ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

二度目の緊急事態宣言

2021-01-29 13:22:00 | 日記
東京に緊急事態宣言が出されて、ほぼ3週間がたった。

私はといえば、まったく変わらずに仕事をしている。ただし、スタッフには時短勤務をさせている。やはり通勤時の電車の混雑は、相当なリスクだと思うからだ。

ところがスタッフに言わせると、本来空いているはずの時間帯なのに、時短勤務のせいで電車が混んでいるとのこと。むしろ夜半に帰宅している私のほうが、よほど空いている電車であるようだ。

ちなみに朝の時間帯は、あまり変わっていないように思う。一年前のガラガラの電車には程遠い。せいぜい二割減といったところか。

一方、都心の飲食店は危機的だ。私が昼時に通っていた飲食店のうち3割程度が休業、もしくは閉店に追い込まれている。再び、店頭でのお弁当販売が増えたが、焼け石に水の観が否めない。

先週末、土曜日は所用があり東京郊外に出かけたが、夜8時前後から街が暗くなる感じがして、気分が落ち込んだ。みぞれ交じりの冷たい雨が、それに拍車をかけていた。

日曜日は一日中、家にこもっていた。実際は家で出来る仕事をしながら、のんびりと家事をし、時折PCで遊んでいた。ゲームもやるが、やはり多いのは動画閲覧である。いくつか試してみたいレシピ発見。

緊急事態宣言で私が得たものといえば、料理の献立の種類が少し増えたことぐらいだろう。それと、あまり大きな声では言えないが、再び未読の本の山が増えたことだ。

読書の時間が増えたはずなのだが、増えた以上に本を購入しているので、焼け石に水状態である。ついでに暴露すると、料理の献立が増えたのに比例して、体重も増加傾向にある。これは拙い。

ただ、外は寒くて運動する気になれない。でも、なにもしないでいるのも嫌なので、部屋の中でダンベルを振り回して、筋トレの真似事をしている。なんとも、つまらない週末である。

多分、私だけではないと思う。みんな自粛の必要性は認識していても、募る不満には難儀しているはずだ。はやく終息して欲しいが、おそらくワクチン接種と、治療法の確立以外に事態が収束することはないように思う。

まぁ明けない夜はないはずだし、いつかはきっと晴れるはず。その日が来るのを気長に待つしかないのでしょうね。
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ブンデスリーガの怪物

2021-01-28 11:53:00 | スポーツ
ドイツ・ブンデスリーガの怪物。それがフランクフルトで活躍している長谷部誠37歳だ。

今期のブンデスリーガの最年長選手でもある。しかもGKを含めての最年長である。それゆえ現地のマスコミは長谷部を怪物と呼んでいる。

ヨーロッパのプロリーグのなかでも、ドイツはタフで知られている。大柄なドイツ人のプレーは、身体の大きさでガンガンくるものが多く、当たりに弱い選手は弾き飛ばされる。

日本はメキシコ五輪のクラマー・コーチの影響もあり、戦後少なからぬ若者が、西ドイツのプロリーグへの参加を目指して渡欧している。奥寺が有名だが、その奥寺だって一部リーグで活躍できたのは30歳くらいまでで、後は二部、三部の下位チームである。

その厳しいドイツのプロリーグで、三〇代後半にも関わらず試合に出られる選手は、ドイツ人でも決して多くない。まして長谷部はディフェンスの要であるセンターを任される中心選手である。

日本人としては比較的長身選手だが、190㎝台が珍しくないドイツで、しかもディフェンスの中心選手として活躍できる長谷部が、現地でも怪物と称されるのも無理なからんところだ。

私は割と古臭い考えの持ち主で、ディフェンスの選手は長身でなくてはならないと思い込んでいた。日本代表を率いた外国人監督も、ジーコとオシムを別にすれば、長身選手を選んでいたように思う。

またJリーグが始まった当初、外国人監督はしばしば長身選手を海外から呼んで、ヘディングによる得点を狙う戦術を採用し、かつ成果を出していた。だからこそ私が長身DFを評価する所以である。

しかし、その一方で日本人の俊敏さ、クレバーさを活かしたディフェンスを求めた外国人監督もいた。現在は吉田のように長身選手をDFの要に配置している一方で、俊敏で球読みが良く、ボールの出し手として優れている選手をDFに活用する混成パターンが多い。

