とてもさっぱりした姿で応援してくれる。
「えっ。すごく速いですね。」
・・・脱水症状で71キロでリタイアしたとのこと。お風呂にはいっえ着替えてから車で90Kポイント近くまで応援に来てくれた。
残り時間が…。残りの距離が…。キロ9分でも間に合うよ!などと激励してくれた。
計算上はわかる。
「90キロ走ってきてまだ走れるなんてすごいなぁ。」
なんておだててくれる。
言った手前、褒められた手前、歩くわけにはいかない。
ゆっくりでも走り続けるよ!
ただ、ただ、このペースがキロ9分より早いのかどうかそれは確信が持てない。
でも、きっと歩いてる人を抜かしているから大丈夫だろう。
会話を交わして、安心されたのか、うめさんは、
「じゃぁ、ゴールで待ってるね。」
と言い残して去って行った。
残り約10キロ
だらだらのぼりを走って登って行く。

野辺山完走記2013⑤(35kmから50km そして、馬越え峠)

2013年05月26日 04時40分04秒 | Weblog
稲子湯(35km)からの登り(2km)を終えるとあとは一気に下り坂。
中間点(50km)までの約13kmで標高800m分下る。
特にくだりの苦手な私は42km地点までの下りを例年泣きながら脚の痛みに耐えて、
走ってるのか歩いてるのかわからないような下り方。
しかし、今年はホアフット走行もどきと腹筋に力を入れた体幹しっかり走行で少なくとも周りのランナーにごぼう抜きされるようなことはなかった。今年はこのくだりを結構満足感を持って走り下りることができた。それほど体に痛みも感じない。
42km地点(42kmの部のゴール)に1つ目の荷物を預けていた。
シューズは履き替えずにこのまま、暑くなってきたのでロングTシャツから走友会の半そでTシャツに着かえる。
スーパーバームを1本飲み、ウィグライプロを補給し、おにぎりとスポドリをエイドでいただき荷物を戻して(ここが大事。各エイドで預けた荷物の返し場所が違うのでやや迷う。42km地点では受け取った場所に戻すように言われた。87km地点では搬送用のトラックに直接持っていくように言われた。ルールが違うと迷ってほんの1分足らずだがロスする。私には結構大きなタイムロスだ。→このくらい余裕で受け流す走力と精神力を持って臨みたいものではあるが…。)
とにかくコースに戻る。その先には着替え地点に立ち寄らなかった人用のエイドもある。当然パスして進む。もうこの下り坂はまったく苦手材料にはならなかった。
前方にアートスポーツのウルトラランナー鈴木さんが仲間と一緒に走っているのが見えた。
「ここがデッドラインですか?」
と尋ねた。例年ぎりぎりでゴールしているので、
「私を見かけたら、間に合うと安心しないで前に出てください。」
と前日の選手説明会で話していたので。
「大丈夫ですよ。この後、トイレに寄ったり少し余裕のペースですから。」
という答えだったが、苦手なはずの下り坂で先に行かせてもらった。
自宅に戻ってから、昨年の記録集を見たら14:00:00でぎりぎり時間内完走をした選手の次にゴールを通過してDNFの中ではトップに鈴木さんの名前があった。今年は完走できたのかな?
42km地点を初めに通過した年は、
「これからあと58km走るのか?」
と先を考えてがっかりしたもんだ(普通はフルマラソンでゴールだから。しかも山だし。)が、さすがに回を重ねると42kmもただの通過点として捉えることができるようになってきた。
にこにこしながら残り8km、中間点までを走り下りることができた。
しかし、
フォーム的にくだりが苦手ではなくなったと言えども実は下りの練習を積んできているわけではないということに気が付くのが遅すぎた。
この、下りの衝撃が脚部にはかなりの負担になっていたようだ。ただ、例年に比べダイエットし軽量化されていたので自覚がまだなかったのだろう。
そして、(食事中にごらんの方には申し訳ないが)
トイレの問題が大きくのしかかってくる。
実はわたくし毎朝3回大きな新陳代謝をしなければその後の活動に支障をきたす。○んぴの方にはうらやましがられる、朝から快○派だ。だが、この日はいつもと起床からのタイムスケジュールが違い2回しかできなかった。だからなのか他に理由があるのか?レース中に4回も大きな新陳代謝のためにトイレをすることになる。
1回目は(申し訳ないことだが)行列をなしているトイレをパスし続けてなんとも我慢ができなくなった頃山の中で巨岩を見つけたのでその後ろに回り込み…。誰にもご迷惑をかけなかったであろうことを祈る。
で、2回目はこの50km地点。今までこんなところでトイレのお世話になることなんてなかったから、きっとエイド近くにはトイレがあるだろうと信じて我慢をして走ってきた。
周りのランナーに、
「もうすぐ50kmのエイドですよ。すぐですよ。頑張りましょう!」
なんて声をかけていたけど、自分がトイレのがまんを頑張っていたのだ。
50kmのマット(踏むとタイムが計測される)が見えてきたが、その手前左側に野球場があり野球をしていた。・・・ということはもしかして?あるんじゃないの?ありました。公衆トイレ。駆け込むとガラガラ。(しかし、冷静でしたね)安心して終了し、マットを踏んで50km通過。行列のお蕎麦はパスしておにぎりを食べながらストレッチ。エイドでのロスを少なくして後半戦に臨みます。

