○毛呂乃(5-0)
ファイザー製ワクチンに白い浮遊物が混入していたという報道に、すぐさま毛呂乃の関与が疑われたが、案の定。コロナ禍であちこちの宗教が活発になっているが、毛呂乃教でも 「白かったら何でも」と言う通り、毛呂乃の出す白い液は何にでも効く、と信じられている。もちろん認可されず、「私のせいで、菅・・・」、菅総理が退陣に追い込まれたのは、毛呂乃製ワクチンの認可が遅れたせいだと思っているらしい。そこできょうは毛呂乃教の信者たちに、大規模接種。四尺という大規模なワクワクチンチンから、信者たちにお注射タイム。昨日クロマニヨン人に長い相撲を取らされた反動か、きょうは教団内に設けられた大規模接種会場で速射に次ぐ速射。「pet and go! でした」と、掲げたスローガンの通り、ペッティングと同時にすぐさま発射。常軌を逸したスピード処理で並み居る信者たちを次々に処理していく。「ナイナイ(ninety nine)」と呪文のように繰り返し、激しく、そして規則正しく手を動かし続ける。1分間に99射というハイペースで射出を続けあっという間に接種完了。
○金精山(5-0)
「勃起マシーンのように正確な勃起。悪夢にも関わらず、問題なし。好調なのか??」と首をかしげる。以前なら悪い夢を見ると相撲内容に影響していたものだが、夢くらいでは動揺しなくなってきた。すこしずつ人間らしさから遠ざかっていっているようにも見える。
●玉椿(3-2)
「けさは判定に迷ったよ」と玉椿。「布団の中で目が覚めたときの感覚では、勝った、と思ったんだけどね、実際に確認したらたいしたことなくてさ。おかしいなあ?」 脳内のイメージと実際の身体の動きが乖離してくるというのは、スポーツ選手として衰えの証拠であろう。老いをごまかしながら戦っていくしかない。