ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

怪盗グルーのミニオン大脱走

2017-07-31 12:30:00 | 映画
バナナから進化したのがミニオンだ!

っと、私は信じていたが、どうも違うらしい。怪盗グルーの手下として活躍していたミニオンたちだが、肝心のグルーが怪盗をやめてしまったことに不満を募らせて家出し、あとは自然な流れで警察に追われて捕縛されて、刑務所に収監される。

さぁ、後はミニオンたちの大脱走だ!

そんなイメージで映画館に入ったのだが、どうも印象が違う。やはり主役は、怪盗から捜査官に転向したグルーであり、今回はその生き別れの弟の登場により、物語は展開されていく。

まぁ、それはいいのだけど、正直ミニオンたちの立ち位置が分からない。いや、面白いのですよ、ミニオンたちの振る舞いは。ただ、そのミニオンたちと、グルーを無理に絡ませている観があって、どうにも違和感が禁じ得ない。

グルーを怪盗から転じたいのならば、ミニオンたちとは別れるべきだ。

そう思っていたら、最後に思わぬ展開が・・・もしかしたら、次回作からタイトル変わるかも?多分、そのほうが楽しいと思いますよ。本音を言わせてもらえば、私はグルー抜きのミニオンたちだけの映画のほうが楽しめると思います。

暑い夏から逃れて、映画館でミニオンたちの暴走ぶりに笑う時間もイイもんですよ。

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黙って食べよう

2017-07-28 12:18:00 | 健康・病気・薬・食事
時として黙っていたほうがイイことは確かにある。だから、どこぞの戯言だと思って読み流して欲しい。

焼肉が好きかと問われて、否定する人は少ないと思う。実際、人類は火の使用を覚えて、肉を焼いて食べることで、その食生活を飛躍的に豊かにした。

人間の歯や胃袋は、生の肉を食べるのに適していない。だが、火を通すことで、良質なたんぱく質を大量に採ることが可能になった。焼肉が好まれるのも当然だと思う。

ただ、日本では一般的に焼肉といえば、薄く切った肉を焼いて韓国風の甘辛いタレにつけて食べることが多いと思う。いわゆるプルコギというスタイルなのだが、実はこの食べ方は、肉の事。を味わう最良の方法ではない。

そう、言われた時、私は思わず憮然としてしまった。だって、あんなに美味しいではないか!

だが、論より証拠と云われて、ある方に連れて行ってもらったのが、某焼肉チェーン店。安さが魅力の大衆店ではあるが、正直出される肉の質は、良く言って値段相応で、私は美味しい店だとは考えてなかった。

ところが、その方が焼いてくれた焼肉は、ちょっとビックリする位美味しかった。もちろんプロの料理人だから当然なのだろうが、まさか焼き加減でこれほど味に差が出るとは思わなかった。

ちなみに頼んだお肉は、どれも一皿500円前後の安い物ばかり。それなのに、その方が焼いてくれると、まるでA4クラスの肉の事。が感じ取れる。驚く私にその方が教えてくれたのが、肉を焼く技術の難しさであった。

その方に言わせると、そもそも素人に肉を焼かせること自体が間違いで、本当に美味しい焼肉を出そうと思うならば、料理人が自ら焼くべきだとのこと。

更に付け加えるのならば、肉を美味しく食べるのならば、可能な限り大きく分厚い肉を丁寧に焼くのが一番だそうだ。しかし、大きく分厚い肉を上手く焼くのは難しい。そこで韓国式の焼肉は、素人でも焼きやすいように、意図して薄く肉を切っているらしい。

朝鮮半島では、牛や豚を長年食べており、普通の家庭でも肉を美味しく焼く知識が普及していたそうだ。日本では食中毒を出してしまった生レバーだって、コリアの人々はその扱い方を熟知しており、食中毒なんて出さない。

