大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントの未来、総義歯の御心伝授

2006年08月08日 | Weblog
インプラントをやるのは、そうしないと、患者様を救えないからです。
入歯が嫌いだからとか、苦手だから、だとかではありません。
私の場合は、むしろ大好きです。
特に総義歯は、亡き恩師の道を継ぎ、さらに発展させ、是非とも完成させたいとまで、願っています。
今はインプラントの道で、戦っていますが、オペに体がついて行かなく成り、若手に任すべき時が来たら、譲ろうと考えてます。
そして、後はゆっくり、総義歯を極めたいのです。
こんな事言うと、インプラントからは引退するのかと、勘違いされますが、70位までは若手に譲りません。
人生最後の臨床の期間の中心は総義歯にし、完成に30年懸けたい、百までに到達したいのです。
私が、総義歯に目覚めたきっかけも、ある患者さまとの出会いからでした。
その話をさせて頂きます。
その老婦人は、気品のある方で、お美しい方でした。
しかし、長年の病による不自由で、歩く事さえままならず、両脇を娘さんとお嫁さんに支えられやっと治療用のユニットに座れる状態でした。
お口の中は総義歯で、全く合わず、顎の骨も極端に吸収して、特に下顎は、真っ平らでした。
院長が拝見し、治すのだと見ていました。
所が、師は私にとご指名されたので、驚きました。
まだ、2年目の頃でした。
荷が重すぎる、正直そう感じました。
しかし、師の厳命ですから、聞くしかありません。
いつものやり方で、まず治療用の義歯を作り、それを修正しながら、最終義歯の形等を決めます。
一所懸命にさせて頂き、徐々に機能が回復していきました。
が、やはり、歩くのはままならない状況でした。
治療期間は4ヵ月かかりました。
少しずつ、少しづつ新しい総義歯の形が、出来上がって来ました。

長く成りましたので、次回に繋ぎます。