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大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント一刀両断 インプラント治療、遥かなる道への思い

2009年11月06日 | 即時MI審美インプラント治療の話
今月も又新しい歯科専門雑誌が発売され、色々な新しいものが出されています。

世界の潮流を感じさせるような記事も多く、大変に勉強に成るのですが、私はこう言う記事を読んでいて最近は常に暗澹たる気持ちになってしまいます。

どの雑誌を読んでも、何の記事でも判で押したような似たような内容の記事ばかりで、これは一種の洗脳なのではないだろうか?と思えて来てしまいます。

市井で一開業医として保険医でやっている先生達にとって、これらの情報が本当の意味でどれ位役に立つのか、明日からの臨床に何か活かせて、患者さんを救う一助となれるのかどうか、その事がいつも心の中で引っ掛かるのです。

私は確かに保険制度は矛盾に満ち満ちていて、異状としか言えない位の歯科医たちの自己犠牲の元で成り立っている歪んだ制度だ、と主張していますし、保険では世界標準的な治療は全く出来ないからと患者さんにも説明したりして、インプラントとか再生療法とかの先端領域の治療を専門で日々仕事をさせていただいています。

これは私の特徴であり、仕事が忙し過ぎてそれ専門として特化せざるを得ない状況なのが正直な所です。

ですが、一般的な歯科医の開業スタイルはやはり保険中心であり、沢山の患者さんを治療して、体力を酷使して、毎日毎日体と気力をすり減らして頑張って、それなのにそれなりの報いしか得られない方が殆どで、ボランティアで成り立たせているとはっきり言えるでしょう。

私の友人の真面目な先生は1日に30~40人の患者さんを治療し、日々疲れて大変だと苦笑いしています。
しかも、こんな事何時まで出来るんだろうか、若いうちはいいけどこれからは年取っていくから、と不安を漏らします。

彼ら等は本当に真面目で,頑張って治療をしていますが、それでも1日で30人以上では細切れで治療する他なく、中々チャンと治し切れないねー、と残念そうに語ります。

因みに、私の場合はクリニックに1日に来て下さる患者さんは20人位で、しかも私自身が本格的に治療させていただく患者さんは4~5人です。

他の患者さんは、勤務医やDH衛生士の出来る治療内容で、私自身が自院内で既に専門的な上記のような治療に特化してせざるを得ない状況なのです。

実際にしてみると分かるのですが、確かに私がするような専門的治療は1日で4~5人位しか治せません。
時に大変難しい治療の場合、1日1人しか治療出来ない事もある位です。

その具体的例は、上顎の全顎抜歯病巣除去、インプラント植立同時骨造成歯肉再生手術、審美的暫間仮歯制作装着、とかの場合です。
こう言う場合は、ほぼ1日患者さんは朝10時に来られて、綺麗な仮歯が入って終了するのが午後3時以降とかになる事もあるのです。

順調に行けば、朝10時に来ていただいて午後1時過ぎ位で終われる事もありますが、病巣の状況で全く変わって来ますし、根管治療されて病巣がある歯はたいていの場合病巣が難しい状況だったりしますので、時間が掛かるのです。

病巣さえなければ、多分抜歯、インプラント植立、綺麗な仮歯だけで済むのですから、2時間も掛からないでしょう。

これが、臨床の現場で起きている雑誌とかで載るような治療の現実です。

こんな現実を何処の雑誌が正確にチャンと解説しているのでしょうか?

夢物語ばかりを綺麗な写真で載せて、その裏の厳しい現実を知らせない。

まるで、今のインプラント業界が患者さん達にして来ている姿そのもの、ではないではないでしょうか。

しかも、殆どの歯科医は保険医で、沢山の患者さん相手にして一所懸命に汗だくになって頑張っているのに。

雑誌は夢だけを売れば良い、と彼らは言うのでしょうか。

そしてスポンサーと成ってくれているメーカーのマイナス情報は一切出せない、これが正常なマスコミの姿なのでしょうか。

暗澹たる気持ちを抱かざるを得なくなるのが、ご理解いただけましたら幸いです。

臨床の現場で何が起きているのか、世界の情報は必要でしょうが、行き過ぎは考え物と言えるでしょう。

しかも、現時点でも尚、見栄えのする大きな処置、手術がどうだとばかりに登場し捲くる紙面ですから、何をか況やと感じてしまうのです。

見栄えの良い処置、手術の裏側で患者さんがどんな思いをしているのか、それ以外の楽な方法がある事を知らしめられた上での選択なのか。

やはり一緒の情報操作であり、洗脳である、と私は思うのです。

真に患者さんの為のインプラントの真実、治療は遥か彼方である、と悲しくなるのです。


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参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
   http://www.j-dol.com/dr/noritugu/default.html
   http://www.newton-doctor.com/doctor/tokyo5/matsumotonoritsugu/s40/


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