ちなみに、ヨーロッパでも中東でも、肉を客に焼かせるようなスタイル(BBQは別)は取らず、専門の料理人が焼いて、客に供するのが普通であるそうだ。また、その肉は分厚く、大きく切り分けて、強い火力で焼き上げるスタイルが多いそうだ。

表面は焦げていて、切り分けると芯まで火が十分通っているのが普通で、レアと云えども熱を十分通したものが本物のレア。その方に言わせると、日本人のいうレアは、多くの場合ただの半焼けに過ぎないことが多いとのこと。

日本人がレアを好むのは、鮮度を重んじるからで、どちらかといえば異端な考えらしい。実際問題、日本人が長年食べてきた魚には、肉の熟成という概念はない。魚の肉と哺乳類の肉では質が違うのだから当然であろう。

また日本でも、ステーキハウスなどは、料理人が自ら焼いてくれる。ステーキ用の肉は、素人が焼くには難しく、その道の専門家が焼くのがベストであるそうだ。

私はその方のお店で、焼肉の美味しさを教わったと思っている。残念ながら家庭の事情で店は閉店し、その方は九州の郷里に戻られてしまった。あれから十数年経つが、今でもあの方の焼いてくれた肉の美味しさは忘れがたい。

仕事でも、プライベートでも焼肉に行くことは少なくない。でも、私はたいがい黙っている。余計なうんちくで場を白けさすよりも、楽しく食事するほうが大切だと考えるからだ。

でも、たまに一人で焼肉屋に行くことがあると、焼き加減に細心の注意を払いながら焼いている。でも、あの時の味は再現できていない。肉の厚さ、質、部位、少し違うだけで焼き加減も違うらしいのだ。

どこかに、焼き方を教えてくれるお店、ないかなぁ?

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二重国籍問題と国政

2017-07-27 12:47:00 | 社会・政治・一般
改めて書くことでもないが、私は民進党は支持していない。

旧・民主党政権の失敗と、その後の反省のなさに吐き気を感じるくらいに嫌いでもある。

そんな私でも首を捻らざるを得ないのが、現・党首である蓮舫に対するバッシングである。まず、日本の国籍法は、二重国籍を認めていない。だが、政治家が二重国籍であることを禁止する規定もない。

そもそも、日本の法律は、国際化とか外国人が日本で定住することを前提にしていない。部分的には対応している部分があるが、ちぐはぐであり、一貫性にも乏しい。

当たり前である。日本の政治において、外国人が本格的に政治参加することが前向きに議論されたことはない。あくまで一部の役所内部での議論はあるが、公開された政治の場において、二重国籍問題が本格的に議論の対象としてこなかった。

それどころか、外国人排斥の方が議論になる始末である。まぁ、一つの民族が長きにわたり支配してきた地に、異国の住民が増えれば、当然のように反発と排斥が起こることは普通である。これが現実である。

だが、高齢化と少子化が進む日本では、今後社会を維持するために外国人を活用せざるを得ないのが現実であり、既に現在進行形でもある。外国人労働者の流入反対を訴える人は少なくない。

それは必然的な声であり、既に発生しているトラブルを思えば、心情的に理解できる。実際に外国人が多く流入し定住化している群馬県大泉市や、静岡県の磐田市などでは、無視できぬ問題として十数年前から多くのトラブルが生じている。

地域住民だけでは解決できず、小さな役場から市役所まで巻き込んで、如何に受け入れ、如何に対処するかが試行錯誤されている。生活習慣、労働慣行、宗教上の制約など、外国人が日本社会に持ち込むトラブルは既に各地で問題となっている。

しかしながら、それでも今後日本に定住する外国人は増える。まず、純粋な日本人が減少している事実があり、労働力不足は今既に起きている課題である。ロボット導入などを主張する声はあるが、全ての労働をロボットで代替するのは非現実的である。

また単純に外国から日本へ移住するのではなく、国際結婚などを通じて家族単位で外国人が増えている。大人はともかく、子供たちは日本語ペラペラであり、教育環境如何によっては読み書きも日本人並である。

