先日 次女が私の貸したDVDを返しに来ました。
「ローマの休日」です。もう50年以上前の映画です。
街中で500円で販売していたDVDを、思わず買いました。
ビデオにとって何回も観ていたのも、もうはるか昔です。
映画はもちろんモノクロですが、ストーリーの面白さでカバーです。
観終わった後に、何か切なさを感じます。
王女のつかの間の休息を描いたものですが、立場上
ローマの2日間のことは、心に秘めた出来事だったのです。
映画の出来としては、いろいろ不満がありますが、
ヘップバーンの可憐さと気品に免じます。おとぎ話です。
この映画を、初めて観たのは映画館ではなく、テレビだったのでしょうが思い出せません。
王室の次期の後継者の王女の責任の重さは、個人の生活を犠牲にせざるをえないのです。
何回観ても飽きません。最後の謁見の場が好きです。
グレゴリーペックとのやり取りがたまりません。
互いの想いを口に出せず、別れます。でも気持ちは通じていました。
すべてを投げ打ち、ペックの胸に飛び込むシナリオもあったでしょうが
その場合、映画として薄っぺらなものになっていたでしょう。
昔の映画や音楽が懐かしくなったのは、歳をとった証拠でしょう。
画像 映画の中のヘップバーン
DVDのジャケット