お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

自転車で秋の一日を

2011年10月12日 18時43分21秒 | 京都観光
10月の連休はとても爽やかなお天気に恵まれました。おひるごはんを止めてからは民宿業一本の布屋はお休みがありません。宿泊予約が無い日がお休みです。ところが連休最終日の10月10日にあった宿泊予約が2件ともキャンセルになってしまい急遽お休みができました。なんとラッキー?!。(お休みといえど前夜のお客様の朝ごはんをお出しして、お見送りをし、清掃作業に取り掛かれるところまで仕事をするとお昼近いです。いわゆる半ドンです)あまりのお天気なのでとりあえず上賀茂神社で「やきもち」でも食べようということで出かけます。途中上賀茂神社にほど近い「高麗美術館」に立ち寄ります。(月曜休みが長かったので美術館にはなかなか行けませんでした。)静かな住宅街の中に韓国風の塀に囲まれた小さな美術館です。

丁度催事で「刺繍ポジャギとチョガッポ展」(女性たちの糸と針の造形)をやっており手仕事の細かさに感心しました。

館内は李朝の器や家具が展示されていて静かなひと時を過ごせます。休日なので人はいますが平日はほんと静かそうです。そして御薗橋を渡ると上賀茂神社です。早速門前の「神馬堂」へ。

ところがもうおばちゃんが掃除をしています。聞けば売り切れだって。まだお昼の12時過ぎですよ!上賀茂神社のやきもち目当ての方は午前中に行くべしです。気を取り直してお昼を考えます。久しぶりに京大近くの「ぎょうざの白水」に向かうことに決定。自転車の機動力で30分くらいで農学部にちかい白水へ。心配だったのは店のおじさんが病気がちでまだやってるかでした。お店に近づくと赤いのれんが出ていて一安心です。

心配無用でおじさんは元気に鍋を振っていました。しばし行列に加わります。厨房を取り囲むようにカウンター席が12席くらいの小さな店です。定食は番号で注文します。「8番とぎょうざ」という風に。一番高い骨付きから揚げ定食で¥890.しかしここのぎょうざは京都で一番ではないかと思います。難点は飲み物がないことと(持ち込み可と書いてますが)おじさんが病気になってからは夜はやってないことです。カウンターの常連?さんにおじさんが「久しぶりやな。先週来てへんかったな」と元気よく会話しています。そんな店内でアツアツのぎょうざと定食でお腹がいっぱいです。あまりの眠たさに鴨川へ。うちの奥さんが「ホホエミ」でパンを買ってる間に

僕はさっそくベンチでお昼寝です。
休日の鴨川は散歩する人、自転車の人、河原の亀石で子供を遊ばすお父さん、トランペットの練習の人(昼寝の人にはちょっと迷惑)と思い思いの休日です。たまには僕たちも普通の人たちの休日を感じます。ひと寝入りしたので珈琲でもと「スマート珈琲」に行くとなんと行列ができてます。それじゃあと「イノダ本店」に行くと、ここも行列です。「うーんやっぱり平日休みがいいや」と家路につきます。