お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 四国くるり きっぷの旅 その4

2017年06月22日 18時51分00秒 | 旅先で
雨も収まり蒸し暑い日が戻ってきました。昨夜は新幹線が停電でかなり遅れたようでほんと一週間早かったら僕も巻き込まれて帰れなかったかもしれません。さてつづき。
窪川から特急列車で1時間あまりで高知へ到着。ここの駅は新しい階上駅でバリアフリー完備で便利ですがなにか味気ないです。駅前広場もすっきりしていて南国の陽光が降り注いでいます。なにしろお天気に恵まれた。



駅前ホテルに荷物を置いて(高知パシフィックホテルです)お昼ごはんに出かけます。高知はさすが県庁所在地だけあってホテルも松クラスから梅クラス以下まで豊富ですが翌日の出発が早い予定なので駅近で捜しました。ちょうど全館リニューアル記念で宿泊だけで¥5600がありしかもここもじゃらんのポイント2600を使ったので¥3000で泊まれます。荷物を置いてお昼ご飯は中華で捜します。こういう時にスマホを使うのが世の常識?ですがまだ慣れないので足で捜します。ところが駅前には食堂があまりなくてぶらぶら歩いていたら「はりまや橋」まで来てしまいます。アケード街をあてもなく歩きますが全然中華料理のお店がありません。真昼間の歓楽街に紛れ込みました。やれやれ。もうどこでもいいやと細い角を曲がったらありました。





いい感じの中華料理店です。ランチもあります。迷わず入店。午後1時過ぎの店内は年配のひとり客や家族連れなどで静かな雰囲気です。そして「オモテの看板の週替わりランチ下さい。」とオーダーします。



¥1080で この内容に大満足です。ここは餃子も美味しいらしく廻りで結構オーダー率が高いです。このあと僕は目的があるのでビールも我慢します。そして駅前にもどり



土佐電(土佐電鉄)の一日乗車券¥1000でいざ市内電車巡りに出ます。カメラ片手に駅前から桟橋線に乗り、途中駅で路面電車の撮影をします。はりまや橋を中心にして伊野線、ごめん線、桟橋線と十字に走っています。でもせっかく来たから「高知城前」で降りて高知城に向かいます。宇和島もそうでしたが高知城も街の真ん中にある小高い丘の上に作られています。



結構階段を登ります。宇和島では見かけませんでしたが高知城はさすがに外国人もかなりいます。



雨が多いこの地方独特の大雨の際の雨水を逃がす工夫が石垣に見られます。



ここの天守閣も現存12城のひとつで重要文化財です。小さな天守ですが急な階段を登ると





市内が一望です。昔の殿様はよく考えて城を作ってますね。でも時間がないので観光もそこそこに土佐電に戻ります。何度か乗り換えて西の端にある伊野近くまで行きます。はりまや橋周辺はどんどん電車がやってきますがローカルな周辺部はなかなか次の電車が来ません。朝倉駅前で折り返し今度は東の終点の後免町に向かいます。



路面電車ですが終点に近い辺りは専用軌道になり、結構スピードを出します。終点まで乗ると45分くらいかかります。結構な乗りごたえ。



段々夕暮れてきた。再びはりまや橋へ戻ります。乗ってきた電車でまた戻るので運転者さんもちょっと首を傾げています。物好きにもほどがあります。そしてはりまや橋に戻ってきたらもう7時です。いざ。



高知ではここです。「葉牡丹」昼からやってる居酒屋です。こんな店にこんないい時間に来るのはちょっとどうかと思いますが電車も乗らないといけないので仕方ないです。外の雰囲気からしてやはりお店は超満員そうです。がらがら「こんばんは、ひとりです」「あーっ、ここのカウンターの角が一つだけ空いてるわ」なんと半人分くらいの隙間に入れてもらいます。ビールのジョッキを置いたら何も置けない位ですが席にありつけてよかった。そしておもむろに「カツオたたき」¥952「串フライ盛り合わせ」なんと¥266ですよ!煮込みトーフ」は¥123!京都の「たつみ」以上だ!でもカウンターの店員の皆さんはボタンダウンの半そでシャツでキリリとしていて「高知」最高です。〆に「土佐巻き」(カツオのたたきの巻きずし)をオーダーして大満足で宿に戻ります。つづく。