ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ワカメ

2021-03-31 12:47:00 | 健康・病気・薬・食事
最近、和食が世界的に人気だそうだが、注意したほうがいいこともある。

実は外国人のほとんどは、ワカメが上手く消化できない。逆にワカメを食べられるのは、日本人と朝鮮半島の人だけみたいだ。

これは、元々ワカメが日本近海でしか取れなかったことと、古来より食べていたのが日本と朝鮮の人だけであったからだ。いや、日本人でもワカメは食べ過ぎると、腹を壊すことがあるそうだ。

ちなみに、何でも食べるシナ人だが、海藻は食べても、ワカメを食べる習慣はなかったらしい。更に付け加えると、ワカメの消費量は、朝鮮半島が日本の三倍だそうだ。そういえば焼肉によくワカメスープが付いてくるが、他にもあれこれとワカメを使っているらしい。

ところで日本近海でしか採れなかったワカメだが、現在世界各地でワカメが拡散して環境被害をもたらしている。拡散の原因は、船がバランスをとるために取水するバラスト水であるようだ。

このバラスト水に混入したワカメの幼生体が、世界各地の港に拡散したから大変だ。日本近海ならば天敵(ウニや貝)がいるし、食用としても採取される。しかし天敵のいない海では、その驚異的な繁殖力で「世界の危険な外来生物」にランイクインする暴れっぷりである。

港湾施設はもちろん、近辺の運河や海岸線がワカメで覆い尽くされる惨状であり、船の航行を妨げ、地元の海洋生物の生息に悪影響を与える始末である。ワカメを食べる習慣のない欧米では、迷惑以外のなにものでもない。

実はワカメに限らず、日本原産の植物が世界各地で猛威を奮っている。悪名高いのは「葛」と「ススキ」だ。どちらも欧米で繁殖しまくっている。駆除に数億ドルかかっている。

日本にも外来生物が猛威を奮っているが、実は日本からやってきた外来生物が世界で暴れていることも知っておいて欲しいですね。

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神は銃弾 ボストン・テラン

2021-03-30 11:51:00 | 
一か月あれば、イエス様であろうと、誰もが嫌悪する変質者に人格改造してみせる。

そう豪語したのは、冷戦時代のワルシャワ機構に属する某東欧の諜報機関に所属する拷問専門官である。麻薬を利用した拷問と人格改造の手腕で出世したエリートであったそうだ。

実際、その国では共産主義に否定的な発言をした学者やジャーナリストが、姿を消したと思ったら戻ってきて、熱烈な共産主義者に転向していることがあったから、それなりに実績のあったことなのだろう。

まったくの虚勢や誇大宣伝ではないと確信できるのは、20世紀になって急激に発達した人工麻薬などを活用しての脳への直接的な治療(?)が横行していたからだ。

いずれにせよ、麻薬の恐ろしいところは脳に直接干渉できるところで、人の意志を無視して影響を与えることが出来るところだ。恐ろしいことに、古来より人類はこの麻薬の特性を知ったうえで活用してきた。

古代文明だとさすがに証拠は残っていないが、少なくとも中世のイスラム帝国では、兵士の能力を最大限活用する手段として麻薬を密かに活用していたことはあった。

また新大陸でもインカ帝国やアステカ帝国などで麻薬を使用したと思われる記録が残っている。だが、本格的に国家規模で麻薬が使われたのは、イギリスによるアヘン戦争であろう。

イギリスによるアヘンの流入は、シナ史上最強といってよい清王朝に痛烈なダメージを与えた。シナの不幸はこれで終わらなかった。近代になって急速に軍事力をつけた日本帝国に侵略され、満州を間接支配されてしまった。

この満州において日本帝国がアヘンの栽狽オていたことは、紛れもない事実である。その時の資金の一部が児玉ら陸軍特務部隊に協力していた右翼に渡り、戦後の日本に少なからぬ影響を与えている。

一方、日本を追い出した共産シナは、その後インドネシア半島のベトナムを巡りアメリカと戦うことになった際に、過去散々苦しめられた麻薬を武器として活用している。

強大な近代兵器を有するアメリカ軍の若者たちに、格安で麻薬を与えてその士気の低下を狙った。この麻薬にアメリカの若者たちは見事にはまり、戦後帰国してからも忘れることが出来なくなった。