50km地点を超えると緩やかなのぼり。高低図では10kmで約100m登る。
もうすぐ、昨年リタイアした53kmなのかな?エイドが見えてくる。
エイドでは軽く補給して、通り過ぎ
「達成感。昨年を超えた。」
しかし、脚部に明らかな疲労感。くだり快調走の代償がやってきたようだ。
ここから、距離合わせの擦れ違いコース。速いランナーが59kmのエイドで折り返して帰ってくる。
ここ長く感じた。たぶん、55km地点の距離表示が間違ってたんじゃないかな?(そんなことないか。)
あと3Kmがものすごく長く感じた。
このあたりでうめさんとすれ違う。今年もうめさんの走る姿を見ることができたぞ!(私にとってはとてもうれしい。すれ違うこともなく先に行かれてしまった年もあったから)
でも、きついことはきつい。59kmエイドに着いたときは、
「しんどい。去年より先に進んだからここでリタイアしようか?」
と初めて思ったりもした。
いいや、今年は完走するんだ!
とおにぎりを食べながら再度心に鞭を振る。
ここから、擦れ違いゾーン。今度は私が先行ランナーとなる。
もう、のぼりは走れない。くだりは何とかゆっくりラン。ここでもたくさん抜かされたなぁ。
擦れ違いを超えて、左に曲がると、だらだらのぼり。
「このくらいののぼりは走るぞ。」
と思うも、体が言うことを聞かず、走ったり歩いたり。
ここのエイドでは止まって入念にストレッチ。そろそろ、エイドで寝っころがって大休止するランナーも出てくる。
再びコースに戻るも、
「こんなに歩いていて間に合うのかな?完走できるのだろうか?」
とだんだん心配になり、現在の時刻と残りの距離を考えて、計算し始める。
やはり心細くなって、走り始めるも無理するとあとで体が動かなくなるか?など迷いながら進んでいく。
来ました、
「馬越え峠」
の表示。
まだ、走れないほどの上り坂ではないけれども、この名前・この表示だけで名前負けして、とぼとぼ歩き始める。
それほどダメージを抱えてしまっているということだ。
登りあるきは苦手中の苦手。どんどんどんどん抜かされる。でも、進んでいるんだ!と自分を励まして登り続ける。
さすがに、
「今回は駄目かな?ここで関門通過できずかな?」
あまりにも抜かされ続け、あまりにも体に力が湧いてこないので弱気、あきらめそうになった。
まだだ、まだ馬越え峠の頂上には着かない。
だんだん絶望感に包まれる。
抜かされる、また抜かされる。
馬越え峠5kmほどあるから1時間じゃ歩けない。1時間半ぐらいかかったのかな?もう、それすらわからずただひたすら歩き続ける。
時々ふっと横を見ると素晴らしい景色が広がる。
「あぁ、まぁいいじゃないか。この素晴らしい景色の中で、気持ちの良い時間を過ごせれば。」
と、自分に都合よく気持ちを切り替え何とか歩いていくと、
エイド
あぁ、終わった。馬越え峠が終わった。
エイドで補給し、くだりに入る。
今思えば、自分もこのあたりで結構な脱水状態になっていたのかもしれない。
結構追いつめられた精神状態だったのが今わかる。
ただ、このあたりから小雨が降ってきて半袖の私にはかなり肌寒くなってきた。
今年の野辺山は、朝寒く、昼暑く、夕方雨が降ってきてまた寒いという気温差にもやられた大会だった。
(たぶん 続きますよ)


