元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

近所の散髪屋さんとクリーニング屋さんは・・・・。

2008年06月06日 | 住まい、場所

「小心者」の私は、新しい散髪屋さんが苦手です。
この春、引越しして家族のいない浜松の散髪屋さんには、もう行きません。
また岡山の家の近くは、まだ馴染みの店がありません。

久しぶりに東京中野のマンション近くのお店に行きました。料金は3900円です。

以前は一人だった修行中の若者が、二人に増えていました。
30代の若い店主が言います。
「実家が散髪屋でない人のこの世界への入門は珍しい」と。
この4月入った人は、選んでこの世界に入ったそうです。
最近では、理容でなく、美容を選ぶ人が圧倒的だそうです。

このお店の周辺は、マンションやアパートが多い地区です。
転勤族がそれも単身や、独身が多いらしいのです。
そのため4月に相当人が入れ替わるそうです。
転勤や結婚で。
お互い慣れたころに、お客が替わる寂しさがあるそうです。
その代わりに新しい客もくるのでしょうが。

     

私の横で髪を切っていた人も、この店は初めての様子。
行きつけのお店の店長交替が契機だったようです。
腰が痛いらしく、頭を洗うとき痛そう。
最後は、後ろ向きに洗ってもらっていました。

以前剃刀の当て方の感じのいい若い人をあえて指名。
「顔見知りには、積極的にやらせてくれと言ったらどう。場数を踏まないと」と説教調。
若者は、オーナーの顔を見ながら、「はい」と小さな返事。
終わった後、カルテ記入のため、ヒアリングがありました。顧客情報収集も大変。

     

同じ町内のクリーニング屋さん。散髪屋さんのとなりです。ワイシャツを出します。
一枚税込み262円。競合も多いのでしょうが、価格とすると平均的。

いつも親切に受け渡し。女系家族でやっています。
入り口のサッシをいつも開けています。
寒いとき、閉めようとしたら、クリーニングに使う薬品のにおいを逃がすためとか。

低めのアイロン台をもう少し高くしたら、腰が楽ではないかと言いました。
「ちょうどいい高さでは、力が入らないのです。低いほうがプレスがかかるのです」
プロらしい言葉。自分の体のことより、仕事優先です。

以前 近くのお店でビールを買う姿。
声を掛けると、仕事の後のビールが最高とのこと。母娘で飲むようです。

いづれにしてもこの街とももうすぐお別れです。
都会と言えども人間を感じる近くのお店の存在は嬉しいものです。

     

画像  中野区の町内(裏通りです。マンション・アパートが多い街です。)
     散髪屋さん(久しぶりにこの店に行きました。)
     クリーニング屋さん(昔ながらの店です。夜8時まで開いています。)
     単身マンションの玄関(個人がオーナーのマンション。低層です)
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亡き父親に四人の娘を見て欲しかった。

2008年06月04日 | ふるさと

あと数日で、父親の命日です。
58歳の若さで交通事故でなくなった父親です。もう30年近くになります。

ガードレールの間から転落して、脳挫傷で亡くなりました。
雨の日の出来事です。自損事故でした。
当時 義務ではなかったのですが、もしシートベルトをしていたら・・・と思います。
田舎の議員として、地元の相談ごとに訪問の帰りでした。

当時私は、30歳を過ぎながら、独身でした。
そのため嫁探しに母親と奔走していたようです。
親は何時までもいるものだと錯覚していて、結婚に耳を貸さなかった私です。
ただ 義務的に見合いだけはしていました。

遊びにきた従兄弟の子供をじっと見ていた父親のことを思い出します。
親の気持ちを考えたこともない「幼さ」です。
かみさんや孫の顔を見せられなかった後悔の念があります。

そのためかどうか、私と10歳近く離れた妹を特に可愛がっていました。
シャイだった父親は、酔った振りをして、妹に冗談を言います。
酒に弱く、あまり飲んでなくても真っ赤な顔です。

9人兄弟の長男に生まれ、祖父と一緒に、弟妹の面倒を見てきました。
最寄駅から田舎の食材をみかんの木箱に詰め、弟達に発送する父親を覚えています。
宅配便などない時代で、国鉄の貨物の利用です。

     

自家用車の普及以前、オートバイで通勤です。何台も乗り換えていたようです。
そのおかげで高校生からオートバイに乗ることを許してもらい、125ccのホンダで
通学です。暴走族ではありませんが、スピードは快感です。

大学入学後、オーケストラに入部し、学校訪問演奏会でふるさと新見市を訪れました。
市内の小学校に多くの子供達が聴きに来てくれました。
そのときオケ仲間の昼食に、「チラシ寿司」を数十人前作り、届けてくれました。
母親が作り、父親が運んでくれたのです。
その時のミニコンサートの写真と、学校の先生のお礼の手紙を母親は保存しているらしい。

