映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

幸せになるための恋のレシピ  ensemble, c'est tout

2009-12-11 | 映画 さ行
オドレィ・トゥトゥ主演のフランス映画っていうと、やっぱり「アメリ」をイメージしてしまいますが、
こちらはそれほどおとぎ話っぽくありません。

フランス映画とアメリカ映画って、背負っている文化が違うとこうも雰囲気が変わるのは何なんでしょうか?

おそらくキャサリン・ゼタ=ジョーンズの「幸せのレシピ」を意識したタイトルなんでしょうが、
メインキャラの男性が料理人だからってこのタイトルは如何なもんでしょうか???

原題は「一緒に、それがすべて」みたいな意味でしょうか?

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     幸せになるための恋のレシピ ENSEMBLE, C'EST TOU

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 < ストーリー >
ビル清掃のアルバイトをしながら画家を目指し、寒い屋根裏部屋に暮らす女性カミーユ。
ある日、アパートで貴族出身のフィリベールと出会う。
その後ひどい風邪で苦しんでいたところを助けられ、彼の高級アパートで看病され、誘われるまま同居する。
もう一人の同居人、コックのフランクは女性の同居に反対する。
入院中の祖母の面倒を見ながら一日中忙しく働くフランクは、日々苛立ち、違う女性を連れ込み
大音量で音楽をかける。ぶつかる二人だったが次第に打ち解けてゆく。
フランクの祖母ポレットが施設に預けられていることを知ったカミーユは、引き取ろうと提案し・・・。

         

フランス映画は難解な、後味の悪いものもありますが、
モンテーニュ通りのカフェ」や「ぼくの大切なともだち」「地上5センチの恋心」といった、
洒落た心がほんわかする雰囲気が好きなんです。

冒頭バサバサのロングヘアで暗~い雰囲気のカミーユや、荒れた感じのフランクに
「ありゃー、はずれ?」かとも思いましたが、徐々に好きなフランス映画の雰囲気に

吃音で引っ込み思案なフィリベール、
(パリの豪華アパルトマンは広~い! 実家でのお食事シーンもさすが貴族!)
祖母の面倒と仕事の両立に疲れ、荒れるフランク、
母と確執があり拒食気味のカミーユ(めっちゃ細~い)、
面倒なことを抱え孤独に暮らしていた三人が、共同生活をするうちに影響しあい、優しい気持を取り戻し
前向きに生き生きし始める。

男二人に女一人で同居って・・・、ややこしい三角関係になりそうで少々はらはらしたけれど、
そんなドロドロにはならず、見ているこちらも優しい気持ちになれる、ほんわか~ストーリーです。
そういう意味では、やっぱりおとぎ話っぽいかも?

フランクのお祖母ちゃんの存在が、三人の結束を強めましたね。

フランクを演じるギヨーム・カネは、笑顔がやさしい人・・・う~ん、誰かに似ている。
オドレィ・トトゥは華奢でキュート、ショートヘアがお似合いでした



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ANDRE)
2009-12-18 00:33:50
こんにちは。

以前からちょっと思っていたのですが、
フランス映画の趣味が似てますよね~。
未公開作品でも、
同じ作品をご覧になられてるのが嬉しいです。

アパートの1室とは思えない広さに驚き、
ショートヘアーのオドレィ・トトゥの
可愛さにときめき、
爽やかな気持になれてなかなか良い作品でした。
Unknown (ANDREさんへ(ryoko))
2009-12-21 00:20:42
こんにちは~、コメントありがとうございます。
はい、似てます~。私も嬉しいです
前半はあれれ?だったのですが、なかなか良かったですね。
「シェフと素顔と、おいしい時間」ご覧になりました?ジャン・レノとジュリエット・ビノシュのフランス映画ですが、これも好きなお薦め映画です。


初めまして (吃音@spa)
2010-01-21 20:05:08
初めまして。

この映画、吃音なフィリベールが

とっても気になりました。

自分も吃音があるので

どうしても感情移入してしまいます。
いらっしゃいませ。 (吃音@spaさんへ(ryoko))
2010-01-22 01:29:11
初めまして。
引っ込み思案なフィリベールが日夜訓練をして最後に舞台に立って拍手喝采を得るシーン、彼の輝くような表情が感動的でした。

フランス映画の優し~い目線が好きです。

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