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森羅万象 ~ 歩く印象派

「ソニータイマー」と「ゲートキーパー」

2005年10月22日 12時29分03秒 | 歩く印象派
SONYという企業がある。

コタツとか冷蔵庫とか洗濯機など家庭に1台か2台あれば用が足りる(比較的大型な)電気製品よりも、家族一人一人が持つ小型の電気製品の開発を得意とする日本では異端な「家電」メーカーである。(実際には「家電」にとどまらず映画や音楽産業にも進出したりしている。ロボットもつくっている。)
古くは「トランジスタラジオ」、「ウォークマン」などが一世を風靡した。ゲーム機の「プレステーション」は先発の任天堂をあっという間に抜き去ってしまったのが印象深い。いまも「PSP」などゲームの世界では人気が高いようだ。(私があまりゲームに詳しくないので「ようだ。」となってしまう。)

しかし、一人一人が持ち歩ける「家電」戦略にも綻(ほころ)びが出始めた。ケータイ電話などは、ソニーらしくない位置に甘んじている。ウォークマンの後継機にいたっては、米アップル社にお株を奪われiPodの独壇場である。
そんなソニーにまつわる本当かどうかわからない不思議な話がある。
聞きなれないかもしれないが「ソニータイマー」と「ゲートキーパー」という言葉だ。
私も、友人が「ゲートキーパー」疑惑をもたれ、えらくひどい目に合うまで存在さえ知らなかった。またソニーに対して反発を覚える人たちがけっこういるのにも驚いた。
この言葉は各種BBSなどにも頻繁に登場する。

以下はhttp://stella.cocolog-nifty.com/starchartlog/2005/03/sony.html から拾ってきた。

ソニータイマーとは何か?
「ソニーの製品は品質保障期間終了直後に故障する。だからきっと品質保障期間終了直後に発動するタイマーが存在するに違いない」という都市伝説のこと。、無駄に品質がいい日本製電化製品の例外として「故障しやすいソニー製品」というレッテルが貼られているらしい。徹底した品質管理の下に「品質の適正化」が測られ、経済性に見合う品質を追求してたどり着いたのが「一定期間で故障するチップが開発され、それがソニーの製品には組み込まれている。」といった話まで出ているようである。(もちろん真偽のほどは定かではない。)

ゲートキーパーとは何か?
「ゲートキーパーというのは、この場合「ソニー工作員」を指すようです。PSP不良騒動の際、個人ウェブログにGateKeeper**.Sony.CO.JPというリモートホスト(**は数字)からソニー製品賛美・他社製品中傷コメントを書いていた人がいました。この「GateKeeper」はソニー社内イントラネットからインターネットに接続するためのゲートウェイサーバと判明。つまり、社内イントラネットに接続できる人(ソニー社員か派遣)が自社製品擁護のために工作をしていたと、2ちゃんねるユーザーの怒りを買ってしまいました。SONYゲートキーパーに関するメモに2ちゃんねるでの祭りの様子が記されています。」

※PSP不良騒動というのは
PSPに各種の不具合があるとの指摘に対し、ソニーの社長である久多良木健氏が
「それがPSPの仕様だ」と語ったことから、猛反発を食った事件らしい。
久多良木氏の発言は以下を参照。
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/354840 

これに対しては「開き直り」と受け止めた方が多いらしい。
下記をクリックするとよく分かる。
タイトルも「PSPの不具合問題について久夛良木社長が開き直り」となっている。
http://www.propeller-head.net/archives/000313.html