オリンパスシステムの3ウェイマルチアンプ。当初はオールアキュフェーズで決まり、と思っていたのですが、色々と不満が出て来て遍歴を味わう事になった。低域にM-100モノラルパワーアンプ、中・高域にA-20Vパワーアンプ。この時の不満点は、「高域が出過ぎ」、単に音量だけの問題ではなく、質音も含めた総合判断。JAZZ系のキレの有る高域にはドンピシャリのサウンドであった。JAZZをメインに聴くのであれば不満は無かった。
中高域の滑らかさと音の厚みが欲しくて、管球アンプを試して見た。質感は圧倒的に管球アンプが良い。但し、低域は管球アンプではドライブし切れない。メリハリが鈍くなる。通常聴く音量はM-100のデジタルメーターで0.5W/chぐらいだと知った。出ている音量からすれば、極端に小さな出力で十分である事を知った。低域のSPユニットにもよるが、50W/ch有れば十分と認識した。本当は20W/chで十分だと思う。意外と出力は要らない。M-100の500Wの出力は何のための出力なのだろう?
後日、パイオニアのM4を使ったのもその為である。サトリのミニアンプは10W/chである。これでJBL#4343をドライブできた。