お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

祇園祭 その4

2007年07月29日 21時07分27秒 | 京都で食べること飲むこと
何年ぶりかで見る祇園祭巡行は思いのほか時間が経ってしまい、気になるお店のランチタイムは全て終了している時間になりました。こういったとき我々の間で険悪な雰囲気になります。目的がある時は、あのお店、このお店と決めているうちの奥さんは、こういう時「どこにするの?」と攻めてきます。空腹も重なり二人とも不機嫌ななか、ふと思いついたのが「晦庵河道屋」。キョースマという雑誌の今月号に誰かの推薦で「みぞれそば」なるモノがあったのを思い出しました。蕎麦屋は昼も閉めないのでこの案にうちの奥さんも賛成してくれて一件落着。麩屋町三条のお店に向かいます。この時間の蕎麦屋は人も少なくいい雰囲気で、奥のお庭が見える部屋に通されます。うーん渋い。ものすごく分厚い昔のクーラーがついていますが、窓は開放されていて自然な風が抜ける中、まづビール。そして写真の「みぞれそば」。名前からして夏らしい。茶そばの上にたっぷりの大根おろしと鶏の山椒焼き。冷たいビールが又美味。ここの蕎麦は、何処そこの十割蕎麦とか言われる方には向きませんが、このひなびた雰囲気でいただく「みぞれそば」は大変結構でした。そして今日の第二の目的がこの後、待っています。