路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

「朝焼け」に思う

2006年11月21日 23時02分31秒 | Weblog
 今朝、6時過ぎに家を出た。左手には燃えるゴミの袋。徒歩2分の公園の入り口近くまで出しに行く。公園で、準備運動としていつものラジオ体操をして東の方面に向かってランニング開始。いつもとは違う明るさにふと空を見上げると見事な朝焼け。
 「こんなにきれいな朝焼けは久しぶりだな。」
 朝から得をした気分でジョギング。花田苑(日本庭園・能楽堂がある)までの道のりで、「このお豆腐屋さんは相変わらず朝早くから仕込みをしているなぁ。」
「このパン屋さん好きだったのに。つぶれてどのくらい経つのだろう。」
「向こうから来る犬にほえられそうな予感・・・。」などと次から次にとりとめもないことを考えながら早朝ジョギングを楽しんでいた。
 花田苑について再び空を見上げると「ない」・・・空がないのではなくて「朝焼け」が消えていた。まるで初めから無かったかのように。跡形もなく。そこにはいつもの空が広がっているだけだった。「10分前にはあんなにきれいだったのに。」
 一期一会
 花は散るから美しい
 人の命にも限りがあるから尊いのだなぁとつい考えてしまう。
 


久しぶりの宙返り

2006年11月21日 05時49分37秒 | Weblog
先日マット運動をする機会があった。
高校で器械運動部・大学では体操競技部に所属していた私だが現役を引退して早16年。日常的にマット運動に触れる機会はない。引退時は「30歳でも宙返り・40歳でもバック転・50歳でも倒立ができるくらいではいたい。」と思っていた。だから年に何回かはマットで転がっていた。

軽いアップの後、35人の若者が見つめる中、久しぶりの連続技。
行きは前方展開の連続から側方倒立回転。浮きが足りなくてスムーズにはつながらなかったが何とか連続技と呼んでもよいでき。
帰りはロンダート→バック転→後方伸身宙返りを予定していたが、半分終わった段階で思ったよりも息が上がっている。「ランニングとマット運動では使う筋肉が違うのだ。」と改めて認識。深呼吸を1回して決断。「予定通りやろう。」
助走からロンダート。まずまず。バック転がやや浮いた。一瞬迷う。しかし、ここで引き返せない。「とりゃぁ。」とマットを蹴る。一瞬アキレス腱が気になる。(つくばまで1週間だ!)
次の瞬間。ふわぁっと浮いていた。久しぶりのこの感覚。伸身姿勢を保とうとするが、膝がゆるんでいることを感じるも修正はできない。しかし、着地までのコンマ何秒間が伸身宙返りの高さを実感させる。着地が決まる。成功。

久しぶりでもできた原因は、日常のランニングとストレッチ等で動けるからだがキープできていたからだろう。体重も58キロと現役時代と変わらない。ランニングの恩恵を改めて実感。
しかし、終わった後は普段使わない筋肉を使ったからか、久しぶりの挑戦で緊張していたからか、その両方か、膝ががくがく。そろそろ年齢的な限界が近づきつつあるのかと感じさせた。
今でもできると証明して自信ができた反面、衰えも実感。自分の体の様子を確認しながらこれからも一生つきあっていこう。(けがをしなくてよかった)