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森羅万象 ~ 歩く印象派

オオセグロカモメ、子育て真っ最中 鳴き声響く 根室

2008年07月13日 12時06分20秒 | 歩く印象派
  切り立ったがけのすれすれまで、親鳥について出てきたオオセグロカモメの3きょうだい=北海道根室市、神村正史撮影

 北海道根室市で、国内では主に北海道で繁殖する海鳥オオセグロカモメが子育て真っ最中だ。海沿いのがけには複数の集団営巣地(コロニー)があり、ごま塩模様のヒナの鳴き声と巣を守る親鳥たちの騒々しい声が周囲に響き渡っている。

 ふつう、1回の繁殖で3個の卵を産む。すべて孵化(ふか)すれば3きょうだい。そろって親鳥のクチバシや尾をつついたり、親鳥を追いかけたりしてエサをおねだりする日々。ただ、別名は「海のカラス」。成鳥は他の鳥のヒナや生活ごみも食べるため、増えすぎが心配されてもいる。(神村正史)