曖昧批評

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ビクターのワイヤレスイヤフォンHA-A30Tのレビュー

2024-04-10 12:50:00 | デジタル関係
ビクターのワイヤレスイヤフォンHA-A30Tを購入したのでレビュー。

A30Tは、僕にとって、まだ2個めのワイヤレスイヤフォンである。主に以前使っていたHA-A7Tとの比較になる。

◾️音質

A7Tは、値段の割に音質が良かった。バランスが良く、上から下までクセがない。重低音だけ、やや出てない感はあったが。

ちなみに、僕が音質を評価する場合、自分の曲でチェックしている。自分の曲が自分の意図通りに聴こえるかどうか、自分が作った音色が狙い通りに聴こえるかで見ている。

ちなみに、僕にとっての理想の音質のヘッドフォンはソニーのCD900STである。自分では買ってなくて、うちの奥さんのだけど。

で、A30Tはというと、最初は高域が刺さるなあと思った。ハイハットがちょっと痛い。が、慣れてくると、これがちょうど良いと感じた。A7Tは高域が甘かったんだなと。

音の解像度、左右の定位もA30Tのほうが細かい。細かいところまで分かる。A7Tも悪くなかったのだが、比較すると音の情報量少なかったかも。

高域が強まった分、バランスが崩れたかと思いきや、そうでもない。低域も解像感、存在感増してるので、全域でいいバランスだ。

A7TはJVCで、A30Tはビクターのブランドになる。犬のマークを入れたからには、音質に不足があってはならないということか。

◾️機能

外部音取り込みができる。オンにすると、ハイブリッド車の擬似吸気音みたいな音と共に、外の音が聴こえる。再生中の音は背後に引っ込むが、聴こえてはいる。一時停止した時よりも外の音が大きく聴こえるのはいいが、自分の声が体を伝わる音なのは変わらないので、会話には使いにくい。コンビニであっためるかどうかを返答する時とかね。

ノイズキャンセリング付き。僕はほとんど使わないのだが、ほぼ変わらない音質で再生されてると思う。

音の遅延を小さくするローレイテンシーモードが使える。設定しなくてもあんまり遅れてる感じはしないのだが、このモードにすると楽器アプリでもそこそこ行けるくらいには遅延がなくなる。本来は動画視聴時のズレ解消のための機能らしいが、僕はKORGの音楽制作アプリをiPhoneで触りたいときに重宝している。いちいちアダプターと有線ヘッドフォンに付け替えるのが面倒なんで。シビアにリアルタイム入力するときじゃなければ十分な性能。

◾️操作性など

左右の平坦な部分がタッチパネルになってる。A7Tは物理的に押し込む形式で、使ってるうちにゴムのカバーが外れてしまい、アロンアルファでくっつける羽目になった。当然、そういうトラブルはないが、耳から外す時などに触ってしまうことがある。止めたのに再生が始まったりする。横というか脇をつまむように持つ癖をつける必要がある。

先述のローレイテンシーモードは5連続タップなのだが、ピッピッピッピッピと澱みなくタップする必要がある。もたつくと違う動作が始まったりする。一時停止、外部音取り込み、ノイキャン、低音ブースト以外のタップ操作を覚えてないので、ミスしたときに何が始まったのか分からず、困る。

A7Tやイヤーポッドのような長い部分(いわゆる耳から出てるうどん)がないのが、慣れるまで持ちにくいし、ポジション決めも難しい。

色は白にした。A7Tが黒で、夜に落としたときに見つけるのが大変だったので。白だと付けて何か聴いてるぞというのが周りにも分かる(はず)ので、無駄に話しかけられなくて良い。

ケースのLEDが2個しかなく、バッテリー残量が分かりにくい。A7Tは4個だったので分かりやすかった。

ケースが小さいからか、バッテリー持続時間が短い。A7Tは主に通勤時間、1日1.5〜2時間の使用で日曜夜に充電しておけば、翌週火曜日あたりに電池が切れてたのが、A30Tだと同じ週の金曜には怪しくなってくる。会社で充電できるので僕はそんなに困ってないのだが、使い方によっては困る人もいそう。

◾️まとめ

余計な色をつけず、原音忠実でバランスも良い。音質は文句なし。ほとんどソニー製しか認めてこなかった僕が初めて気に入ったソニー以外がA7Tで、それより良いんだから相当だ。世の中には数万円するワイヤレスイヤフォンもあるが、これで十二分だと思う。少なくとも、サウンドクラウドに上げてる僕の曲を聴く分には、作者のお墨付きである。

蓋を開けたところ。

イヤフォンには磁石が入っていて、ケースに近づけるとくっつく。

以前使っていたA7T


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