野辺山完走記2013④

2013年05月25日 04時55分17秒 | Weblog
最高地点前後の出来事
前方にぷーさんの着ぐるみランナーを発見。
だんだん暑くなりかけているのにすごいなぁと思いながら背中を追いかける。
山の中の登りで、そう、昨年しぶままに追いついたような感じで隣に出て、
「ぷーさん!暑くて大変ですね。頑張りましょう!」
と声をかけたら、
「まだ、頑張るところじゃないし。」
と言われた。ぷーさんがそんなことを言うなんて(笑) 軽くショックだった。

さて、毎年苦手としている20kmから25kmまでの下り坂。
ここを調子に乗って駆け降りたときはその後で膝痛に苦しんだし、慎重に行き過ぎたときはガンガン抜かされてタイムロス。
今年はNHKの特集でも見たことのある、「つま先からのフラット着地」を模索しながらおり方を研究しつつ降りる。
(事前に下りの練習をしていないで、その場で試行錯誤する)
「こうかな。もう少し体重はこんな感じでかけるのかな?」
などと。コツをつかんで、周りのランナーに抜かされないペースでしかも、あまり脚にダメージを受けることもなく駆け降りることができた。
しかし、この砂利の下り坂は甘くなかった。体重がかかるつま先付近、親指のあたりに水ぶくれができている感覚。
これが破れたら走れなくなるか?と心配しながら、更に脚の置き方を工夫。何とか25kmまで親指ももってよかった。

もう一つ、くだりで。リラックスして走るようにしてきたが、この日は体感がぶれないように腹筋に力を入れて降りてみた。すると結構安定して降りることができた。もしかして、ランナーには当たり前のことなのかもしれないけど、
「誰も教えてくれないんだもんな。」
という思いと、
「自分でまた走り方のコツを見つけたぞ。」
という思いとまぜこぜでさらに進んでいく。

25kmから30kmは緩やかなのぼり、30kmから34kmは緩やかなくだりに高低図ではなっている。実際はそんなに単純ではないがデフォルメするとそんな感じ。このあたりで、後ろから追いついてきたお兄さんに声をかけられる。
「何度か参加されたことあるんですか?」
とかそのような世間話。
「5回参加して3回完走してます。4回目の完走を目指しています。」
というと、
「そうか、5分の3なのか。」
とその初挑戦のお兄さんは心配そう。
「このペース遅くないですかね。」
「関門をぎりぎりすり抜けて、後半勝負で14時間ちょっと切る、そんなレースプランのペースですよ。」
というと、やはり心配そう。
「私は下りが苦手なので、よかったら先行ってください。」
と話し、先に行ってもらった。あの若者は完走できただろうか?

さてさてそんなこんなで、35kmのエイド稲子湯の1km手前まで来た。実はここも結構な上り坂。
高低図で見ると、馬越え峠よりも急ではないか?
「ここで無理してもタイム的には大して変わらないから足を温存しよう。」
というランナーの声が聞こえてきた。それがセオリーなのだろう。
でも、前日「馬越え峠以外は歩きません。」なんてうめさんに言ってしまったことと、前半でまだ余裕があったので、つい走り続けてしまった。私のペースと同じぐらいの皆さんは98パーセント歩いている。でも、最後まで走ってしまった。思えばこれがいけなかったのか?
 稲子湯のエイドでは、お汁粉を2杯食べようと思っていたが既に2杯食べられる体ではなくなっていた。お汁粉1杯とおにぎりとドリンク2杯で稲子湯を後にすることになる。(どういうこと?2杯目のお汁粉はもうくどすぎて受け付けなかった)
ここでサプライズ。お汁粉を食べているときに、「路の途中さん」(実際は本名で)呼ぶ女性。
「えっ?」私のことを知る人がこの大会に出ていたっけ?
振り返ると「ほしこさん」(でしたよね。大袋走友会のメンバーでした。)
昨年もこの大会で私を見かけたそうです。
「去年は故障していて50キロ過ぎでリタイアでしたから、今年は完走しますよ!」
「この時刻にここにいれば間に合いますよ。絶対完走しましょうね。」
エイドでの時間を短縮して次に向かいます。
稲子湯過ぎの急坂を歩いて登りおなかを落ち着けていると後ろからほしこさんが抜き去っていきました。歩くの速いです。もちろん私は歩くの遅いです。上り坂で歩いていると周りのランナーにガンガン抜かされます。この辺がこれからの課題だと思っています。しばらくしてこの上り坂でも走ってみましたが、ほしこさんには追いつけませんでした。

