曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

MINIクーパーS・クーペを試乗した

2013-06-09 20:04:36 | クルマ
某所でBMW MINIクーパーS・クーペを試乗した。

試乗にあたって次のようなチェックポイントを考えておいた。

1.リクライニングするか?
2.タイヤの太さは?
3.シフトチェンジの具合は?パドルとレバーで
4.トルコンの滑り具合は?
5.センターメーターの見え具合は?
6.アイドリングストップの具合は?切れるか?
7.オプションのスポーツモードボタンは?

試乗したのはこの子です。クーパーSのAT。


まず、乗り込むときに腰を屈めて、よっこらしょと低いシートに尻を乗っける必要あり。スポーツカーっぽい。

視点...そんなに低く感じない。スカットルが高いからか。囲まれ感あり。ボンネットのライトの峰が見える。見切りは悪くない。後方視界はよくない。窓の天地が狭すぎ。

ハンドルが結構重い。クイックか?というと、ウーン。意外に遊びがある。もっと緊張感のあるハンドリングを予想していたが。

ハンドルを戻してもウインカーがなかなか戻らなくて焦る。レバーの左右も含めて、輸入車の試乗では、慣れるまでの数分間、ウインカー操作で余計な頭を使わされる。

アクセル操作。低速ではややもっさり。踏むと流石に速い。グワッと加速する。エンブレの効きは普通。ギアの繋がり...分かりにくい。トルコンが滑ってる感じはしないが、モソモソしたエンジンフィールのせいか、今何が起こってるか分かりにくい。タービンのノイズはない。過給してるがゆえの力強さは充分。

スポーツボタンを押す。これも、ドカーンって感じではない。ほほう..ナルホドって感じかな。飛ばすとまた違うと思うけど、無理して付けなくてもいいかなー。サスペンションが硬くなったりはしなかった。スポーツモード時は正面のメーターにDSと表示される。

センターメーターはあんまり見なかったな。道が混んでいて、制限速度を越す心配がなかったから。意外に見やすいとは思う。が、やはりそこにはナビがあるべき。

シフトレバーを左に倒すとマニュアルモード。シフトチェンジのショックがほとんどないので、カチカチやって楽しい感じではない。このトランスミッションは、オーナーになって使いまくらないと把握できないんじゃないかなあ。

パドルは引いてアップ、押してダウン。結構やり易い。オートに自動復帰するかどうかは確認できず。

隣に乗ったミニのスタッフとの距離が近い。車幅は5ナンバー一杯だが、キャビンを絞ってるからだろう。狭くはないが、ゆったりでもない。

で、チェックポイントについては、

1.しません。50度くらいまでかなあ。後ろの壁がかなり近い。傾けるスペースがない。

2.標準なのかどうかは?ですが、205でした。ポテンザ050かな?それにしては硬くなかった。

3.前述の通り。シフトチェンジしたぜ!という手応えがあんまりない。

4.ATはアイシン製だと思ったけど、イメージほどダイレクト感がないし、モソモソっとアップするので滑ってるとは思う。ターボだから分かりにくいのかな?

5.メーターは見やすいけど、街乗りでは左下でマークがチョロチョロするだけで目立たない。

6.聞くの忘れました...。信号停止時に止まったりはしてないと思う。乗るまでエアコン全開だったようなので、作動しなかったのか?

7.なくてもいいけど、クーパーS・クーペは高価なので、これを買う人は付けるだけの経済的余裕があるでしょう。お金があれば付けるべき。

というわけで、過激なハンドリング、弾丸のような加速、ガチガチの足回りで跳ねまくり、路面のうねりはいなすのではなく飛び越す、という噂の乗り味は確認できませんでした。

しかし、自分のストリームで帰るとき、あっ、やっぱりこっちは普通のクルマだ、と思った。うちのストリームもRSZだから硬いしなー、とか思ってたけど、やっぱりファミリーカーとしては激硬ってだけで、ミニに比べたらマイルドだった。ハンドルもたくさん回さないと曲がらない。

降りて普通のクルマを運転したら、やはりあれはゴーカートだった。そういうことなんですよ。ミニって。たぶん。

いやー、楽しく、貴重な体験でした。

※初出時、「MINIクーペ・クーパーS」と表記していました。「MINIクーパーS・クーペ」に修正しました。(6/13)

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海の向こうから雑草が呟く

2013-06-09 02:25:44 | スポーツ
Twitterで上原が見ろ見ろとうるさいからTBS-BSの「裸のアスリート」を見た。iPadでブログを更新していた。超音波治療器具で右腕をケアしていた。

僕はアンチ巨人のヤクルトファンだが、ジャイアンツでも割りと好きな選手が何人かいる。そのうちの一人が上原浩治だった。

入団当初は嫌いだった。メジャーからの誘いを断ってドラフト一位でジャイアンツに入団。何が「雑草」だ。エリートじゃないか。

何より、スワローズは上原を大の苦手としていた。僕が神宮球場に見に行った試合で、上原に2回以降パーフェクトに抑えられ、完封負けをしたことがある。

だが、WBCでの活躍から見方が変わった。僕は日の丸を背負って強い選手に弱い(上原は国際試合12勝無敗)。準決勝で韓国を完璧に抑えたときは、もうこの選手を好きになるしかないと思った。稲尾が神様仏様稲尾様と呼ばれたように、「上原様」だと思った。上原にはジャイアンツ愛がなさそうだということもわかってきた。

その頃はかつてほど手強い投手じゃなくなってたってのもある。正直言って。

書いてて思ったんだけど、インターネットの普及も影響してるかも。ネットで上原の経歴を詳しく知ることができた。まあ、雑草と言ってもいい経歴だった。

そして上原は巨人を辞めてアメリカへ渡った。怪我に苦しみ、先発から中継ぎに転向し、もみ上げを長くした。いつの間にかフォークではなくスプリットばかり投げるようになっていた。オリオールズからレンジャース、レッドソックスと渡り歩いた。

彼はそういうのを、毎日Twitterで実況している。いい歳して可愛い顔文字を多用する(^^)v
我々フォロワーは、毎日彼の動向を、まるで友人のそれのように知らされている。

上原の呟きを聞いていると、よくわかんないけど、こいつは本当に雑草だなー、普通の兄ちゃんだなーと思う。

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