お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

奈良を歩く「長谷寺」篇

2008年05月09日 17時33分40秒 | 旅先で
腰痛の先生が適度な運動が必要とおっしゃるので先日牡丹で有名な長谷寺へ出掛けてきました。GW前の静かな平日とあって近鉄電車はのんびりと大和八木に向かいます。ここで乗り換え目指す長谷寺で降り立つともうお昼の時間。この駅は山の中腹にあり、いったん門前の街道まで降り、またお寺の回廊を登るというコースを辿ります。あまり飲食店がないようなので門前の街道の始めの所にある古い造り酒屋をそのまま使っているお店でお昼ご飯にします。限られたメニューのうち「にゅうめんと柿の葉寿司2ヶ」¥1000をいただきます。まあ1シーズンで1年中の稼ぎをするんでしょうが、ちょっといい値段です。平日と言うのに次から次からお客さんでフル回転。しかしGW中のこのお店はどうなるのかちょっと見てみたいくらいです。あまり空腹が満たされぬまま、長谷寺へ。このお寺はいいです。丁度牡丹が回廊沿いに咲き、老若男女が牡丹を愛でつつ本堂に向かいます。御本尊十一面観世音菩薩に圧倒されます。正午の寺の僧侶による「般若心経」がリズミカルな太鼓の音とともに境内に響きます。牡丹で有名ですがもみじや桜も随所に植えられ、たくさんのお参りの人でも混雑することも無く広い境内にはあちこちベンチがあり、京都のお寺にはないおおらかさで人々を包みます。腰痛の軽い散策には丁度よかったです。つづく。