○摩羅の川(4-1)
昨夜の摩羅の川は、仕事で疲労が溜まっていたにも関わらずなかなか寝付く事ができない。隣で寝る嫁の小さなイビキを聞きながら布団の中でゴロゴロしていたが、一向に眠くならず逆に目がどんどん冴えてくる。一度仕切り直そうと思い、布団から抜け出して杏露酒のお湯割りを飲みながら本を読み、睡魔が襲ってくるのを待っていたが、それでもなかなか眠気が出ずに寝たのは結局午前5時頃。睡眠時間2時間という、完全な疲れまらで4勝目。本日の取組ではなんとか白星を拾ったものの、取組後は口数も少なくダルそうにしており、今回の睡眠時間2時間の影響は明日以降の取組にどう現れるのかが心配される。
○汚痔(5-0)
この日は早起き予定日。家族で外食して帰宅するが、帰りしなにビールを購入。寝しなにすっきり呑んで、さらに念のためコーヒーも飲んで寝る。早起き前夜に、寝付きたいのか眠気をさましたいのか、一般人にはもうわけのわからない取り合わせに見えるが、清濁併せ呑むのがこの横綱。これこそが必勝パターン。アラームに叩き起こされ、相手に合わせる形での無造作な立ち合いとなったが当然白星、だが惜しげもなく本能に従って二度寝。30分後、本能に従ってに目が覚めると先程よりも更に硬く、強く、一歩も下がらず電車道で寄り切り。しかも勝負を決めた形は得意のうつ伏せとは180度異なる仰向け。「仰向けでも問題なく白星を確認」と相撲の幅を見せつけ、土付かずで序盤戦を取り終えた。横綱としての初優勝に向け、まずは中盤の超早起きやいかに。
●玉椿(3-2)
疲労のせいか相撲ぶりにも覇気のない玉椿。「夢うつつのなかでは『勝ってるなあ』とおもったんだよ。ふだんならそのまま勝ちを決めちまうんだが、どうしても起き上がれなくて」と、ずるずると土俵を割って、これで2敗目。横綱昇進が絶望的になり、「まあしかたないさ」と言いながらも、がっくり肩を落としていた。
○家満(5-0)
心技体のとくに「心」を磨くべく、精神修養に努める家満。寝る前にムラムラムラムラ、土俵への気持ちを高め、妄想に次ぐ妄想、臨戦態勢のまらは暴発寸前。だがここであえて寸止め、スッキリさせずムラムラを抱えたまま就寝。ため込んだ思いはそのまままらに伝わり、目覚めとともに感じる固い感触。毛呂乃がかつて得意とした寸止め勃起を会得、噴火寸前のまらは鬼立ちで圧勝。だがそんな状態のため「余裕の白星」とはいかず、ため込んだモノは切羽詰まる。「勝ちとしては満足のものだが、朝からムラムラとしてしまうのが弱点か。朝からするか迷うところである」と朝から独り猛稽古の可能性を示唆していたいたが、はたして・・・。