ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ワサビ漬け

2022-11-30 11:24:57 | 健康・病気・薬・食事
私は甘党だ。

でも辛い物を否定している訳ではない。実際、刺身や握り寿司にワサビは欠かせないし、ペペロンチーノに鷹の爪は欠かせない。キムチは焼肉のお供であり、牛でも豚でも合うと思っている。

そんな私がちょっと困ってしまうのがワサビ漬けである。

居酒屋などで出されるタコワサならば食べられる。しかし、ワサビ漬けそのままでは、ご飯に乗っけてもあまり美味しいとは思えない。でも好きな人、けっこう多いし、なにより頂きもので割とお値段高めのワサビツケだと捨てるのも気が引ける。

そんな私が最近、ちょっと気にっているのがワサビ漬けのタルタルソース。作り方は簡単で、ゆで卵をこまかくほぐして、マヨネーズとワサビ漬けを和えるだけ。

最初はおっかなびっくり、パンに乗せてトースターで焼いてみたりしたら結構いける。ただ、ワサビ漬けの量が多過ぎると、私には合わない。あくまで隠し味としてタルタルソースを引き締めることに重点を置いている。

ネットで探すと、まだまだアレンジ料理があるようだ。でも、アレンジ料理って一種のギャンブルで、食べてみなければ分からない。でも食材を無駄にするのも嫌なので、あれこれと工夫して試している。

ちなみに上記のワサビ漬けのタルタルソースですけど、マヨネーズはカロリーハーフではなく、普通のやつが合うように思います。とっても微妙な差だとも思いますけど、なによりも自身の味覚を信じて食べるのが一番ですよ。
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序盤のカタール大会

2022-11-29 10:59:23 | スポーツ
カタールで開催されたワールドカップ。

日本では深夜に放送される関係で、けっこう視聴者は多い様子。なによりも日本代表の予想以上の活躍が、代表人気に再び火を付けた。

辛口の私でも、やはり日本代表の活躍は嬉しい。同時に少し安堵している。移り気な日本のサッカーファンは、勝たないとすぐに離れてしまう。長期的な視点でみれば、やはり日本はまだまだ発展途上。

世界中を沸かしたドイツ戦の勝利も、事前に相当な研究を重ねた上のことだと思う。実際、地力ではドイツのほうが上なのは、前半戦を思い出せば分ると思う。もし前半中にドイツに二点目が入っていたら、いくら後半戦術を変えても勝利は厳しかったと思う。

とはいえドイツの低調を考えても、日本の頑張りは嬉しい。これはマジで嬉しい。ただ昔のドイツのえげつないほどの強さを知っている私からすると、ちょっと寂しい。

あの鉄壁の守備はどこいった。たとえボールがなくても、相手チームの選手を膝や肘を巧みに使ってグリグリと押し当ててペナルティエリアの外に追いやってしまう。頑丈な体躯を利して相手チームのFW選手を挟み込み、動きを自由にさせず、さりとて反則は取られない巧妙さ。

西ドイツ時代から鉄壁のディフェンスを誇ったはずが、現在のチームは並のディフェンスになってしまった。その分スピーディな攻守の切り替えや、多彩なボール運びを可能にしているが、なにかを失った気がする。

その原因をゲルマン魂の欠如といったらおかしいだろうか。

現在のドイツチームはフランスやベルギー、オランダと同様に多人種によりチームが構成されている。ドイツの場合、トルコ系移民やアフリカ系移民の出身者が多い。もちろん大半はゲルマン系である。

ブラジル大会の決勝で、ホームチームであるブラジルを7-1で破った決勝戦の時は、攻撃のタクトを奮ったのはトルコ系移民の子であるエジルであった。その多彩な戦術は、ブラジルを失意と絶望に追いやった。あれは従来のドイツにはないサッカーであったと思う。

しかし、次の大会からエジルは不調に陥り勝ちであった。原因は若手との反目であったと云われている。ブラジル大会まではシュヴァインスタイガーやポドルスキー、ラーム、クローゼといったヴェテラン勢の引退であった。