ただし日本代表での長谷部は、DFの前のボランチとして活躍していたので、私としてはドイツでDFの中心選手として活躍していることは意外であった。

ネットで配信されているドイツ・ブンデスリーガの試合を視てみると、長谷部は球読みの速さだけでなく、身体を寄せて相手にボールを奪われないテクニックに長けているように思えた。要は身体の使い方が上手い。

決して大柄ではない長谷部が、大型選手が多いドイツで活躍できるのは、まさにクレバーなプレーこそが秘訣なのだろう。それと、あまり語られてはいないが、身体のコンディション維持に相当な手間暇をかけていると思う。

若い日本人選手は、是非ともこの長谷部のプレーを参考にして欲しいと思う。小柄な日本人が世界で活躍するためには、身体能力だけでなく知的な面での努力が必要不可欠なのだと思います。

残念だけど彼も満身創痍だとか。そろそろ長谷部の引退は近づいているようです。所属チームは今期低迷しているようですが、是非とも最後の花火を打ち上げて欲しいと思います。

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帰ってきた宇宙猿人ゴリ

2021-01-27 11:49:00 | その他
もしかしたら宇宙猿人ゴリは、本当にいるのかもしれない。

1970年代にTVで放送された「宇宙猿人ゴリ」のちの「スペクトルマン」において、文明の遥かに進んだ惑星Aから追放された宇宙猿人ゴリは、地球侵略を企てる。

天才的科学者であるゴリの目から見ても、地球は美しい星であった。その星を公害で汚す人間は許せなかった。だから怪獣を送り込み、自ら地球を支配して美しい惑星に戻すつもりであった。

結局は銀河連盟から派遣されたスペクトルマンに、ゴリの野望は阻止されるのだが、子供向け番組ながら、いささか考えさせられる内容であった。

ちなみに私は十代の頃から筋金入りのSFものである。空想、夢想は大好きである。以下は完全に私の妄想であることをお断わりしておく。

宇宙猿人ゴリ企画「地球人絶滅計画」

1 感染力は高いが毒性は弱いウィルスをばら撒く。

2 貧弱な地球人の科学力で作られたワクチンを引き金として、ウィルスの毒性、感染力を高める。

3 意図的に感染者、死傷者の地域差を生み出し、地球人相互間に不信感を植え付ける。

4 極めて少数しか作れないワクチンの存在を餌に、地球人同士での戦争を起こさせる。

5 人口が減少した地球に、環境怪獣「クジラドン」「つぶらな瞳のワンコザウルス」「いたいけなニャンコラス」などを送り込み、地球人を全滅させる。

かくして、美しい地球は宇宙猿人ゴリ様のものになる。ちなみに最後までスペクトルマンは出てこない。博物館には、かつて地球を汚した害獣として「人間」の標本が展示される。

めでたし、めでたし、である。

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核兵器禁止条約

2021-01-26 12:04:00 | 社会・政治・一般
偽善は嫌い。

ただ、なにもしないよりマシだとの考えは分からないでもない。やっても無駄だけど、それでもやらずにはいられない心情が理解できない訳ではない。

偽善であっても、それをやること自体が悪いとも云わない。でも偽善をやったことで、それを根拠にやらない人を貶めるのは違うと思う。

偽善を全否定こそしないけど、現実は見据えて欲しいと思う。

これまで幾つもの軍縮条約が締結されてきた。またジュネーブ協定のような残虐な兵器の禁止を盛り込んだ国際的な協力もあった。まったく無意味だとは云わない。云わないけど、それで平和が守られたのかどうかを冷静に考える努力くらいして欲しい。

ヨーロッパの近代の歴史を鑑みれば、平和協定とか非戦条約の散々な結果が学べるはずだ。

一番最悪だったのは、第一次世界大戦後の平和運動だろう。毒ガス兵器や機関銃など、従来の兵器に比して残酷な殺戮兵器が使われた第一次世界大戦は、あまりに悲惨であった。

その反省から平和運動が盛り上がり、反戦活動が活発化し、それはヨーロッパ全土に広がったほどに盛り上がった。しかし、正義と善意に満ち溢れた平和運動家は気が付かなかった。

ヴェルサイユ条約で莫大な賠償金を背負わされたドイツ・ワイマール共和国は表面上、最も反戦活動が盛り上がった国である。しかし巨額の賠償金は、ドイツの天文学的なインフレーションを発生させた。

