両力士から届いた決定戦レポートは以下のとおりです。
<毛呂乃>
仕事中に勃起とかド変態じゃないですか!
<金精山>
お疲れ様です。
残念ながら黒星。予定ギリギリまで二度寝したものの、
まらの反応はなく、無念。
今回スランプ気味だったにもかかわらず、いざ始まってみたら
絶好調だったので、非常に惜しい限り。
そもそも不戦敗だった毛呂乃関は常にまらを勃起させていることからも
まだまだ我が身の修行が足りないのは確か。
稽古に励む所存です。
審査員の判定は以下のとおり。
<玉椿理事(広報部長)の判定:毛呂乃>
毛呂乃のコメントは簡潔だね。昼寝せずに、起きたまま勃起しっぱなしで仕事。へたに昼寝なんかするより、勃起したまま接客してるほうが変態度は高い、と。立派に勃起してるし、言ってることはわかるけど、ルール上寝起きじゃないってことは大きな減点ポイントだよね。
ってことで、ふつうにやれば金精山に勝ちが転がり込んでくるはずだったんだが……、こっちは完全に気持ちで負けてるよなあ。相手が毛呂乃ってことで必要以上に萎縮しちまってるね。場所前にスランプって言ってたのが、この肝心なところで出てしまったねえ。
多少ルールからはみだしても勢いのあるほうをとるか、きっちりルールの範囲内におさまってるほうをとるか、むずかしい判断になるけどねえ……。まあ毛呂乃でいいかな? 金精山の勝ちにしたらかえって金精山に失礼かもしれん。うん、毛呂乃の勝ち。
<大黒柱理事(事業部長)の判定:毛呂乃>
決定戦の土俵に上がって敗れた横綱と、立ち続けていたがそもそも寝起きではない理事長、ですか・・・。
土俵に上がったという点で線を引けば、土俵に上がらなかった者に比べてその時点で勝っている、と見るのが妥当でしょう。しかし自身で勝敗を決めることを旨とするまらずもうにおいて、天下の横綱が潔くも負けを認めている。場所前から状態も不安視されていた中で14勝、横綱としての初優勝を決めたい気持ちも相当に強かったはずです。それでもなお、自ら負けを認めた。ルールに従っていたのは自分の方だったにもかかわらず、毛呂乃のモノを目の当たりにして、自身を「修行が足りない」とした姿勢は立派なものです。ルール上からもその姿勢からも、横綱として大いに評価できますが、横綱だからこそ、相撲を取って負けたのならそれで負け、という本人の裁定は尊重すべきでしょうな。横綱として優勝するのであれば、横綱らしく勝って優勝しないと、ということですな。横綱初優勝は次回にお預けとなりますが、完全な形での優勝を決めてくれるはずです。こういう形での横綱初優勝は、本人にとっても納得いかないでしょう。
一方の毛呂乃、これはもう、しょうがないですね。朝、仁王立ちを決めて以来、勃ち続けたまま仕事をして変態アピール。勃ってることがまるわかりな状態で接客するというのは並みの精神力ではありません。それを苦もなくやってのけ、しかも変態としての自覚を持ちその変態性を自らの悦びに昇華する。やはり手の施しようがありませんね。ルール上寝起きではない、のですが、ルール以前の、相撲の大根源、「力くらべ」という、もっとも素朴なところに立ち戻ると、あれだけのモノが、あれだけの状態になってるのを見せられると、ね。たしかに訴えるものはある。ルールに則ってない、と言われればそうなんですが、いままでの型破りでこちらも感覚が麻痺しちゃってるところもあるんだとは思いますが、でもほら、こんなに勃ってますからね・・・。うわあ・・・。
以上、毛呂乃2-0金精山 で毛呂乃の優勝となりました。