ブラジル大会では、これらのヴェテランたちが、トルコ系のエジルら非ゲルマン系選手らとの仲介役を果たしていた。しかしヴェテランの引退により、若手との反目が目立ちはじめロシア大会ではGL敗退となった。

その反省をこめての新たなチーム作りとなった現在のドイツは、日本に敗れたことからして、未だ完全に復調とは言えないようだ。多人種で構成されるチームは、上手くまとまっている時は、ベルギーやフランス、オランダなどを見れば分かるようにもの凄く強い。

しかし、いったんチームに不協和音が生じると、なかなか元には戻れない。ドイツの不調はまさにこの典型ではないかと思う。

一方、ドイツに勝ってしまった日本は慢心したのか、引き分けに持ち込むことすらできず、コスタリカに一敗。まだまだ未熟だよ、日本は。まァ浮かれていた俄かファンの目を覚ますことになったので良しでしょう。

なにが起こるか分からないのがサッカーの魅力です。これからですよ、面白いのはね。
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自賠責保険に思うこと

2022-11-28 11:59:17 | 経済・金融・税制
私は仕事柄副業で、生命保険の代理店をやっている。

正直言えば、嫌々やっている。一時は保険会社の営業お断わりの事務所であった。しかし、相続対策や企業の税務対策をするうえで、生命保険の活用は欠かせない。だから顧問先に助言を請われれば、一応解答出来る程度の知識はあった。

しかし、保険の世界は監督官庁の意向次第で、いくらでも変わってしまう。保険会社の代理店をやれば、最新の保険情報が手に入る。特に税務上の特殊な扱いに関しては、やはり餅は餅屋である。

なので仕方なく代理店契約を結んでいる。現在の低金利が続く状況では、生命保険は決して利回りの良い金融商品ではない。しかし、相続対策として、その生前贈与の活用は非常に役に立つ。

損害保険は専門外なので扱っていないが、医療保険は今後注目すべきだと思っている。ちなみに介護保険には些か懐疑的だ。あまり有効に使われている実例をみていないからだ。

あれこれ文句は言っているが、バブル崩壊後のなりふり構わぬ生命保険会社の横暴は収まったのは確かだ。やはり消費者から相当な不満が挙がったことが大きく、それで金融庁が重い腰を上げたからではある。

一方、相変わらずダメなのが公的な保険である自賠責保険だ。車の購入時や車検時に必ず契約せねばならぬ強制保険である。私自身は保険を使うような事故とは無縁だが、仕事がらみであれこれ自動車事故の話は聞く。

かれこれ30年以上だが、私は自動車事故で自賠責保険が降りた例を、ほとんど知らない。基本人身事故にのみ対象だそうだが、ほとんどが民間の自動車保険で賄われている。無保険の加害者のケースで自賠責が出るそうだが、聞いたことない。

日本において自動車が一般的に使われるようになったのは、概ね高度成長期以降だ。それ以前は富裕者でないと車は買えなかったし、安い軽自動車などだと、たしかに無保険の車が事故を起こしたこともあったらしい。だからこそ自賠責保険は強制として制度化された。

しかし、今日では無保険車自体、滅多にないし、あっても在留外国人による自動車事故くらいだ。で、自賠責って払われているのか?また支払われても人的損害部分だけだし、上限があるため支払いは非常に渋い。

もはや制度としてまともに機能していないのではないかと思う。

それを知っているのかは分からないけど、財務省が実に厚かましい。自賠責保険の留保部分から6000億円の資金を借り出して、その支払いは100年払いらしい。返す気あるのか?

