警察から葉書が来た。私の点数が累積で4点になったとの報せだ。あと少しで免停である。これは由々しき事態だ。
ここ20年以上、ゴールド免許であったが、それももうお終いだ。免停なんて、大学生の時に数回やらかしているが、社会人になってからは、とんと無縁であった。
正直言えば、私は道路交通法にあまり従順ではない。制限速度なんてクソ喰らえぐらいにしか思っていない。あんなもの守っていたら、危なくて仕方ないとさえ思っている。
例えば片側一車線の国道があったとしよう。一方は見通しのよい平地を真直ぐに走っている。このような道ならば制限速度の50キロを上回るスピードで走っても、安全上問題はなく、事実パトカーを初めとして大半の車が60~70キロ前後で走っている。
余談だが、制限速度プラス10キロ前後なら経験的にまず捕まることはない。そのくらいのスピードのほうが、交通の流れが円滑だし、むしろ制限速度を無理に維持して流れを損なうことのほうが弊害が大きい。
しかし、同じ片側一車線の国道でも、樹木や建物が多くて見通しが悪い道ならば、むしろ制限速度以下に落として、慎重に走る。子供が飛び出すこともあるし、自転車が並走していることもある。即座にブレーキをかけて止められる速さでなければ、とても安全には走れない。
安全とは、法律を頑なに守ることではなく、自分の判断で確保すべきことだと信じている。まして現行の道路交通法は、自動車の進化などまるで無視して造られた化石的存在でさえある。実情に合わないこと、甚だしいと私は思う。
だから、自分の安全のため、自分で考えて車を運転してきた。おかげで免許を取って以来、大きな事故とは無縁であった。ただ、スピード違反と駐車違反だけは、何度もやらかしている。
今回の4点のうち、2点は沖縄でのスピード違反だ。これは致し方ないが、問題は残り2点だ。一つはこのブログでも書いたシートベルト未着用であり、もう一つはたまたま運転中に携帯電話に着信があり、無意識に手に取ったところを、巡回中のパトカーに咎められたことによる。
二つとも横浜でのAPECの開催中で、やたらめったらと警官が首都圏をうろついていた時の出来事だった。マッモフ奴ら、よっぽど退屈していたのだと思うゾ。
よもや、こんなクダラナイ違反でリーチがかかるとは思わなかった。今年は交通違反の当たり年であったようだ。もう残すこと2週間をきったが、こんな間抜けな違反で二度と捕まってたまるかと決意している。街でマッモゥかけると、条件反射的にガルル~と唸りたくなるぞ。
まァ、来年11月まで無違反ならば消えるはずなので、心を平静にして大人しい運転を心がけようと思う。