東十両9枚目・明烏桃次郎関が、まらずもう初場所十日目の取組において通算53敗目となる敗北を喫し、通算敗北数において、大関・玉椿関の通算52敗を抜いて歴代単独1位となりました。
なお、明烏関の通算出場回数は歴代3位(85回)、通算勝利数は歴代8位(32勝)です。
<通算敗北数ランキング(20敗以上)>
敗数 | 取組数 | 勝数 | 勝率 | |
明烏 | 53 | 85 | 32 | .376 |
玉椿 | 52 | 145 | 93 | .641 |
月乃猫 | 24 | 53 | 29 | .547 |
朝乃立 | 23 | 69 | 46 | .667 |
池男王子 | 20 | 53 | 33 | .623 |
大黒柱理事長のコメント 「負けというのも一つの勲章ですよ。まず、力士にならなきゃ負けられない。恥ずかしがって相撲を取らんようでは、勝ちも負けもないわけです。そして、幕下以下は一場所七番。十両以上の関取は一場所十五番。一場所十五番とるのは関取の証ですが、番数が多いからこそ、負け数も多くなるわけです。一年前、明烏と一緒に関取デビューした勢稀の里やら大松嶽やらは、幕下落ちした後、今場所に至っては三段目下位に落ちています。明烏は、この一年間幕下に落ちたり、休場したりすることなく、関取の座を保って毎場所十五番、真摯に土俵を務めてきた、その結果の53敗ですよ。ちょっと負けが込むとすぐ投げ出してしまう若いモンが多い中、やはり彼は若手のお手本。人格者ですよ。こないだふらっと戻ってきて負けた玉太田、見習って土俵に上がり続けてくれんかね」
大関・玉椿関のコメント 「明烏関の記録は、将棋の加藤一二三の通算1000敗とか、野球の金田正一の通算298敗に肩を並べられるレベルの、ものすごい大記録だと思うよ。たしかに自分の記録が抜かれちまったのはくやしいけどさ。んでも、これからも身体に気をつけてさ、どんどん記録をのばしていってほしいね」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます