元ベース弾きの田舎暮らしは

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保科洋先生指揮「シベリウス№2」

2024年07月21日 | 作曲家 保科洋

昨晩 自宅に帰り着いたのは午後11時。
シンフォニーホールで岡山大学交響楽団のコンサートを堪能。
2時間の帰途は、素晴らしい演奏の余韻が・・。

足を引きずり、杖と共に登場の保科先生に胸が一杯に。
しかし 指揮台に上がり、曲の開始とともにその姿が一変。
「若返った」先生の姿。音楽へのこだわりを感じます。

演奏終了後、訪問した楽屋でソファーの先生は、疲労困憊。
88歳の老指揮者です。
横に立ち、そんな先生を気遣う奥様。
「いっぱい、いっぱいだった。」と先生。

序曲2曲は若手指揮者。
3曲目のシベリウスのみ、先生の指揮。
リズミカルな曲の始まりで感じた完成度。流石です。
上級生のメインメンバーで構成され、自在な指揮に対応。

     

2楽章を聴いている途中。
突然 浮かんだ映像は,日本海の荒波。
そして 砂浜を親子で歩く姿。
なんと 映画「砂の器」のラスト30分シーンです。
美しい映像と、偏見から故郷を追われた親子の姿のシーン。

アマチュアの学生から、シベリウスの作曲意図を引き出す指揮。
それは 当時ロシアに支配され、対抗するフィンランドの民族意識。
そして 厳しい自然との闘いと二重の国難。
学生オケとしては、出色の演奏です。

     

保科先生によって、音楽の総合企業への就職意思が芽生え、
社内結婚の配偶者。浜松で幼いころ娘たちに「音楽の極意」を。
田舎の実家においでいただき、母親を魅了した先生ご夫妻。

人生の節目毎に、導きを頂いたと感じる後期高齢者の私です。

画像  新見市のウィンドの練習風景  「風紋」の指揮を
                   お願いしました
    映画「砂の器」の放浪シーン
    新見の先生ご夫妻       新見の食事処

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