夕練してみました

2013年05月23日 06時01分49秒 | Weblog
走れるかな?
と思いながら夕方のレイクタウンへ。
1周ジョグ。
まだまだ、筋肉痛が残っています。
2キロ走ったころにまだ走りたいと思いましたが、
この日はこのくらいで止めておきました。
今朝は疲労で予定より1時間寝坊。
慌てて朝の準備です。
(よって、完走記はお休みして、夕練報告でした)

野辺山完走記2013③(スタートから20kまで)

2013年05月22日 05時34分37秒 | Weblog
さて、無事にスタートを切りとことこと野辺山の駅近くを走りだす。
キロ7分でも早すぎることはわかっているのだが、初めのうちは周りのランナーに引きずられキロ6分半ぐらいで入る。
雨は降っていないが、ガスがかかっている。でも、野辺山の電波望遠鏡を見ることはできた。
雨は降っていないが、防寒のために羽織っている百均雨合羽。あったかくなったら脱いでエイドで捨てさせてもらおうと思っていたがなかなか温まらなかった。
最初のエイド。参加人数が増えていることもあって大混雑。なんとかスポーツドリンクをゲット。この分では、この先のエイドも、トイレも混雑しているだろうという予想は当たってしまった。前方に人だかりが見えてくる。最高地点のログハウス。昨日昼食におそばを食べたところだ。たくさんの人が応援してくれている。いました、いました。毎年ここに先回りしている「坂本さん」ここでハイタッチしてもらってエネルギーをもらった。
さらに進むと、踏切。昨年はここで電車の通過待ちのため足止めされた。今年は無事に通過。左に曲がった、線路沿いに走り続ける。このゆるい上り坂で列車と出会う。だらだらと登り続け、いよいよ不整地林道に入る。
6回目の参加になるが不整地の走り方はようやく慣れてきた。走りやすいところを選んで走る。
途中のエイドではイチゴやブドウがある。今年も2個ずついただく。これは元気が出る。
周りの景色がクリアーに見え始める。不整地のだらだらのぼりを走り続けるうちに唐突に
「コース最高地点 1908m」の立看が見えた。
「あぁ、もうここか。」
20キロ地点まではペースを抑えていたこともありすこぶる快調だった。

野辺山完走記2013②

2013年05月21日 21時47分57秒 | Weblog
車中泊用の寝床をセットするともう別段することはありません。
近くを散歩したり、腹式呼吸をして自然の力を体内に取り込もうとしたり、さまざまなリラックス方法を試して過ごしました。
夕暮れになってきたので、外で夕ご飯を一緒に食べようかとうめさんの車方面に行くとすでにお食事の最中でした。
1人でコンビニ弁当を抱えてレストラン敷地の端のテーブルにお邪魔しました。
1人でゆっくりとサラダ・お弁当・モンブラン風とらやき(どら焼きではありませんでした)をかみしめるように味わい、
「これが明日、自分をゴールまで走らせてくれるエネルギーになるんだ。」
と考えながらいただきました。
食事を終えて自分の車に戻ると、
「コーヒー飲む?」
とうめさんが入れてくれました。
再びコーヒー片手にエンジョイトーキング。完全にリラックスすることができました。
食後の優雅な時間を過ごし、7時には寝袋に。
1度、8時半過ぎにトイレに起きましたが、すぐに寝つき次に目が覚めたのは1:58.
起床予定時刻の2分前でした。