外国人労働者反対論者も増えるだろうが、現実的に受け入れてしまうほうが多いと思う。そして当然ながらトラブルも増える。はっきり言って、日本の行政及び司法は、外国人に十分対応できたものではない。

そこで政治の出番となる。政治的主張をする外国人は今後、今まで以上に増えるはずだ。この事態にどう対応しなければならないのか。

まず一番ダメなのは禁止してしまうことだ。これをやると、問題解決にはならず、事態を複雑化させる。地下に潜っての政治的な動きが増え、贈賄汚職が横行する。暴力的な動きも増える。

公的な組織を信用できなくなった外国人が、自らの権利を守るための自治組織を地下に造り、密かに活動を始めてしまうことが目に見えている。この場合、その活動は暴力や非合法なものになりがちなのは歴史が証明している。

だからこそ、彼ら日本に定住している外国人の政治的主張を公的に取り上げる仕組みが必要になる。表で堂々と主張させることで、犯罪の防止、社会不安の鎮静化が可能となる。

実際問題、外国人が多く住む町では、役所などが自主的に先行して始めている。自治会活動やボランティア活動への参加を促し、フリースクール、盆踊りなど町祭りでの交流を増やし、地域社会の安定化を図ろうと試行錯誤を重ねている。

住民の暮らしの直結している地方自治では、既に外国人問題への現実的対応を進めざる得ないのだ。ところが、国政がこの状況に手をこまねいている。

冒頭の蓮舫議員の二重国籍問題でも、法務省の対応は鈍く、国会でも正面から問題視を避けている。

私は蓮舫議員を支持する気はまったくないが、台湾と日本の橋渡し役として彼女のような存在は必要だと思っている。二重国籍でも、日本の国政で堂々と意見を述べる政治家がいることは、日本に定住している外国人にとっては、未来に希望を持たせる点も無視できない。

二重国籍が問題だと言うのならば、それを国会なり委員会なりで堂々議論して欲しい。禁止している国もあるが、一定の条件の元で認めている国も多い。日本の国情に合った新しい要件なり、規制なりを設けて議論が必要だと思う。

私は民進党は支持しないし、蓮舫議員も支持してはいない。それでも、今回の二重国籍問題の取り上げ方には疑問を呈さざるを得ません。
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カーズ・クロスロード

2017-07-26 12:51:00 | 映画
いつかは引退しなくてはならない。

それは分かっているが、その覚悟と準備が十分出来ている人は稀だと思う。サラリーマンならば退職年齢が分かるし、その後のことも比較的分かり易いはずだ。

私の同期の友人たちが、そろそろ分かる時期に来ている。役員への昇格を密かに期待するものもいれば、なんとか子会社への出向をキープできないかを悩む奴もいる。

いずれにせよ、組織の中で生きてきた人たちなので、自分の意思が必ずしも通るとは限らない。それは、組織の一員として仕方ないことではあるが、半ば強制的に仕事の終わりを決められることは、ある意味楽かもしれない。

自営業である私の場合、仕事を終える決断は、基本的に自分で決めねばならない。もちろん、事故や急病による強制的な終わりもあるかもしれない。自分の替わりを果たせる人材がいないので、その場合はそこでお終いだ。

だが、一番難しいのは、自分の引退を自分で決断しなければいけないことではないかと考えている。おそらく、その時期は時代の変化についていけなくなったと自覚するときではないかと思う。

税法という奴は、毎年こまごまと改正がある。小さい改正が大半で、新しく創設されるような改正は少ない。日ごろ、法令を読む習慣があれば、ある程度は対応できる。

ただ、以前は自ら赤いボールペンで線を引き、ラインマーカーで条文をピックアップしていたのだが、ここ数年は研修会での耳学問が増えている。講師の話を聴くだけなのだが、自分で読むよりも理解は早い。

