大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントオーバーデンチャー

2012年05月19日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

インプラントのこれからの用い方を示すものが、こう言う使い方です。

部分義歯の支えがなくなってしまったので、大臼歯部にインプラントを植立し、支えに使います。

私がした手術はこれで終わりです。

患者さんは、支えがなくなって痛くなってしまった入れ歯が、この1本のお陰で何ともなく咀嚼できるようになりました。

実はこの患者さん、やや認知症も始まっており、ご家族が義歯を痛がっているのを何とかして欲しい、とのことでした治療です。

患者さんは80代後半の女性の方です。

清掃も今までと全く変わりませんし、メインテナンスも非常に楽だそうです。

噛めるお蔭なのか、患者さんは認知症も殆ど大丈夫な状態になって下さり、今は普通の生活されているそうです。

インプラントだからで、何でもかんでも固定式ではなくったって良いんです。

インプラントは正しく縁の下の力持ちで、部分義歯を強力に支えてくれています。

これで良いのだ!

 


即時荷重インプラントを成功させるコツ、成功率99%以上を達成するには

2012年05月19日 | 日々のインプラント臨床の話

即時荷重インプラント治療とは、植立手術したその日から仮歯が入る治療のことです。

従来のインプラント治療は、植立手術をしても安静を保つ為、歯根部分だけを入れるだけで、歯冠部分を入れるには下顎でも2ヶ月以上、上顎では下顎の倍以上、時には半年以上も待ってからでないと仮歯も入れられないものでした。

従来のような方法を取ると、インプラント治療して仮歯が欲しいとなると、取り外し式の入歯にするか、隣の歯に接着させるとかして、何れにしても、周辺の歯に負担を強いて造るしかないものなのです。

即時荷重インプラント治療は、インプラントだけで仮歯を入れますので、周囲の歯に負担を掛けないで歯が綺麗に入るという利点が最も大きな利点です。

今までの歯科治療は、歯を失うと必ず周囲の歯を巻き込んで修復するしかありませんでした。

そうやって治すから、残念ながら、何年か経つと周囲の歯まで悪くなり、徐々に歯を失い入歯になる、と言う状況になっていったのです。

それを回避することが歯を失わない為の一番大切なこと、そして、それが出来るのが唯一即時荷重インプラント治療なのです。

インプラントの持つ最大の利点、を活かす治療方法なのです。

 

当院では即時荷重インプラント治療を2000年から行って来ています。

それから、12年全く軸をぶらさずに即時荷重インプラントをし続け、成果を上げ続けて来ています。

 

専門家である歯医者の先生方だけでなく、患者さんも良く即時荷重インプラント何てして大丈夫なんですか?やはり安静にして最初は歯根部だけでした方が安心なんじゃないでしょうか?とご質問を良く受けます。

それに対して、私の答えはいつも同じで、私は何でもかんでも即時荷重している訳ではありません。

ただ、私の元に来て下さる患者さんは、入歯は絶対に嫌だとか、色々な理由で最初から歯が入れて欲しい、と言う患者さんが、最後の最後で困って辿り着いて来られているのです。

ですから、私はインプラント治療をお引き受けする場合には、必ず即時荷重するつもり、しっかりとした植立手術をさせていただくように手術させていただいています。

どんな患者さんであっても、インプラントをしっかりと植立させて欲しい筈で、ユラユラでやっとこ立っている状態で植立させられて良いと考えている患者さんは一人としていないでしょう。

だから、私は全てのインプラント手術で即時荷重出来るレベルのしっかりとした植立になるようにしています。

そして、私に完全にお任せいただく他ないのですが、私の持っている基準、一つ一つの評価基準をチャント超えて植立出来たインプラントに関しては、通常言われているインプラントの成功率97%と言うデータと全く遜色のない、私個人のデータではここ4~5年のデータでは99%以上成功させられているので、植立手術済んだら後1時間ほどいただければ綺麗に仮歯が入るので入れているだけです。

なので、勿論、私の持っている基準に到達しない場合とか、患者さん自身が不安とかの理由で、直ぐに仮歯が欲しい訳じゃない、と言う方の場合には、即時荷重を無理してまでは行なっていません。

即時荷重出来るんですよ、と言うのは、私の持っている技術でインプラントはかなりしっかりと植立出来て、それが私の成績の良さになっているんです。

それだけなんです、とお話します。

 

インプラント治療成功の要諦は、言うまでもなく、しっかりとした植立を行えることです。

ガタガタに埋めているインプラントが上手く行く可能性は、しっかりとしているものに比べれば当然かなり下がることでしょう。

その技術で私はかなり良い成績を出せている訳です。

 

では何故、そのようなことが可能になるのか?なのですが、簡単にコツを言ってしまうと、植立するインプラントサイズよりもやや細くインプラントホール形成をすること、です。

但し、その患者さんの骨質、密度に合わせて行わなければいけないので、そのへんのノウハウが非常に難しい点があります。

 

このテクニックは、アダプテーションテクニックと言う名称で世界的にも有名です。

実は私は2000年以前から、植立をしっかりさせる為に、細目にした方が良い、と思い付いていて密かに行って来ていました。

なので、アダプテーションテクニックが紹介された時に、誰でも思い付いてしていたのかと思っていたけど、と不思議に思っていた位です。

 

即時荷重インプラントを成功させるには、植立する力の強さ、トルクを35N以上にしなければいけません。

これは最低基準で、これが出来れば、後は咬合調整で横揺れの力を掛けないようにして、私がいつも推奨している超音波治療器をチャンと当てて治癒促進をする、更に言えば自己血を用いての再生療法を組み合わせれば、早く楽に綺麗に治癒します。

私の場合は、これらに加えて2003年以降MI最低浸襲外科手術と言う改良点が加わり、全く一般的なインプラント手術とは違ったオリジナルの方法で行なっていますが、即時荷重に関してだけ言えば、35N以上、超音波治療器だけでも相当の成功率の向上が認められると思います。

 

この他に、最近話題の光機能化で紫外線をインプラント体に当てる、と言うのもありますが、ある一定以上の紫外線であればインプラント表面の血液の馴染みが良くなることは確かに起きている現象であり、それが骨との結合を早く良くしてくれるらしいので、持っておられる先生方はされるのも良いでしょう。

私の場合は、そこまでの設備はないのですが、紫外線は歯科業界では色々とあるので、それで代用しています。

その結果ですが、確かに血液の馴染みが良くなっていますので、付加的価値としてはこれで良いのではないか、と考えています。

それよりも、今までして来たこと、成果が間違いなく上がっていることを厳守して行なっており、それで最初に挙げたようにここ4~5年では99%以上の成功率を達成出来ています。

 

個人的な感じですが、今現在の到達点で、世界レベルでも最高の基準に到達しているので、これで良いのではないだろうか、と考えています。

 

勿論、改善改良は常に止まらないので、世界国内の学会、セミナーに参加して、さらに向上させ続けます。