元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

葬式ばかりで、子供の生まれない集落

2009年01月31日 | ふるさと
今日の生活に悩みながら、加えて明日の心配も。

教育費と岡山の家の家賃を捻出するために、岡山市内でフルに働くかみさん。
新見で、失業保険で生活している私。保険もあとひと月。
私にできる仕事が、新見にはなかなかありません。(体力に自信なし)

失業保険が切れると、年金生活に突入。(両方はもらえません)
遺族年金、国民年金、軍人恩給をもらう母親はリッチかも。

食べるものは、自前の畑で作った野菜。
一俵数万円の「高い」米も。買ったら半分以下で済むだろう米の値段。
しかし、「飢え死に」はないでしょう。ここに住んでいる限りは。

     

かわりに、いなかにあるのが、メリハリの利いた春夏秋冬の景観。
焚火でできた「焼きイモ」は最高においしいもの。
「その日暮らし」の生活ができる「いなか」は最高。

でも抱えている問題は深刻です。私にも影響が。

今週半ば、新見市役所を訪問。
国が出した「ふるさと再生計画」
この進み具合を、担当者に聞きに行きました。

     

モデル地区の選定理由。新見市は「大井野」地区がモデル。
住民へのアンケートによる課題の確認、分析。
先行している県のアイデアや協力のお話も。
「集落の在り方、活動の考察」への補助金もあるとのこと。

しかし、何か違和感を感じます。2年後のモデル確立に対して。
会社勤めを辞めて、もう四か月。でもつい民間企業の手法と比べます。
スピード感が違うのです。

こんな大きな行政のテーマなのに、担当者は兼務で要員不足で大変です。
人口がピークから半減したわが町。ここ数十年課題があったはず。
過疎対策(活性化策)の「仮説」があって、その検証と民意の調査ならわかります。

もっと担当者を増やし、過去の政策の棚卸しと投資効果の判定も。
そして、ふるさとの底力と魅力を核にした「姿」を見たい。
せめて10年後の姿を描いてほしいもの。今日明日にすぐとは言いません。

          

母親も含め、早くしないとお年寄りは次々死んでしまいます。
せめて、将来の可能性を示してやりたいもの。

60歳で故郷にUターンした私にも、できることがあるはず。
「同じ香りの人」が新見にいるはず。早くめぐり合いたい。


画像   雪の露天風呂(新見市北部の千屋温泉)
      焼きイモ(焼きイモに最適なイモの種類があります)
      新見市役所
      伯備線の特急「やくも」(国道180号線沿い)
       (偶然横を走っています)
コメント (7)
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