Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「オンの音」と「オフの音」

2015年08月05日 | ピュアオーディオ
音質アップを色々実験して来ると、「オンの音」と「オフの音」が有る事が判って来る。一般に「音が前に出て来る」様なサウンドが好まれる傾向が有る。JBLのユニットに至っては「前に飛んでくる」様に表現される方もいらっしゃいます。JBLの比較してタンノイ等は穏やかな出方をします。ボザークのムーリッシュ等は奥方向にパースフェクティブします。

またユニットの方式によっても大きく変わります。JBL#375等のホーン型は「前に飛んで来ます」。これに対してハイルドライバー等は横方向や後方向に音が広がる様な傾向が有ります。

一般の方はご存じないかもしれませんが、「ケーブル材」にも「前に出て来る音」の傾向と「横や後ろ方向」の傾向の有るモノが有ります。前者はユーザーに支持されていますので生き残れますが、後者は見向きもされない為に消滅しています。

個人的に、「前に出てくる音」を「オンの音」、「横や後ろ方向に広がる音」を「オフの音」と呼んでいます。自然界ではこの「オンの音」と「オフの音」が混在しています。「生演奏」の雰囲気を出そうとすると「オンの音」+「オフの音」の合成に帰結します。

先に述べた様に「機器」にも「ケーブル材」にも「オンの音」・「オフの音」が有る訳ですので、それらを組み合わせれば数えきれない組み合わせが有るだろう事が想像出来ます。自分のシステムにはこの「オンの音」と「オフの音」の組み合わせを意識して作っています。



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