難しいな、というのが率直な感想です。判断に迷わざる得ないからです。
北京政府の胡・国家主席の訪米に関するニュースは、主に日本のマスメディアしか見ていなかったのですが、外国のメディアの報道と比較すると、まったく印象が変わってくる。
日本の新聞等の報道では、表面的というか無難なもの、つまり具体的な成果がなかったことをサラッと伝えているだけでした。しかし、外国のメディアは違う。国名を台湾と間違えたなんて国辱ものの待遇であったことを伝えたニュースにはビックリ。面子を重んじる中国人に対して、喧嘩を売っているようなものです。国賓待遇が認められなかったどころか、屈辱的な対応を受けていたのですね。
ブッシュ・共和党政権が共産中国に対して対決姿勢を崩していないことが確認できたわけですが、中長期的視野に立てば、アメリカは共産中国の市場経済化と民主化を目指している点で、20世紀以来変わっていないと思われます。ブッシュの次が誰かは分かりませんが、おそらく対中融和策に転じる可能性は高いと思います。
そうなると難しいのが対中国政策。経済は政治に引きずられるものですから、アメリカと共産中国の2国に挟まれた日本の立場は、ますます微妙なものとならざる得ない。外交の基軸は対米であることは変わりないのですが、対中国については台湾問題も絡み、非常に複雑なものとなるでしょう。
いずれにせよ、日本の外交はアメリカ次第である現実は当面変わりないということでしょうかねえ。長いものには巻かれろと言いますが、巻かれているんだか、引きずられているんだか・・・。私自身は、対米追随が最も有効だと認識していますが、感情面での反発は否定できない。いずれにせよ、冷静な視点だけは確保したいものです。
それにしても、日本の記者たちは、何を見て報道してるんだかねえ・・・
北京政府の胡・国家主席の訪米に関するニュースは、主に日本のマスメディアしか見ていなかったのですが、外国のメディアの報道と比較すると、まったく印象が変わってくる。
日本の新聞等の報道では、表面的というか無難なもの、つまり具体的な成果がなかったことをサラッと伝えているだけでした。しかし、外国のメディアは違う。国名を台湾と間違えたなんて国辱ものの待遇であったことを伝えたニュースにはビックリ。面子を重んじる中国人に対して、喧嘩を売っているようなものです。国賓待遇が認められなかったどころか、屈辱的な対応を受けていたのですね。
ブッシュ・共和党政権が共産中国に対して対決姿勢を崩していないことが確認できたわけですが、中長期的視野に立てば、アメリカは共産中国の市場経済化と民主化を目指している点で、20世紀以来変わっていないと思われます。ブッシュの次が誰かは分かりませんが、おそらく対中融和策に転じる可能性は高いと思います。
そうなると難しいのが対中国政策。経済は政治に引きずられるものですから、アメリカと共産中国の2国に挟まれた日本の立場は、ますます微妙なものとならざる得ない。外交の基軸は対米であることは変わりないのですが、対中国については台湾問題も絡み、非常に複雑なものとなるでしょう。
いずれにせよ、日本の外交はアメリカ次第である現実は当面変わりないということでしょうかねえ。長いものには巻かれろと言いますが、巻かれているんだか、引きずられているんだか・・・。私自身は、対米追随が最も有効だと認識していますが、感情面での反発は否定できない。いずれにせよ、冷静な視点だけは確保したいものです。
それにしても、日本の記者たちは、何を見て報道してるんだかねえ・・・