呆れたことに、碌に使われていない癖に、自賠責保険料の値上げまでしている始末である。

もはや自賠責保険なんて廃止して、全て民間の保険会社の自動車保険に一本化したら良いのではないかと思う。だらしないのは、新聞やTVの大手マスコミ様である。この問題を大きく取り上げるのを避けている気がしてならない。

ほとんどの場合、個人のジャーナリストによる雑誌掲載による告発記事がほとんどだ。この場合、雑誌が先に手をつけたネタだと、なおさら大手マスコミ様は無視する。

また野党もだらしない。どうも財務省を正面切って批判するのは嫌らしい。6000億円の件も知らん顔しているのが野党様である。もちろん政権を担う自民党だって同じ穴のムジナであろう。

まァ以前から自賠責以上に問題視されている車検制度そのものでさえ、マスコミも政治家も曖昧に済ませてきた経緯がある。よくよく考えれば、少子化により自動車の保有は今後、減少する一方であるから放置しても良いと考えていらっしゃるのかもしれませんね。

意地悪な私は、マスコミ様は金にならない、出世に好影響のない事件は報じないだけだろうと思ってますけどね。
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森・元首相の失言

2022-11-25 11:15:03 | 社会・政治・一般
またしても森・元首相が失言をやらかしたそうだ。

この人、ご自身の立場を考えた上での発言なのかが疑わしい。日本はアメリカ追随外交が基本なのだから、公人がそれに反した発言をしたら問題あるのは当然だ。

しかし、敢えて言えば私は、さほど失言だとは思っていない。たしかに先に手を出したのはロシアである。だが何故にロシアがウクライナを侵略したかといえば、それは欧米がウクライナを誘惑したからだ。

原因を作ったのは、間違いなくNATO加盟を餌にウクライナを誘惑したEUとアメリカである。ロシアにとってウクライナと白ロシア(ベラルーシ)は絶対防衛圏だと知りながら、ロシアの弱体化を狙ったウクライナ勧誘である。

あまりメディアが報じない軍需産業の動向をみれば、欧米が何を狙っていたのかが明白であろう。ウクライナを支援する目的で、旧ワルシャワ機構加盟国の兵器をウクライナへ送る。そして、その代わりに西側の二級線の兵器を旧ワルシャワ機構加盟国へ輸出して補充する。

ロシアは世界上位3位内に入る武器輸出国である。そのロシアの縄張りを奪って、西側の市場に東欧諸国を編入させたおかげで、西側の軍需産業は大儲けである。

更にロシアの兵器が既に時代遅れであり、ドローンを始めとして西側の兵器に大きく後れをとっていることが、世界中に宣伝されてしまった。これでは、これまで安さに惹かれてロシア製兵器を買っていたアジアやアフリカ、中南米の国々の市場も危うい。

欧米は自国の兵士の血を流さずして、ロシアの弱体化を進めることに成功しつつあるのが現状である。

一方、ロシアの侵略を受けたウクライナだが、たしかに被害を受けた国である。自国をロシア軍に荒らされ、事実上親族関係に近いロシアとの間で血を流し合ってしまった。両国間には血縁、地縁でつながっている市民が多数いる。決して一枚岩の国情ではない。

では森氏の言う様にゼレンスキー大統領にも問題はあるのか。

私は大ありだと思っている。ウクライナは本来食料輸出国であり、ロシアと共に多くの国の生活必需品を輸出してきた。しかし、戦争により貿易は大幅に減り、ウクライナもロシアも国民の生活は苦しくなる一方だ。

しかしウクライナは欧米からの支援を受けている。その支援の内、何割ぐらいが政治家や官僚たちの懐を潤しているのか。もちろん証拠はないが、ウクライナが贈収賄を日常的にする国であることは有名である。(世界の過半がそうですけどね)

またロシアン・マフィアの異名をとる非合法組織の本拠地がウクライナであることも有名だ。当然に西側からの援助の一部は、こちらにも流れているはず。ウクライナの一部の人たちにとって、ロシアとの戦争が続けば続くほどに西側からの援助の恩恵を受けられる。これもまた一面の事実だ。

実際、ゼレンスキー大統領は今回のロシアからの侵略により奪われた領土だけでなく、過去に奪われたクリミア半島の奪還まで口にしている。戦争を続けたい本音をあからさまに出しきている。