2時には車から出て、トイレにてコンタクトレンズ装着。目覚めの一杯(自販機のココア)、着替えを済ませました。
走るウェアーにレインコート(百均にて購入)、野辺山ジャンパーを羽織ります。
「思ったよりお暖かいですね。」
早朝は寒いことを予想していたのでうめさんと喜んでいましたが・・・。
2時半出発の3時ごろ到着。
野辺山まで移動するとこれが結構寒い。暖かくして正解でした。
レーシング跡地で3時半まで車中の休憩。シャトルバスにはスムーズに乗ることができました。
ぎりぎりまで荷物を預けずに上着を羽織っていると言っていたうめさんと別れて、私は
「混み合っているので早めに荷物を預けてください。」
と言っているので、42キロと87キロに預ける荷物をトラックに渡し、体育館内に移動。
そこはもうものすごい混雑。寒さを避けるために休憩する参加者たち。
ここで食事をしている人もたくさんいました。
私もゴール用の荷札を荷物に付けてからスタート30分前までここで休憩。
隙間を見つけて座りストレッチやマッサージをしていました。
30分前になったのでゴール用荷物を預け、体育館の外に。入り口ではこれから荷物を預ける人たちが並んでいました。
トイレを済ませて、スタート方面に移動。
たくさんのランナーの中に割り込み寒さを避けようとしましたが寒いものは寒かったです。
開会式も終わり、坂本さんからの最後の激励。
「完走するぞ!」「おーっ!」を3回繰り返しました。
いよいよスタート直前。アナウンサーの人が、
「30秒前からみんなでカウントダウンしましょう。」
と言った。
「30・29・28・・・」
盛り上がるわけないでしょう。
でも、さすがに
「10・9・8・7・」からは斉唱のように盛り上がり、
「3・2・1 スタート」
今年の野辺山が始まりました。
スタートゲートが少しだけ狭くなっていたので、スタートロス30秒ほどでスタートラインを超えました。
今年は混んでいたので右にいた坂本さんとのハイタッチはしませんでした。
たぶん、今年も、あそこで会えると思っていたから無理はしませんでした。

③に続く。

野辺山完走記2013①

2013年05月21日 05時17分31秒 | Weblog
今年もたくさんの思いの詰まった野辺山ウルトラマラソンになりました。
ちなみに今までの結果は、
2012年 53Kリタイア
2011年 大会中止(東日本大震災のため)
2010年 完走
2009年 完走
2008年 完走
2007年 35kリタイア
です。
3年ぶりに、今年は完走したいという思い、余裕で完走できるという思い上がりを持って臨みました。(でも、やはり野辺山は甘くはなかった。自分は甘かった。)

5月18日(土)大会前日
 5時前に起床。前日までほとんど準備をしていなかったので、荷物の準備。(寝袋を干したり、持ち物を購入したりはしていましたが。)
 スタート時のウェアー・預ける荷物・ゴール後の着替え・その他ぐらいにざっくりと分けて車に積み込み、あとはついてから車中で仕分けることに。7時ごろ自宅を出発。
 例年はうめさんと中央高速の談合坂Pで待ち合わせたり、もこさんたT君とやはり高速のPで待ち合わせたりしてきたが今年は一人で野辺山に。朝食は道中のココスモーニングで採ることに。ココスのモーニングはバイキング。ここでも食べ順ダイエット。野菜を先に食べて、たんぱく質を食べて最後に炭水化物。カレー・そうめん・パン4つ・自分で作るワッフルなどでおなかいっぱい。前日の朝食からカーボローディングです。ここから胃薬を服用し始めました。ウルトラでは胃腸をやられて後半食べられなくなりつらい思いをするので何年か前から早めの胃薬服用を心がけています。
 さて、首都高に乗り中央高速方面へ。八王子事故渋滞に巻き込まれるも、12時前には野辺山に到着。1時半からの説明会にも間に合いそうなので昼食をとってから受付をすることに。
 今年もおいしそうな蕎麦屋さんを探しながら車で走っていたのですが、結局野辺山最高地点ロッジ風のお蕎麦屋さんへ。
「混んでいるのでお待ちください」
の張り紙。名前を書いて待っているとウルトラマラソン界の神様、坂本さんがいらっしゃいました。
私が「野辺山Tシャツ」
を着ていたからでしょう。
「どうも」
と坂本さんから挨拶をしてくださいました。
(坂本さん:とだけではわからない方も24時間マラソンでいつもゲストランナーのサポートをしているベテランランナーなら顔が思い浮かぶのでは。)
 坂本さんと相席にはなりませんでしたがウェイティング席で一緒になりいきなりのサプライズでした。
 さて、今年は息子さんの運動会を参観してから遅れてくるうめさんの受け付けも無事に済ませ、2人分のゼッケン等の荷物を車において、事前説明会へ。今年はウルトラ参加者が多いようで、体育館の中はすべて説明会会場になっていました。(例年は四分の一ぐらいは物販スペースでしたが、今年は物販はすべて外でした。)
 説明会でも坂本さん登場。短い時間でしたが心に残る言葉をいただきました。
 ・ウルトラでは「精神的達成感」が得られる。
 ・自分のリズムで走ることが大切。どうにもできない痛みは仕方がないが、どうにかなる痛みはリズムで克服できる。(今年はこのリズムで救われたと思います。)
 説明会の会場でも、今年は参加者が増えたため例年車中泊で使わせていただいていた目の前の駐車場は2キロなどのファミリー大会に参加する人のための当日駐車場にするとの話があった。(車中泊等は禁止)ウルトラ参加者は離れたレーシング場跡地に当日午前2時ごろから停められるようになっていて、シャトルバスで会場に搬送される。
 よって、例年とは違う場所に車中泊の場所を捜しそこでうめさんと待ち合わせた。
 この日の夕ご飯と当日の朝ごはんをセブンイレブンで購入し、無事にうめさんと合流。ゼッケン等をお渡しすることができました。
 車中泊駐車場(来年から混むと困るので場所は内緒です。(笑))では、うめさんとの雑談でほっとし、最終的な荷物の仕分け(2か所に荷物を運んでもらえる)、シューズにチップを装着したり、ウェアーにゼッケンをつけたりした。
「当日受付でこれをしていたら大変だよなぁ」
と改めて思う。

