元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「過疎化対策」は「若者」との交流!

2009年01月10日 | ふるさと

雪の岡山県北・新見です。ほんのうっすらですが積りました。
墨絵の世界です。

一昨日、NHKテレビのクローズアップ現代で素晴らしい報道が・・・。
過疎と老齢化の「限界集落」の実情と対策が取材されています。

生きがいや目標感の少ない集落のシニアたちに笑顔が戻った実例でした。
新潟と島根のレポートです。行政の進めてきた「箱もの」ではありません。

新潟の上越の若者数人と村の老人たちの交流が、印象的です。
過疎化を嘆く人たちに一石を投じたのです。
山里は不便なもの、特産品もないとの意識を外部の若者が変えたのです。
「住んでいる環境は最高」「自然薯は最高の食材」と。

40年ぶりにいなかに帰還した私の感覚も同じです。
山里の四季と野菜のおいしさを、住んでいる人自身なぜ認識が薄いのかと。

島根では、過疎化のエリアの若い相談員たちの登場です。
県がバックアップして、2年間で課題抽出と対策を急いでいます。
専門家による相談員への定期的実務研修も。

昨日 岡山県の地域振興担当部署に、電話をして、県の進捗を確認しました。
緒に就いたばかりです。9ブロックのモデル作りが予算付きで。
でも、ヒアリングと対策をエリアに「まる投げ」の感があります。

新見市の担当者を聞き出し、電話しました。
説明を聞き、お役に立ちたいと申し出ました。
新見市では、大井野がモデル地区のようです。



いなかで活動する若者たちの経済的自立を、何で支えるのかが課題です。
古民家再生講座開設の受講料や、「ゆず」の絞り汁の料亭への販売でした。
2兆円の定額給付金のほんの一部でもあれば、過疎地は頑張れるのですが。

「音楽合宿村」構想も同じ根っこです。
外部から、多くの若者が新見を訪問し、演奏を通じてシニアと触れ合えたら・・・。
音楽を通じて「感動」を共有できたら・・・。村おこしを一緒にできたら・・・。
一過性でも、いなかでの活動が企業の採用時に「評価ポイント」になれば。
若者個人の「心の資産」となり、社会的ステータスにつながれば。

移住してきた若い女性を「みんなの娘」と表現する古老の顔が素敵です。
思わず目頭が熱くなりました。年とると涙腺がゆるくなるのです。(苦笑)

画像  今朝の我が家(うっすらと雪が積もりました)
     庭の置物(かばんの中の犬とタヌキ、犬はよく本物と間違われます)
コメント (5)
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