●玉椿（5－12）
数日前から謎の肩痛を発症している玉椿。「んー？ 左肩っていうより左腕が痛いんだよね。剣道の素振りをした筋肉痛とも違うような気がするし」と首をかしげる。「どうせ病院も混雑してるし、日常生活には困らないからしばらく放置だけどさ」 ふだんはさほど気ににならないが寝返りを打って左腕に体重がかかると痛むとのことで、睡眠にも集中できず12敗目。
ー 腕、だいじょうぶですか？
（玉椿） 「あはは、腕立て伏せとかはできないけど、体重さえかけなければべつに痛くないからね。ぜんんぜんへいき」
― それはよかった。なんか機嫌よさそうですけど、いいことありました？
（玉椿） 「きょうは給料日なんだよ、いえーい」
ー 給料？ あれ？ 玉椿関、無職なんじゃ？
（玉椿） 「3月はふつうに働いてたから、3月分の給料はふつうにでるよ。給料が激減するのは5月末に出る4月分の給料だよ」
― あ、そうか。給料は１か月後ですもんね。
（玉椿） 「だからさ、金がないとか、給料が入らないとかのひとが増えて、社会不安が表面化するのは5月末から6月以降だよ。どうなることやら」
― 玉椿関は6月以降はだいじょうぶなんですか？
（玉椿） 「物価が急上昇しなければ、3年くらいは寝てても餓死しないよ。さすがにそれくらいの預金はあるよ。まあインフレがすすんで物価はあがるだろうけどね」
ー それはよかった。
（玉椿） 「あと、五月場所がおわって6月くらいになったら働くしね。わしの餓死の心配はしなくていいよ」
― それをきいて安心しました。
