レース当日は、朝から霧雨模様。予報では曇りだったのに。でも、走るころには天気も回復模様。
スタートロスは1分ぐらいでコースに出る。見慣れた風景に今年はT君が。振り返ってみれば今年はT君を意識しすぎて自分のペースを守れずに後半の失速につながったという感じ。
私の周りの人は、これからの長い道のりを知ってキロ6から7分ぐらいでとことこ進んでいる。なんとも、力みのない(力が入っていたら走りきれないから)走りで進む。途中でT君に抜かされる。左前方、2~30mのところにずーと見えている。彼はハーフ1本しかレースの経験がないので後半は失速、またはリタイアするだろうと考えていました。
初めのエイドでは先行していたのかも知れないが、そのうち抜かす。しかし、わたしがエイドで補給していると後から抜かし、少し進んだところで又わたしが抜き返すという展開がなんと!50㎞のエイドまで続いたのです。
私の今年のレースプランは「徹底的に前半から後半までゆっくりと進みラスト13㎞まで脚を残しそこからラストスパート」だったはずなのに、T君に抜かされるたびにレースプランが崩れていくのに気がつきました。
「この坂は ゆっくりでも 走り続けよう」・・・と。
ゆっくりというのは、レース前はきつい上り坂は歩くハズだったのに、レース中にはゆっくりと走るに変わってしまいました。
35㎞の稲子湯の手前1㎞のきつい上り坂は今までは半分以上は歩いて上っていたのですが、今年は全てゆっくりと走って登り切りました。走って上ってみると今まで思っていたよりもこの坂は短く感じ→坂を走って上る快感を味わってしまいました。(これがいけなかったのでしょうね)
心地よい(その時点では)疲労感を感じながら35㎞エイドではお汁粉を味わい、トイレにも寄って、ストレッチもしてたっぷり5分程休んでスタートしました。ここからの上り坂も当然走って上りました。すると、前方にT君が・・・。
「えっ!」
もうこの辺りでは、大分後にいるはずと思っていたのに。軽く焦りましたが、大きくはペースを変えずに、しかし、上りでも必ず歩かずに走り続けました。
「お汁粉食べた?」
と後から追い付きざまに声をかけると、T君はわたしが後にいたことに驚いたようでしたが、
「えっ!今のところにお汁粉があったんですか!」
と応える余裕も持っていました。
42㎞の着替えポイント直前は長い下り坂です。基本的に下り坂は苦手です。この頃には結構脚にきはじめていたのと、急な下り坂は股関節や膝関節が痛いので左端の芝生の歩道を進みました。後から快調なペースのランナーに抜かされまくります。
42㎞のエイドでも私は着替えて補給をして走り出すと前方にT君が!再びエイドで抜かされていました。ここでは先程よりも少し焦りが大きくなりましたが、自分としてはペースを崩さずに淡々と走り続けた・・・つもりだったんですけどねぇ。
再び後から抜かし
「T君」
と声をかけると、今回も驚いていました。
その後も、上がる気温と闘いながら50㎞の中間点&おそばの給食を目指して走り続けます。見慣れた風景を楽しみながら、
「おう、ここを過ぎればもうすぐ50㎞だ!」
とさすがに3回目なので余裕を持って到着しました。
50㎞はわずかに6時間を切っていました。昨年より30分程早い到着です。ここで、レースプランとのずれを意識したのですが、
「早く通過できている」という勘違い(無理をしているのに)と「T君との差」が私の判断を狂わせてしまったようです。
それでも、おそばの列に並びゆでたてのおそばとおにぎりを味わい、ストレッチをして休憩。実は、そばに並んでいるときにT君が50㎞を通過していきました。軽く補給した後、その先でリックをおろし着替えをしているところが見えました。後で聞くと、
「それまでウェアーを反対に来ていたので、直しました」とのことです。100㎞のレース中一度もいわゆる着替えはしなかったそうです。
おそばではものすごく(10分弱)並んだけど、並んでいる間回復もするわけだからここは自分的にはおそばで体も気持ちもリフレッシュしたいところです。(来年も並んで食べると思います)
50㎞を過ぎ、またまた、T君を追いかける旅が始まります。
そして、レースも後半に入ります。
