All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

「突然ルート不明になる!」の巻(後編) 利根川スケッチ(4)

2007年05月11日 18時18分51秒 | 利根川を歩いて海へ行こう!
何の説明もなく、土手の道は一般道に接続していた。

この畑の向こう側は利根川である。一応、川に平行して歩いているようだ。古くからの農家が並ぶ。

ややっ!筍が生えていた。ちょうど食べごろの大きさだ。いいなあ。しかし、それどころではないので通り過ぎる。

左手にゴルフ場のクラブハウスが見えてきた。川に戻るにはここの駐車場を横断するのが近道と見て、発作的に駆け下りた。

ゴルフ場の利用者用の道路を歩いていくとかなり小さいが前方右の上の方にキロ表示の看板が見える。

「あそこまで行くには、」と見回すと右手に土手に上る路らしきものがあった。

すかさず登ってみる。

おう、おう、土手らしきものが復活しているではないか。

こんなところに99キロポイントがあるとは・・・。
これは普通ではなかなか気がつきにくい。
偶然、クラブハウスへ下ったのが功を奏した。

前日(28日)の夕立でぬかるみだらけの丈の高いブッシュを進むと祠のようなものを確認した。

近づいてみると「天満宮」であった。

ここで小休止。表示があってよくみると菅原道真を祭ってある。学業の神様がここにおわすとは。かなり以前からここにあるのだろう。

ゴルフ場専用道路を歩き、橋の方に向かう。

なるべく川に近づこうと左に折れたのが失敗だった。

間近に利根の河畔を歩いて利根川橋を目指すが、幅は狭いものの足場がぐずぐずで深くえぐれた小川にぶつかり、前へ進めなくなってしまった。戻るしかない。利根川橋が目前に見えるのに残念。

「ゴルフ禁止」の看板のすぐそばで必死にボールを打つ男性に出会った。ボールに向かって何かぶつぶつ話しかけながら打っていた。

結局、かなり広い一般道に出て橋に向かった。

ようやく利根運河の水門にたどり着く。(97キロポイント)
100キロ地点からここまで2時間ほどかかってしまった。
太陽も南中高度に達し、午後は確実に暑いことがわかる。
途中、銚子方面から来たサイクリングの人たちとも遭遇したが、彼らも道を失い右往左往していた。
ここは間違いなく「難所」である。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