これが今日のアメリカ社会の荒廃を招くことになった一大要因である。もちろん、19世紀から麻薬問題はあった。しかし、20世紀初頭までは、アメリカでは麻薬は忌み嫌われていた。

その麻薬が大衆に受け入れられたのは、やはりヴェトナム戦争が契機であった。あれから半世紀ちかく経つと、マリファナ容認が徐々に広まっている始末である。

マリファナはタバコよりも安全だと宣伝する人は日本にもいるが、あれはより強い作用を持つ他の麻薬への入り口だと断言するアメリカの刑務所の刑務官の発言のほうが説得力があると私は思っている。

その麻薬を使って人を支配するカルト集団のボスにより拉致された娘を探し求める窓際警官が、そのカルト集団の出身である元麻薬中毒の女性と協力して戦う物語を描いたのが表題の作品だ。

少々、粗削りな文章だと思うが、勢いを感じる作家なので、私はけっこう注目している。興味がありましたら是非ご一読のほどを。

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久々の日韓戦

2021-03-29 12:34:00 | スポーツ
このコロナ禍の最中に横浜で開催されたサッカーの日韓戦は、久々に日本の快勝で終わった。

記憶にある限りでは、2011年の札幌以来だと思う。あの時は本田や香川の最盛期であり、それなりに納得の結果ではあった。

しかし、今回の結果は少々意外であった。たしかに韓国側にはエースのソン・フンミンの欠場があったが、それ以上にあれほどゆるいチームであることに違和感を禁じ得なかった。

ただ、よくよく思い出してみると韓国って、W杯アジア予選の前半までは、毎回グダグダなんですよね。次第に調子を上げていき、最終予選でピークにもっていく試合巧者なところがあります。

一方、日本はといえば、雰囲気に流されがちの甘い試合が多い。今回の日韓戦だって、厳しくいけば後半にあと2~3点は取れたでしょうね。途中交代で入った韓国のGKが良かったので防がれた一面はありますが、怪我を浮黷トか後半消極的に思えたのは、多分私だけではないはず。

とはいえ、全然ボールのないところで日本期待の若手DFである冨安が、韓国の選手のひじ打ちで歯を折られているあたり、やはり韓国らしい。闘志を暴力的プレーだと勘違いする悪癖は相変わらずです。

一方、若手主体の日本は、あれが本当の韓国の実力だと勘違いしないことを願います。綺麗なプレーをするのは日本の美点ですが、汚いプレーを平然とする相手との試合では、いつも苦戦していたことを忘れないで欲しいです。

久々の日本代表の試合ですが、本当にベテランが減りました。監督も実績よりも将来性を買われて選ばれた森保ですから、正直けっこう不安です。アジア二次予選程度までなら大丈夫だと思いますが、最終予選あたりが心配。

まぁ監督よりも選手のほうが国際経験豊富なので、そこだけが救いですね。
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日本の弱点

2021-03-26 11:52:00 | 社会・政治・一般
アメリカのバイデン政権の初の閣僚の海外渡航先が日本で、しかも対シナ軍事関係の情報交換が主であった。

日本の自衛隊が、アメリカ軍との共同作戦目的のための訓練を増やしていることは分かっていたが、この調子だと本格的な軍事作戦への参加は、ますます近づいているようだ。

いいのかねぇ・・・高齢化社会であり、かつ少子化の日本で、そこまでしてアメリカとの共同軍事作戦に深入りすることに、私はけっこう懐疑的です。

基本的に日本はアメリカの軍事的従属下にあり、それが日本の平和の基礎になっていることは納得しています。

私が危惧するのは、日本側に軍事面でのアメリカへの協力を促進することへの準備が不十分なのに、それを認識していないことです。

日本は高度な産業国家であり、ハイテクなみならず、ローテクにおいても世界屈指の技術力をもつことは事実です。しかし、現在それが水面下で危機にさらされている現実をどこまで認識しているのでしょうか。

日本のマスコミ様は軍事音痴であり、かつ記者クラブ依存体質が濃厚なので現場に行かないことが多く、本気で知らない記者が多いようです。

実は軍事装備関連で、危機的な状況が既に発生しているのです。

まず整備技術が徐々に劣化しています。これは団塊の世代の大量退職が主たる原因ですが、今のところ改善がみられない。既に陸上自衛隊のヘリコプター整備に支障が出ており、国内開発を予定していた次期ヘリコプターの開発も事実上ストップしています。

