鼻血

鼻血が止まらない。

先月の後半ぐらいから、風邪をひきっぱなしであった。風邪といっても、たいして熱も出ず、鼻水が少々、少し身体が気だるいだけの半端なものであった。

だから、仕事も休まず、特に医者に行くでもなく、いつのどおりにしていたが、月末に本性を現した。３８度を越す熱が出て、頭フラフラ、咳は止まらず、鼻水出っ放し。

慌てて月末の金曜日に医者に行き、薬を処方してもらった。母への見舞いは中止（感染したら拙い）し、土曜日の忘年会は一次会で早引けし、日曜日は仕事も行かず、一日中寝て過ごした。

おかげで、月末までに仕事をすべて無事終えたが、風邪のほうが完治しない。１２月に入っても、まだ鼻がグズグズしている有様だ。

そのせいで、ティッシュペーパーを大量に消費するのは仕方ないが、ついに鼻血まで出る始末だ。つまり鼻をかみすぎたわけだ。

まァ、これは普通の人ならないと思う。私の場合、２０代で大量に服用した薬の副作用で、毛細血管がもろくなっている。つまり出血しやすい。主治医の説明では、歳月が経てば多少は改善するだろうが、元に戻ることはないそうだ。

おかげで、ここ数日、毎朝鼻血を出している。顔を洗い、髭を剃り、鼻をかんだ途端に鼻血が出る。おかげで、毎日少々遅刻している。鼻血が原因で遅刻するのも妙なものだが、血がとまるまではワイシャツも着れないのだから仕方ない。

たかが鼻血、されど鼻血である。あァ、困ったもんだ。