結婚後四人の娘を授かりました。
父親は娘達の存在や成長を知らないのですが、生きていれば喜んでくれたでしょう。

家族や仕事や世の中のことをもっと話したかったと、最近ちょっとしんみり。
もう父親の亡くなった年齢を越しました。


画像  SL(新見駅近くの布原付近1970年頃、母親は結婚前は国鉄に勤務)
       http://www.shimonoseki-cu.ac.jp/~nishida/SL055-23.htmより
       新見駅・石蟹駅で荷物を送っていました。
     ホンダ ベンリイ(高校~大学時代乗っていたオートバイ)
        http://wing.zero.ad.jp/~zas90507/triton/C92.htmより
        大学時代アルバイトで市政だより(広報誌)を配達していました。
コメント (8)
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ピアノ天才少年が映画の中で弾くのです!

2008年06月02日 | 映画/テレビ

日曜日 借りてきたDVDが予想外に面白い映画。
あまり期待してなかったので、「新発見!」の感覚です。

それはスイス映画」私のピアノコンチェルト」
タイトルに惹かれてつい借りました。

ピアノの天才であるだけでなく、IQ180の少年の物語です。
天才がゆえに、大人の心が透けて見え、悩みます。
事故を装い、凡人に戻ったと偽装します。
後半は、子供ながら、密かにITを駆使し株取引で大儲け。
大好きな家族にさまざまなプレゼント。父親には会社まで。
自分は、広い部屋を借り、ひそかにピアノを楽しみます。

この映画のなかの、少年のピアノシーンが妙にリアルなのです。
映像と音がシンクロしていて、演技で弾く感じではありません。
最初 こんな少年が本当に難曲を弾けるわけがないと不思議です。

実は、本物の天才少年が出演だったのです。
だから違和感なく、自然な演技でピアノが弾けるのです。

     

観るまで低予算のスイスのB級映画と思い込んでいました。
金がかかっていると思ったのは、最後のコンチェルトのシーンです。
本物のオーケストラと満席の聴衆の前で熱演です。

管楽器は、吹く真似ができますが、ピアノや弦楽器は素人の演奏は、バレバレです。
しかし 日本映画のスウィングガールズでも出演者が練習し、演奏していました。
一緒に観に行ったトランペット吹きの娘が「本当に吹いているよ」と教えてくれました。
「のだめ・・・」もテレビにしてはリアリティがありました。

休日の音楽映画は、心がリッチになります。
音楽のすばらしさを感じます。

画像  お薦めのDVD「私のピアンのコンチェルト」
     ミューザ川崎(昨年三女がほかの音大と合同演奏したホール、きれいです)
コメント (4)
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「ビールが欲しい!!」 脱水症状?

2008年06月01日 | 食べ物、飲み物


今週 好天の日、退職の送別ゴルフを友人に開催してもらいました。

結果は、「大叩き」。練習してないから当然です。
しかし 定年退職で会社を去るにあたって、友人達の温かい思いやりを感じました。

午後のハーフに、飲み物を一滴も口にしませんでした。
のどの渇きは、尋常ではありません。
天気もよく、汗をかいていて、脱水症状一歩手前です。
多分 血液はドロドロだったでしょう。危ない。危ない。

我慢に我慢を重ねました。
夕方のビールをおいしく飲むためです。
でも、こんな「乾きの感覚」は初めてです。
熱砂でオアシスを求める気持ちが良くわかります。

帰り道の渋滞が、ますます乾きを強くします。
会食場所に到着。即 生ビールを注文。
生ビールを立て続けに二杯。ビールの早飲み競争並です。
食べ物がくる前に、こんなに飲んだのは初めて。
体に良いわけはありません。

そしてラウンドの反省会。すべてに反省です。
「トップ」の連続でした。ボールの上をたたいて、チョロの連続。きちんと打てません。
アドバイスをもらってもできません。頭ではわかっているのですが。

ゴルフの難しさとビールのおいしさを痛感した東京最後の5月です。

   

帰途、早期勇退の後輩の一人から電話。元気そうです
会社を離れて、初めて世の中の厳しさと自分の甘えを感じたとのこと。
今なら、もっと会社に貢献できたかもと殊勝な言葉。

再就職の斡旋と研修を支援しているらしい。
彼や私のような人間が、一番扱いにくいそうです。
自分を知らない「頭でっかち」人間は、通用しないのでしょう。
考えさせられる言葉のあと、再会を約束しました。

「社会偏差値を高めなければ」と自分に言い聞かせました。

画像  西国分寺駅近くの小料理屋(会食場所、価値ある店)
     氷下魚(こまい)の干物(絶品の北海道名物、塩味がビールに合います)
      http://www.hokusen.co.jp/gyokai/komai.htmの画像
コメント (4)
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