昨日、設計士さんと打ち合わせ。
間取りのレイアウトに基づく、外観のイメージが出来上がりました。
大幅な改装を思いついたのは、私の「夢の実現」のため。
「庭のイチョウの木が見えるリビングで、仲間と共に景観と音楽とコーヒーを楽しみたい」
悩みぬく設計士さん。
私の要望が「過酷を極めている?」ためです。
「お金はありません」
「外観は昔風の古びた感覚の平屋で、中は今風に使いやすく」
「古い家の柱・瓦などの廃材は再活用を」
「デッドスペースは削減し、快適な母親の部屋の増築を」
ネックは山ほど、「増改築」「低予算」による制約の多さから。
① 屋根・柱などの、既存の構造が動かせないこと
② 築後120年間の間の、数回の改築の工事の統一性がなく、接合部が脆弱。
③ 大幅なレイアウト変更が、昔からの間取りに「なじみにくい」こと
予算の少なさからくる課題
① 古い構造材の再利用に苦慮(傷み具合が把握しにくく、太さ・長さもまちまち)
② 重機・作業車の入らない場所(崖の上の立地)のため手作業部分が不可避
この条件下で、知恵をだしてもらいました。
客間ふた部屋を変更したリビング(関東間換算22畳)の実現。
ガラスを通して、念願のイチョウが見えます。広縁が回廊のように囲みます。
庭の日当たり最高のポジションに母親の和室増築。一坪のトイレとミニキッチン完備。
土足自由の玄関横の「仕事場」。友人や近隣の人たちの「たまり場」用。
細部は今から図面化するため、スケジュールを後ろ倒し。完成が秋にずれます。
加えて、Uターンしてから数か月、古い部屋で寝起きし、愛着も出てきました。
招待した友人たちも、古い家を気に入ってくれ、気持ちが揺れたことも。
寒い時期の、「離れ」での母親の仮住まいも、厳しいかなと心配で延期決断。
「満足度は、あきらめてください」と設計士さんに釘を刺された程の「低予算」
「本来、お金持ちの建て方です」と言われながら、こだわった平屋の52坪。
あとは、建築屋さんが、予算枠内で受けてくれるか?
経済的にがけっぷちの私です。もう鼻血も出ません。
「未曾有の不況時に、こんな無鉄砲な私にどこかでアラームが鳴る?」
画像 崖側から見た外観の立面(図面左側が母親の部屋)
現行の母屋の左側に母親の部屋を増築予定
愛用のコーヒーポットとメーカー(長いこと使っています。保温性抜群、7人用)
間取りのレイアウト(本間での表示)
(中央がリビング、右の円がイチョウの木。右下が増築の母親の部屋
左下が土足OKの「たまり場」)