(完走記⑤につづく といいなぁ)
スタートロスは1分ぐらいでコースに出る。見慣れた風景に今年はT君が。振り返ってみれば今年はT君を意識しすぎて自分のペースを守れずに後半の失速につながったという感じ。
私の周りの人は、これからの長い道のりを知ってキロ6から7分ぐらいでとことこ進んでいる。なんとも、力みのない(力が入っていたら走りきれないから)走りで進む。途中でT君に抜かされる。左前方、2~30mのところにずーと見えている。彼はハーフ1本しかレースの経験がないので後半は失速、またはリタイアするだろうと考えていました。
初めのエイドでは先行していたのかも知れないが、そのうち抜かす。しかし、わたしがエイドで補給していると後から抜かし、少し進んだところで又わたしが抜き返すという展開がなんと!50㎞のエイドまで続いたのです。
私の今年のレースプランは「徹底的に前半から後半までゆっくりと進みラスト13㎞まで脚を残しそこからラストスパート」だったはずなのに、T君に抜かされるたびにレースプランが崩れていくのに気がつきました。
「この坂は ゆっくりでも 走り続けよう」・・・と。
ゆっくりというのは、レース前はきつい上り坂は歩くハズだったのに、レース中にはゆっくりと走るに変わってしまいました。
35㎞の稲子湯の手前1㎞のきつい上り坂は今までは半分以上は歩いて上っていたのですが、今年は全てゆっくりと走って登り切りました。走って上ってみると今まで思っていたよりもこの坂は短く感じ→坂を走って上る快感を味わってしまいました。(これがいけなかったのでしょうね)
心地よい(その時点では)疲労感を感じながら35㎞エイドではお汁粉を味わい、トイレにも寄って、ストレッチもしてたっぷり5分程休んでスタートしました。ここからの上り坂も当然走って上りました。すると、前方にT君が・・・。
「えっ!」
もうこの辺りでは、大分後にいるはずと思っていたのに。軽く焦りましたが、大きくはペースを変えずに、しかし、上りでも必ず歩かずに走り続けました。
「お汁粉食べた?」
と後から追い付きざまに声をかけると、T君はわたしが後にいたことに驚いたようでしたが、
「えっ!今のところにお汁粉があったんですか!」
と応える余裕も持っていました。
42㎞の着替えポイント直前は長い下り坂です。基本的に下り坂は苦手です。この頃には結構脚にきはじめていたのと、急な下り坂は股関節や膝関節が痛いので左端の芝生の歩道を進みました。後から快調なペースのランナーに抜かされまくります。
42㎞のエイドでも私は着替えて補給をして走り出すと前方にT君が!再びエイドで抜かされていました。ここでは先程よりも少し焦りが大きくなりましたが、自分としてはペースを崩さずに淡々と走り続けた・・・つもりだったんですけどねぇ。
再び後から抜かし
「T君」
と声をかけると、今回も驚いていました。
その後も、上がる気温と闘いながら50㎞の中間点&おそばの給食を目指して走り続けます。見慣れた風景を楽しみながら、
「おう、ここを過ぎればもうすぐ50㎞だ!」
とさすがに3回目なので余裕を持って到着しました。
50㎞はわずかに6時間を切っていました。昨年より30分程早い到着です。ここで、レースプランとのずれを意識したのですが、
「早く通過できている」という勘違い(無理をしているのに)と「T君との差」が私の判断を狂わせてしまったようです。
それでも、おそばの列に並びゆでたてのおそばとおにぎりを味わい、ストレッチをして休憩。実は、そばに並んでいるときにT君が50㎞を通過していきました。軽く補給した後、その先でリックをおろし着替えをしているところが見えました。後で聞くと、
「それまでウェアーを反対に来ていたので、直しました」とのことです。100㎞のレース中一度もいわゆる着替えはしなかったそうです。
おそばではものすごく(10分弱)並んだけど、並んでいる間回復もするわけだからここは自分的にはおそばで体も気持ちもリフレッシュしたいところです。(来年も並んで食べると思います)
50㎞を過ぎ、またまた、T君を追いかける旅が始まります。
そして、レースも後半に入ります。
(完走記⑤につづく といいなぁ)