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森羅万象 ~ 歩く印象派

「湯は水より早く凍る」現象議論沸く 大槻教授は批判

2008年07月31日 17時58分49秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議
2008年7月31日12時49分朝日COM

 水よりもお湯の方が早く凍ることがある――。NHKの番組「ためしてガッテン」で紹介された不思議な現象が話題になっている。科学的には未解明で、物理学者の大槻義彦・早稲田大名誉教授がブログで「実に馬鹿馬鹿もの」と批判している一方、雪氷学者らは「条件次第では起きる。まじめに研究しては」という。

 7月9日放送の「今年も猛暑!お宅の『氷』激ウマ大革命」。「常識逆転!お湯は水より早く凍る」として、37.2度と66.5度の水を60グラムずつ零下25度の冷凍庫に入れ、高温の方が早く凍ったという実験などを紹介した。

 番組に協力した前野紀一・北海道大名誉教授(元国際雪氷学会会長)によると、この現象は「ムペンバ効果」と呼ばれ、西洋で古くから知られていた。60年代以降、米国やカナダなど多くの研究者らが実験を試み、論文や雑誌記事が出ている。

 放送の後、ネット上で「ムペンバ効果」の検索件数が急増。ブログ読者に知らされた大槻さんは「お湯が冷えて水になるまで余分に時間がかかるのに、水より早く凍るわけがない」と批判する。

 大槻さんのもとには100件を超えるメールが届いている。大槻さんを支持する声もあるが、「自分で実験したのか」との批判も。そこで、大槻さんが冷蔵庫の製氷室で実験してみたら、お湯は早く凍らなかったという。

 しかし、前野さんは「水よりもお湯が早く凍る場合がある」との立場だ。水が冷えるときに奪われるエネルギーより、湯が蒸発する際に奪われるエネルギーの方が大きい。風や湯の中の対流などの条件によっては「ムペンバ効果」が起こり得るという。

 ただ、容器の大きさや形、熱伝導率、周囲の空気や水の温度など多くの条件が複雑にからんでおり、メカニズムの科学的な検証は難しい。雪氷学会会員の間では「9月の日本雪氷学会で議論しよう」との声も。前野さんは「身近にも、まだ解明しきれない現象がたくさんあることを知ってほしい」と話している。(中山由美)

これは何?  教えてRESANDOさん!

2008年07月31日 00時30分03秒 | 歩く印象派
29日午後6時20分ごろ、長崎県・五島列島福江島の西40キロの海上で「白い円筒状の物体が浮いている」と、付近を通過した漁船から海上保安庁に通報があった。

 長崎海上保安部によると、円筒形の物体は直径3~4メートル、長さ約25メートルで、表面に中国語と英語で「警告」「20キロパスカル窒素充填(じゅうてん)」などと表示されており、「ボンベのように見える」という。

 物体は30日も福江島沖を漂流しており、同海保は「危険物の可能性も捨てきれない」として付近を航行する船に注意を呼びかけるとともに、巡視艇2隻が監視・警戒を続けている。また、長崎の中国総領事館や対馬、長崎両市などに情報提供を求め、物体の正体を調べている。