正直、楽をしていると云うか、手抜きの印象もあるのだが、多忙な毎日の中で自ら税法書を紐解くよりも簡単なので、ついつい研修会を多用してしまう。だからこそ危機感もある。

以前は法人会などで、改正税法の講師などをやっていた頃は、それほど危機感はなかった。しかし、税理士会の幹部職についてからは、お役御免となっていた。これがイケなかった気がする。

幸い、経理部長の座は退いたので、少しは自分の時間がとれそうだ。まだまだ引退するには早すぎる。自分で勉強できなくなり、税務の変化についていけなくなった時が引退の時期だと思う。だから、今年後半は自ら研鑽に励まねばならないと自覚している。

実はもう一つ引退のパターンがある。それは後継者が一人前になってくれた時だ。私がこのパターンで独立しているが、あの頃より経営的に余力がなくなっている。だから、後継者を育成する余裕がない。

このまま、経営的に伸びなければ、後継者を育てることは適わないかもしれない。そんなことにならないよう、事務所を少し大きくしたいと密かに願っているが、このデフレの時期には難しい。

そうなると、最初のパターンでの引退かもしれない。まだ時間はあるので、焦らずやっていこうと思う。

ところで表題の映画の主人公にも、引退の時期が迫ってきたようだ。彼がその危機をどう迎え、どうやって対処したのか。

子供向けのアニメ映画ではあるが、私はけっこう真剣に考え込んでしまいましたよ。ピンチをチャンスに変えるなんて理想に過ぎると思うけど、出来たらいいなぁと考えてしまう弱気な自分が、ちょっと嫌でした。

まぁ、映画自体は楽しかったのですがね。

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安倍政権の低迷

2017-07-25 12:51:00 | 社会・政治・一般
東京都議会選挙に続き、仙台市長選挙でも非自民系の勝利となった。

もっとも、一部のマスコミの思惑とは異なり、この仙台での選挙は、地元マスコミのアナウンサーという知名度を活かした郡女史の勝利であり、民進、共産はそれに便乗しただけだ。別に有権者は、民進、共産党を支持している訳ではない。

しかしながら、安倍・長期政権に対する不満の吐き口になった面は、無視するべきではないと思う。

率直に言って、アベノミクスは尻切れトンボというか、もはや効力を失している。たしかに株価は上がったし、不動産相場も上がった。しかし、好景気感に乏しいカタログ景気である。ショーウィンドウ景気だといってもいい。

これは、安倍内閣の失政だと私は思う。いくら口先で実質賃金の上昇を訴えても、無い袖は振れないのが市井の本音である。空振りに終わったプレミアム・フライデーもそうなのだが、ここ最近の景気対策はどれも効果に乏しい。

外交や憲法改正に力を入れる安倍首相の意向は分かるが、日本国民の生活に直結しない政策ばかり進めるから、国民から反発を受けるのだと思う。

野党も野党だ。森友問題や加計問題が安倍首相の失点だと思い込み、そればかり追求している愚かさにはウンザリする。安倍内閣の3年間を冷静に検討すれば、デフレからの脱却など、明らかに失敗に終わったものが少なくない。

それも、国民生活に直結するような失政なのだが、何故だか野党はそこを突かず、バカげた問題ばかり追求している。断言しますが、今の野党には政権は任せられない。

にもかかわらず、安倍政権に逆風が吹いているのはなぜか。

それが分からないようでは、国民はますます反安倍、反自公的な投票行動をとらざるを得ない。あの悪夢の民主党政権3年間を変えた安倍政権の功績は認めますが、国内の景気対策を怠る現状が続けば、次の国政選挙で自公が過半を握ることは難しいと思います。

それにしても、現在休日を増やすことを考えているようですが、プレミアム・フライデーが何故失敗したのか。それが分からない、分かろうとしないから、同じ過ちを繰り返す。

休日を増やせば消費が増えて、景気が良くなるというは、単なる思い込みであり、中途半端な政策で国民生活を惑わすのは止めて欲しいと思います。
コメント (2)
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