○摩羅の川(12-2)
昨夜は夕飯後に近所の温泉へ浸かりに行った摩羅の川。今回行ったところは温度がやや低めなので長時間入っていられる感じの温泉。ここで日頃の稽古の疲れを癒す。じっくりと温まった後にはもちろん牛乳。火照った身体に牛乳がグングンと染み込んでいく。身体全体の血行が良くなり、更には牛乳でたんぱく質を摂取。帰宅後から布団に入る前まで小太郎は臨戦態勢で気合い十分。そんな状態での土俵入りから今朝の取組。すっきりとした目覚めと同時に鋭い当たりを見せ、そこから一気に押し出しを決める相撲で12勝2敗。本人納得の取組ではあったが、汚痔が本日も勝って全勝を守ったため摩羅の川の優勝が消滅。厳しい顔をしながら支度部屋へと引き上げていった。
○汚痔(14-0)
前日の大一番に勝利をおさめ、そのまま概ね24時間寝ずでそのままバタンQ(死語)。祝勝会で飲んだビールと寝しなに更にコーヒーを飲んだことで膀胱が爆発寸前で猛烈な勃起を披露、文句無しの白星で14連勝。「疲れマラ気味だったのも良かったようです」と落ち着いた相撲で横綱初優勝に王手をかけた。
○玉椿(7-7)
スランプに悩む玉椿は、一本糞親方(元横綱・雲虎)のもとに相談に行く。引退後もまらずもう道の探求に余念のない一本糞親方、竹刀を使った突き稽古のしすぎで腰痛に苦しんだり、巨大なおいなりさんをほおばる稽古で口の中に血豆をつくったりと、満身創痍。玉椿は、親方の一途にまらずもうに取り組む姿に心を打たれ、けさは明鏡止水の心境で土俵にあがり、すっきりした気分で快勝。「結果なんか気にせず、自然にとればいいんだよ」と吹っ切れたようす。
○家満(13-1)
疲れのたまってくる終盤戦、多くの力士は体力の温存に努めるところだが大関に駆け上がらんと今が旬の新鋭に休養の文字などない。むしろ荒稽古に次ぐ荒稽古、この時期に来て何とまらを実戦投入。場所中にもかかわらず実戦を2ラウンドこなして見せる。全力でぶつかる激しい相撲に、「精魂尽き果てたかと思ったけれども、案外息子さんは元気いっぱいでムクムクと大きくなってくれました」とまらずもうでもきっちり勝ち、13勝目。大関を決定づけた。大車輪の活躍を見せ仁王立ちのまらだが、「やはり近日のはち切れんばかりの勃起に比べるとやや弱かったかなと思い、今日も卵を食べて復活しようと思います」と本人はわずかな変化も見逃さず、さらに上を目指す。まだ優勝の可能性も残す明日の一番。最高の相撲で昇進に花を添えたいところだ。
○蒼狼(9-5)
モンゴル出身だけに寒いほうが力がでるのか、今場所はやたら強い蒼狼。「私はどんどんちょうしよくなてます。ちゃんとねむるとかってますね」と自信たっぷり。あすはひさびさの2ケタ勝利をかけて土俵にあがる。