当時のドイツの庶民はドイツ・マルクの紙幣を詰め込んだリュックを背負って買い物に行かねば、パンの一切れでさえ買えなかった。そんな庶民の不満を背景に、アドルフ・ヒットラー率いるナチス党が躍進し、遂には合法的に政権をとった。

ヒットラーは平和主義を嘲笑うかのごとく、次々と強引に失った領土を取り返し、ドイツ国民の喝采を浴びた。危険を感じたヨーロッパ諸国は、ドイツに対する軍事的圧力をかけることを模索した。

しかし、これに反対する平和主義者たちの反戦運動が、軍事的圧力をかけることを躊躇わせた。この過度な平和主義への傾唐ェ、ヒットラーを増長させ第二次世界大戦の下地となったのは歴史的事実である。

初期のうちにヒットラーに軍事的圧力をかけていたならば、後のアウシュビッツの悲劇などは避けられたかもしれない。戦争を浮黷驍?まり、却って戦争の芽を育ててしまったのが平和運動であった。

ナチスドイツの敗北後、各地のユダヤ人収容所の残虐な事実に呆然としたヨーロッパ各国の首脳は、過度な平和運動の弊害を知り、後の国連軍による平和維持活動と云う名の軍事的圧力を認めるに至る。

さて、第二次世界大戦の最悪の落とし子であるのが、いわゆる核兵器である。あまりに強力で、あまりに悲惨な結果をもたらすが故に、パンドラの箱とまで言われた人類最悪の兵器である。

この核兵器に対する恐浮ニ反感から、核兵器を持たぬ国々の協力により国際的な禁止条約が締結された。

しかし、核保有国は当然に参加していないし、唯一の核被爆国である日本も条約を締結していない。これにマスコミが噛み付いているが、如何なものか。

よく現実を見て欲しい。戦争を抑制しているのは、平和を愛する気持ちや、戦争を憎む気持ちだけでは力不足である。相手から軍事的侵攻を受けないだけの軍事力を備えてこそ、自国の平和は守らると考えている国が圧涛I多数である。

なかでも核兵器を保持することは、自国を守るための究極の手段であると考えている国は少なくない。世界最貧国の一つである北コリアが、自国民を飢えさせたまでして核兵器を持ったのは、自国の平和(権力者の保全でもある)のためである。

平和の尊さを否定する気は毛等もない。しかし平和を守る手段として強力な武器を持つことは、人類が古代から信じてきた常識である。この事実を無視して、いくら禁止条約を締結しても、結局は絵に描いた餅で終わると思う。

本気で核兵器を廃絶したいのならば、核兵器を無効化する技術を開発するか、さもなければ核兵器以上の強力な兵器を開発するのが一番現実的だと思います。
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キャベツの水煮

2021-01-25 11:54:00 | 健康・病気・薬・食事
シンプルだからといって、簡単な訳ではない。

家庭でも作れるフレンチ料理ってことで、最近よく視ているのが三國シェフのユーチューブである。もっともナマケグマの私である。かなり簡単なレシピでないと作る気が起きない。

だからこそ作ってみたくなったのが、キャベツの水煮であった。三國シェフが実に簡単に調理していく様子をみて、これならナマケグマにも出来そうだと思った。

まずブロックベーコンを一口サイズに切ったものを炒める。少し焦げ目がつくくらいが良し、これが事。になるとのこと。次にキャベツを四つ切にしたものを鍋に入れて、オリーブオイルを大匙二口入れ、水をひたひたに入れて強火で煮込む。

灰汁を丁寧にとり、一通り煮えたら弱火にして塩を二振り。スープを何度もキャベツにかけて、30分ほどコトコト煮込んで完成。実に簡単である。

で、さっそく次の日に作ってみた。

上手そうな匂いが台所に漂い、これは美味しそうな予感。ところがいざ食べてみると、なんか物足りない。スープは獅「し、キャベツにも事。が染み込んでいる。ただ何かが足りない。

多分、塩分だと思う。二十代の頃の食事療法は、減塩が基本であった。だから今でも私の作る料理は塩を控えめにする傾向が強い。今回、味がイマイチだと感じた理由は、おそらく塩が足りなかったのだと思う。

三國シェフは小さじで塩を二回、スープに振りかけている。私は親指と人差し指で塩をつまんで二回振りかけている。ここが味の違いとなったのだと思う。

塩って浮「。使い過ぎたらダメだし、足りなくてもダメ。料理って難しいなァ。

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