ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

はや一年

2010-12-01 13:39:00 | 日記
私事で恐縮だが、前所長である故・佐藤税理士から事務所を引き継いで一年を数えた。

あまりに慌しく、必死で仕事に駆け回っていたのであまり実感は湧かないが、よくぞ無事一年を過ごせたと思う。誇張抜きで、今年はバブル崩壊以降一番景気の悪い年であった。

ちょっと思い出しただけでも ① 製造業の下請け企業の受注激減 ② 賃貸用不動産の空室の急増 ③ 不動産売買取引の低迷 ④ 法人の駆け込み解散 と悪いニュースばかりが思い浮かぶ。

まだ未確定だが、うちの事務所の売上も昨年を若干下回る可能性が高い。新規の仕事もボチボチ入ってはいるが、まだまだ心もとない。さりとて無理なノルマを課して業績アップを目指すのは、うちの事務所のスタイルではない。

あくまで地道に確実に仕事をこなし、その実績と信用から新たな仕事を獲得することこそ、王道だと信じている。

ただ、不況だ、業績悪化だと騒ぐ割には忙しいのも事実。金にならない忙しさが多くて閉口するが、これも将来への投資と割り切って、愚痴るでもなくコツコツ仕事を積み重ねている。

そんなわけで仕事に時間を多く割いているため、どうしても読書量が減ってしまう。読書自体は仕事に直結するものではない。さりとて、税法や会計の知識だけで顧問先の社長さんがたと対峙できる仕事ではない。専門知識プラスαがなければ、この世界で生き残るのは難しい。

忙しさのあまりに、自らの見識を高める努力を怠るような怠惰は許されるものではない。このような怠惰は、ジワジワと効いてきて、気がついた時には致命傷になっている。

先週、佐藤先生のご家族の方と墓参りに行ってきたが、そこで改めて墓前に誓いを立ててきた次第。あと数年でこのブログの本の記事も1000を超えると思われるが、数字に満足するのではなく、その中味にこそ真価があるような記事を書いていきたいものです。

でも、時々ふざけたり、おちゃらけたりしますが、それはご容赦のほどを。真面目ばかりだと私が飽きるものでね。
コメント (3)
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