だが、その一方でウクライナの多くの国民は、戦争により家族は離散し、あるいは戦いに倒れ、住み慣れた住居、馴れ親しんだ郷里を追われ、経済的にも困窮している。

私はロシアが正しいなんて思わない。もっといえば、戦争を正しいとか、悪であるとか倫理面で判じることに違和感を感じている。侵略されたウクライナへの同情心はあるが、だからといってウクライナが正しいとも思えない。

森・元首相は対米追随を国是とする公的な立場上、口にすべきでないことを発言したのは確かだ。でも一般のマスコミならば議論の俎上にあげるべき内容だとも思う。

それを単なる政権批判にしか使わないマスコミの見識のなさに、私は呆れています。
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東京卍リベンジャーズ 和久井健

2022-11-24 12:24:29 | 
私が十代の頃は、暴走族と云われる若者たちの全盛期であった。

美化するつもりはないが、少し前までは学生運動に血気盛んであったはずの若者たちの熱気は、この暴走行為に転嫁したのではないかと思うほど、暴走族に加わる若者たちは多かった。

私は際どかったと思っている。喧嘩は弱いけどオートバイは好きだった。元々チャリンコ暴走族と呼ばれるような乱暴な自転車乗りであったから、その先にオートバイが見えていた。

中学の頃のクラスメイトや小学校の幼馴染たちがこぞって暴走族に入り始めたのを横目に、私は246号線を避けて裏道を自転車で走った。私は裏切り者であった。中卒で働くはずが、いつのまにやら高校進学、しかも普通科を目指すことになった。

まさかそのことが裏切りになるなんて思ってもいなかった。だがもう引くことは出来なかった。掃除など下働きで小銭を稼がせてもらった鉄火場を仕切る代貸しのおじさんには「もう、戻ってくるなよ」と釘を刺されていた。

裏切り者へのイジメを周囲の助けもあって切り抜けたことも逆に負い目となって、もう悪い子には戻れなくなっていた。だから集合マフラーを付けて爆音を轟かせるバイクに心惹かれながらも、私は目を背けていた。

私がバイトをしていた三宿交差点の吉野家の二階には、かつての悪ガキ仲間たちが集う喫茶店兼スナックがあり、賑やかに騒いでいたのは知っていた。休憩時、野球部のKやサッカー部のIから誘われることはあった。彼らは裏切りの件とは無関係なので、誘いを断るのは辛かった。でも初心貫徹と思い断腸の思いで断わった。

いつしか山登りに傾倒するようになり、バイクへの関心は薄れた。それでも世間からは白い目で見られがちな暴走族の連中には、ある種の共感めいた気持ちは持っていた。

だからだと思うが、表題の漫画もコンビニでの立ち読みながら、けっこう読んでいた。途中仕事の多忙さや度重なる入院で途切れているが、いずれ漫画喫茶でまとめ読みするつもりだ。

読んでいる最中から、私はずっと祈り続けた。どうかハッピーエンドで終えて欲しい、と。武ミッチもマイキーも笑顔でエンディングを迎えて欲しいと願っていた。

なぜなら現実はそうでもないことを知っていたからだ。シンナーや飲酒で事故って死んだ奴もいた。ヤクザな世界に身を置いて消息不明になった奴もいる。バブル期に一時華やかに意気っていたが、バブルの崩壊と共に闇に消えた奴もいる。だから心配だった。

幸い堅気に戻れた奴もいる。家族を作り貧しいながらも幸せな暮らしをしている奴もいる。ただ、どちらかといえば堅気と裏社会の境界線で生きている奴も少なくない。特に芸能関係とか、興行、飲食と一見まともそうで実は危うい業界に身を置く奴もいる。

でもみんな元気ならば、それでいいさ。本当にそう願っている。

人気漫画として一世を風靡したこの作品もようやくエンディングを迎えた。未回収の伏線や矛盾点などはけっこうあるが、私はあの笑顔溢れるエンディングに満足している。そうでない現実を知っているからこそ、そうあって欲しいからだ。
コメント (2)
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