元ベース弾きの田舎暮らしは

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旧暦の「端午の節句」に送られてきたもの

2008年06月11日 | ふるさと

週初め、岡山の母親から珍しいものが、クール便で到着。

菖蒲(しょうぶ)の葉と粽(ちまき)です。

昔、お風呂に菖蒲を入れると、健康になるとの話を聞きました。
まして粽などは、久しく食べていません。何十年ぶりでしょう。
近くの朝市で、偶然見つけ送ってくれたものです。

昔 粽は、笹を山に取りに行き、自分で蒸していたそうです。
その懐かしいものが見つかり、即買い求めたようです。
送ってきたのは、自分の「郷愁」のおすそ分けでしょう。

旧暦の正月や3月の節句、5月の端午の節句など忘れていました。
高島易断の暦をいつも見ている母親は、旧暦の行事にこだわります。

又 旅立ちや建前の日時、大きな買い物の搬入日など、必ず大安とか仏滅を気にします。
年に数回は、神主(母親は太夫と言いますが)が実家を訪れます。
相談内容への回答の言葉(お告げなのでしょうが)をありがたがります。

母親は、旧暦の季節感がぴったりくるそうです。
生きてきた85年は、旧暦の体内時計で動いているのでしょう。

私も「還暦」を迎えるようになると、季節感は旧暦に近い感じです。
桜の咲く「春」は、秋の紅葉は、寒は、などなど。
春夏秋冬とは、本当はいつなのか?
新暦の季節表示は、実態と合いません。
自然と暮らす田舎住まいの人たちは、ギャップをもっと感じるでしょう。

母親の送ってくれた菖蒲や粽は忘れていたものを思い出させてくれました。
コメント (2)
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