他にも初めて作られた日本国内向けの主力戦車である10式戦車の整備不良問題などが、既に露呈しているのですが、その対応策が表に出てこない。軍事音痴のマスコミが報道しないこともあって、政治も無関心です。

相変わらずのパイロット不足に悩む航空自衛隊も同様であり、世界最高水準の通常型潜水艦を保有する海上自衛隊も、肝心の潜水艦搭乗員不足に悩んでいます。

もう既に問題山積なのですが、それを自覚していない、問題視さえしていない状態で、これまで以上にアメリカとの共同軍事作戦への参画増加なんて、上手くいく訳がない。

少子化による人口減少は、徴兵制の復活を事実上不可能にしている。人間というマンパワー無しで軍事力の強化はありえない。人工知能を考慮しても、兵員不足による作戦実施の困難さは、もう既に現実的な課題となっている。

対策として、徴兵制の復活も密かに考えられているようですが、ハイテック兵器に対応していくには徴兵制は適さない。これはアメリカ軍が既に直面している問題であり、結局解決策はPMC(民間軍事会社)の活用になっているのが実情です。

おそらく日本が取れる対応策は、外国人の登用及びPMCの更なる活用でしょう。無人兵器なども有望な解決策ですが、そこまで技術開発は進んでいない。

でも、一番早急にやるべき対策は、一般の日本国民への軍事知識の普及であり、憲法や民法の改正を含む法制度面での解決策の模索でしょう。

つまりハードではなく、ソフト面での軍事的対応なのです。戦後の日本が一番無視してきたことでもあります。

そして私が一番恐れるのが、ソフト面すなわち軍事法制の不備により日本が戦争の泥沼から抜け出せなくなることです。幸か不幸か、アメリカが軍事を主導する限りにおいては、その不備が露呈しずらい。

ですが、それこそがまさに真の日本の弱点、欠点となると私は予測しております。自国の存亡にかかわる事項を、自分で決められない幼稚な国。それが平和ボケした日本の一面なのですから。
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BURN THE WITCH 久保帯人

2021-03-25 11:58:00 | 
週刊少年ジャンプでの漫画連載は栄誉ではあるが、非常に過酷でもある。

だから一世を風靡した人気漫画家が、その一作で潰れてしまうこともある。また二作目以降も面白いが、肝心の漫画家が潰れてしまって、連載中断に至ることも珍しくない。

読者からの人気投票で連載継続が決まるジャンプでの連載は、実力ある漫画家にとっても相当なプレッシャーなのだと思う。そのせいか、「バスタード」の荻原一至や「HUNTER×HUNTER」の冨樫義博のように休載の常連になってしまう漫画家が現れた。

普通ならば解雇なのだろうが、いずれも人気漫画家であり、新作が出ればその単行本は100万部は軽く売れる。そのため、ジャンプ編集部も困っているらし。

この流れにのってきたのかと思われるのが、「BLEACH」の久保帯人だ。

表題の漫画も、一度三週ほど週刊少年ジャンプに掲載されただけで、後はいきなりの単行本であった。久保氏本人は理想的な仕事の仕方だと、どこかで述べていた。ちなみに作品は「ブリーチ」の西欧版的な雰囲気。

ただし敵は虚ではなくドラゴンであり、対する主人公たちは魔女もしくは魔法使い。この手のダーク・ファンタジーものが好きなら楽しめる内容だ。

久保帯人は当初はあまり絵が上手くなかったが、連載を続けるうちに技量が向上した。特に可愛いけれど、元気すぎるような女の子を描かせると抜群に上手い。

特に「BLEACH」の最終編で登場したバンビエッタ・バスターバインなんて敵方にもかかわらず、そのルックスから人気が出てしまったほど。まぁ、確かに活発で可愛い娘さんだが、性格最悪という、あまりお近づきになりたくないタイプではある。

そのあたり、久保氏よくお分かりのようで、本作の主人公二人も外見は良いが、中身は???というタイプである。一応正義の側なのだが、身近にいたら振り回されそうで、私としては安全な距離を保ちたいタイプ。

なので、世間的にはあまり知られていない漫画ではあるが、私はけっこう注目している。まぁ、浮「ものみたさの一面があることは否定しませんがね。

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