ー きょうは玉椿関にお話をききます。
(玉椿) 「あーどうも」
― 11月は夜勤の季節ですね。
(玉椿) 「ああ。おかげで寝不足だよ」
― ただ、7月も夜勤やってますけど、7月みたいな悲惨な成績にはならないですよね。11月のほうが戦いやすいんですか?
(玉椿) 「日中に寝るときに、7月は暑くて眠れんけど、11月はまあ眠りやすいからね。体力の消耗がそこまでひどくならんのだよ」
― では好成績も期待できる、と?
(玉椿) 「んー? といっても職場の休憩室ではなかなか勝てんからね。休みの日の勝率が多少ましになるって程度だよ」
― そうそう、ブログの更新はできそうですか?
(玉椿) 「まあ、どうしたって記事の質は落ちるよ。そろそろ小摩羅(元横綱・摩羅の川)あたりが理事会入りしてくれて、わしのかわりに記事書いてくれれば、だいぶらくになるんだが。小摩羅がなかなか同意してくれん」
― そりゃそうでしょ。ふつうは給料もなしにこんなめんどうな仕事しませんよ。
― 夜勤の仕事のほうは順調ですか?
(玉椿) 「ああ、あの職場は気ちがいがいっぱいいてたのしいよ。やっぱり徹夜してるとメンタルが壊れていくんだろうね。長くいるやつはたいてい発狂しかけてるからね」
― どんな気ちがいがいます?
(玉椿) 「夫婦で働きにきてるのがいるんだけど、嫁さんのほうがひどいメンヘラでさ。以前から、職場にお父さん連れてきたり、とつぜん『あのひと怖い』って号泣したり、ちょくちょく奇行はあったんだけど、このまえは包丁持ち出して夫婦げんかしてたよ」
― ほかにはどんな気ちがいが?
(玉椿) 「あー、裏紙にちんぽの絵を描いて、壁に貼ってるやつがいたわ」
― そのひと、まらずもうに勧誘してくださいよ。
(玉椿) 「だれが犯人なのかわからんのだよ。もしかしたら日勤のやつかもしれんし」
― その職場だいじょうぶですか?
(玉椿) 「んでも底辺の仕事場ってそんなもんだろ。そのうち法改正されて外国人労働者が入ってきたら、もっとカオスになるんじゃないかな」
― 気ちがいは伝染するって言いますけど、玉椿関の精神面はだいじょうぶですか?
(玉椿) 「まらずもうやってる時点で正常ではないわな」
― あはは、それもそうですね。
(玉椿) 「おう。眠いんでぼちぼち寝るわ。んじゃな」