40年以上前、「JBL C50 オリンパス」の兄弟機に 「C60 ソブリン」と云うSPが有りました。オリンパスが菱格子のフロントグリルに対し、高級織物製のフロントグリルを使って有りました。
当時は「フロア型SP」はそのまま床において使う・・・と云うように雑誌で紹介されていました。この使い方だと、ソブリンは全面袴を履いていますので、低域の音のこもりが発生します。オリンパスの方が内側袴の分、低域のこもりは少なく、比較評価では当然オリンパスの方に軍配が上がっていました。(某雑誌)
今回C60ソブリンの底面の図面を見て思ったのですが、トレールに載せて使えばソブリンの方が良い低音がすると感じます。トレールでSP底面から出てくる音をうまく逃がしてやれば、良い響きになると予想できるからです。
今回お客様から特注仕様でC60ソブリン用のトレールを製作し納入しました。埋め込みスペーサータイプで、袴部をスペーサーの上にセットします。