JR西日本のチラシに「秋の関西1デーパス」なるものを発見。関西地域の普通列車と南海高野線の一部と近江鉄道フリーがついて¥2900.特急料金も支払えば乗車可能とのことで、先日電車男は朝から晩まで電車に乗ってきました。一番の目的は山陰を走る気動車特急の「はまかぜ」が11月7日から新型に替るのでその乗り納めです。以前餘部鉄橋で撮影したことがある「はまかぜ」は国鉄時代最後の「181系」を使った列車で、その走行音が学生時代に北海道でよく乗っていた「おおぞら」「おおとり」に似通っています。大阪駅9時36分発の1D「はまかぜ1号」をホームで撮影しようと思っていたら、案の定同じ思いのレールファンが何処からとも無く集まってきます。最終日までまだ2週間ばかりあるのでゆったり撮影が出来ます。自由席もガラガラなので発車のベルと共に乗り込みます。懐かしい国鉄時代そのままの車内と走行時の独特のジーゼルエンジンの音に感無量です。学生時代に何度も日本海縦貫の「白鳥」と青函連絡船と函館からの「おおとり」で北海道に渡っていた頃を思い出します。終点まで乗りたいがこの切符は姫路までしか乗れません。姫路で「はまかぜ」を見送ってから新快速で大阪まで戻り、環状線で新今宮へ。ここから南海高野線で橋本へ向かいます。途中河内長野で乗り換え。初めて乗った南海高野線はこの先山岳線さながらのトンネル続きでちょっと驚きます。橋本からJRで王寺へ。王寺から加茂へ。ここからローカルな関西本線を柘植へ。ここまできたら日没。柘植から貴生川へ。そして近江鉄道に乗って八日市経由で近江八幡へ。ふーーつ。こんなに電車に乗り続けるのは久しぶりです。近江八幡から普通で京都に戻ったのは午後9時近く。12時間以上電車に乗り続けるのも大変です。これは勝手に行って来てと言われるはず。でも今回は思い出の気動車特急にも乗れたし、南海にも乗れたし、加茂からのローカル線も味わえたので大変満足して駅の駐輪場に留めておいた自転車で帰ります。凄く経済的な電車男でした。