お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

「千枚漬」

2006年02月03日 16時54分26秒 | 京都で食べること飲むこと
昔から節分の頃が寒いと言われますが、今日2月3日は、やはり結構寒い日になりました。表を行く人がまばらでいつものように?我が「かふぇ布屋」は14時以後お客様が・・・ありません。寒いと近所の方々が全然来られないのが原因です。自転車で通り過ぎる人も殆ど見かけません。さて冬場のお漬物のお話し。布屋で今、朝ごはんにお出ししているお漬物のうちのひとつが自家製千枚漬です。これは僕の母親が趣味で、賀茂のおばちゃん(毎週水 金に軽トラで上賀茂から自分の畑で採れた野菜を売りに来るおばちゃんのこと)から買う「蕪」を薄く切り昆布と塩で漬け込んだ品です。時折お客様から「これどこで買えますか?」と尋ねられますが、「これは、うちのんやし買えませんねん」と答えるほど上手に漬けています。一番近い味が、四条西木屋町下がったところにある「村上重本店」です。というか、もう何十年もここの千枚漬を食べているので、ここの味に近づけているほうが正しいのかな。昔から我が家の冬の贈答品が、ここの千枚漬です。市内には「D」さんや「N」さんとか超有名店から小さな店までいっぱいありますが、変に甘い千枚漬ではなく、自然の味に一番近い「村上重」を、お奨めします。何処にも店を出していないので、わざわざ足を運ばないといけませんが、他の浅漬けや柴漬けも美味しいので、河原町に行く時は立ち寄ります。そして村上重の左側の路地奥直ぐにあるお豆腐屋さん「近喜」のおぼろ豆腐もやはりお奨めです。ここは又機会があればご紹介します。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ああ、やはり! (ミラ)
2006-02-09 11:01:07
この世代の散歩の達人と言えば、植草甚一ですよね。

ランチョンは健在ですよ。私はランチョンに行くと、「昼ビール」をいってしまいます。

池波正太郎がお好きなら、銀座も行かれましたね。B級グルメのミシュランは『銀座日記』ですから!など言ってると、煉瓦亭のカツレツが食べたくなってきます。

いろいろ思い出してきちゃいました。

ならば(この接続詞はおかしいですが)ナット・ヘントフの『ジャズカントリー』なども、愛読されたのでしょうね。
返信する
きゃんどるのこと (布屋)
2006-02-07 17:23:25
「きゃんどる」はJJおじさん(植草甚一)、松栄亭は、池波正太郎の影響です。夏の頃のきゃんどるは、たしか団扇がおいてあったと思います。冷房なんてなかった記憶があります。あと駿河台下の「ランチョン」でビールを飲んだり、水道橋方面の「李白」でコーヒーを飲んだりしていました。たまに東京に寄った時の、30年くらい前のことです。
返信する
東京ではDさんかNさん… (ミラ)
2006-02-06 18:04:28
千枚漬けは大好物ですが、京都で買う場合は帰りがけのJR伊勢丹で、東京で買う場合は新宿伊勢丹で、大抵「D」さんとこの千枚漬けになります。

小田急には「N」さんがいらっしゃいます…。

探せるかな…ここ…。



ところで、神保町の『きゃんどる』は健在ですよ。ただ、再開発ビル(すずらん通りの裏手、小学館の前あたりに、ドデン!とそびえ立つビルです)の一階に入っているので、前の雰囲気はありません。椅子やテーブルなどは、昔のものを使っているけど。

西洋料理の松栄亭も、建物はすっかり新しくなりました。

でも、中のおばちゃんたちとメニューは、昔のまんまのようです。

こんなところ、よくご存知でしたね!
返信する
Unknown (おやじ)
2006-02-03 17:42:40
村上重やなしに 母上のが食いたい
返信する

コメントを投稿