 さて、まだ走り出すどころか、前日の夕食にもなっていませんがここらで①は終了です。
 

いざ 野辺山に出発!

2013年05月18日 05時19分53秒 | Weblog
今年の野辺山は、例年と違って不安感満載である。

①過去5回参加した時は(3回完走、2回リタイア)いつも必ず誰かと一緒に(ほぼうめさんですが)野辺山入りした。
 今年は一人で野辺山入りする。違う意味でのわくわく感ということにしてもよい。
 ただ、カーナビが故障中なのでスムーズに会場につけるか?やや不安である。

②自分の都合で車中泊してきたが、今年は例年使っていた駐車場での車中泊ができなくなった。
 別の場所で車中泊をして、指定駐車場に移動し、シャトルバスで会場まで送ってもらうという段取りになる。
 当日は例年3時に起床して5時スタートに合わせていたが、今年は2時に起床しなければならない。
 そんなこんなで、毎年楽しみにしていた前夜祭も不参加。

 不安感はあり、前夜祭という楽しみもない。
 今年は例年とは違った感じの野辺山参加。
 でも、目標は時間内完走。
 目標達成のため、平常心で参加してきます。
 もしかしたら、新しい楽しみ方を発見できるかも?
 という超ポジティブ発想に切り替えて。

ただ、明るい材料も。
1週間前から天気予報をチェックしてきたが、ずー―――うっと
「日曜日は朝から雨」
だった。
今、チェックしたら走っている間はほぼ雨なしで行けそう。
まぁ、天気のことはわからないですけどね。
そうそう、この大会の正式名称
「星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン」
とある「星の郷」・・・なかなか夜晴れることはなかったので星を見ることは難しかっあが、
今年は星空が見えるかな?
 

野辺山直前 最後の?伏兵に

2013年05月17日 05時24分36秒 | Weblog
水曜日から始まった仕事上の企画でふだんは使わない筋肉を酷使し

「ハムストリングが筋肉痛です。」

木曜日も同じように筋肉痛。
これで野辺山完走できるのだろうか?
と心配になるほどの痛み。

でも、より前向きに考えると、
「普段使わない筋肉ということは
 走ることには関係ないか?」

とにかく、日曜の朝には万全の体調になっていることを願ってストレッチに励んでいます。

そうそう、天気も心配です。
日曜日は・・・雨?

暑かった ニチレン

2013年05月12日 17時45分16秒 | Weblog
久しぶりに、公民館練習に参加しました。
ノーマルコースと往復ランをすると20キロ超えるのでキロ6で疲労抜きジョグをと考えていたのですが…。
集合場所に着く前から汗が滴っていました。
スタートして鈴智さんと並走しているとペースがキロ5でした。
大して変わらないと思われるかもしれませんが私にとっては大きな違いです。
案の定、後半きつくなり太ももパンパンです。
最後は鈴智さんについていけなくなりました。
疲労抜きランのつもりが、十分トレーニングになってしまいました。
復路のジョグはキロ6分20秒ぐらい。
本日の走行距離 21キロ
月間走行距離 124Km

暑くて脱水になってしまった感じ。
本日大会に参加された方は厳しかったと思います。
お疲れ様でした。