○汚痔(12-0)
夜更かしが常となっていた横綱だが、きょうは出張のため早起き。仕切り時間の短さが懸念されたがそれも杞憂。電光石火の相撲で勝負を決め、「玉椿関と同じ5時の男になる」と一言。家満の発射相撲に続き、相手の土俵で相撲を取って圧勝してみせる、受けて立つ横綱相撲でいまだ土付かず。慌ただしく出掛けなければならないときはさっさ取ってあっさり勝つ。片付けただけという感じで印象に残らない相撲ではあったが、これは日頃の相撲がただ勝つだけでなく、常にあえて様々な探究をしていることの裏返し。この横綱の自力のほどが、かえって窺えた一番だった。
○玉椿(12-0)
けさの起床は4時37分。5時きっかりの起床とはいかなかったが、相撲内容そのものは完勝。しかし、勝つには勝ったものの「……頭が痛え。わし、季節の変わり目には必ず風邪をひくんだよ。そろそろ梅雨入りってことなのかねえ」と激しい頭痛に苦しそう。とりあえずは葛根湯をのんで風邪を抑え込んだようだが、梅雨になれば日課のジョギングもできなくなる。今場所は機械のような規則正しい生活サイクルで調子を維持していたが、ここにきて不安材料がつきつぎに噴き出してきた。残り3日、綱渡りのような戦いがつづく。
○蒼狼(5-7)
7敗まで追い込まれてようやくやる気をだしたのか、けさは気合の入った勃起を披露。「私はなんかふっかつしました。あと3かいくらい勝てます!」と元気いっぱい。ファンからは「夏休みの宿題を、8月末になってあわてて手をつけはじめる小学生みたいだ」との声も。