元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

祖父のたばこ栽培&「タスポ」

2008年05月18日 | ふるさとの母親


連休中、「タスポ制度」先行の岡山で戸惑いました。
東京は7月実施のため、カードを作ってなかったのです。
この制度のため、自販機の売り上げが激減らしい。
逆にコンビニのたばこ販売が大幅増らしい。

実家の古文書を整理中に母親が見つけた、たばこ関係の書類。
それは、もう40年前に亡くなった祖父へのたばこ生産の表彰状らしいのです。
昔は今と異なり、たばこの生産は許可制です。

祖父の時代のたばこ生産の記憶は、ほとんどありません。
もう50年以上も前のことですから。
その名残りが、実家にあった別棟のたばこ「乾燥場」という建物です。
しかしもうずいぶん前に取り壊しました。
新見地方は、岡山県でも有数のたばこの生産地でした。

栽培作業は、夏場の暑い時期に収穫する重労働のようです。
しかし たばこの生産は、貴重な現金収入源だったでしょう。
なにせ父親は、九人兄弟だったからです。祖父母も大変だったでしょう。

   

祖父は、教師になった弟と異なり、勉強嫌いで農業の道を選んだようです。
ただ晩年は、私の大学時代の教科書や講義内容に興味を持って話を聞いてくれました。
祖父も父親も、穏やかな人でした。声を荒げるのを聞いたことがありません。

これに反して、私は感情の起伏の激しい母方の祖父や母の血を受け継いだようです。
高校時代の授業中に、殴り合いのケンカをして、謹慎処分を受けたように。
今でも時たま、理不尽な出来事や非常識な人間に怒りが沸々こみあげます。
この歳ですから、手を出すことはありませんが。
「正義感」もいいけど心配とかみさんが言います。

何歳になっても「悟り」の境地には至りません。

画像  たばこ栽培の畑(新見市南部の高台、移植後のようです)
     昔の田植えを再現(実家のとなりの町内のイベント)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする