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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスのアンプ選び

2008年11月13日 | ピュアオーディオ

3台のマルチアンプをすべて「管球」に置き換えてもまだまだ納得がいかない。音色や音数、音の厚み等申し分ないのだが、Tr型の大パワーアンプ特有の「峻烈な立ち上がり感」が出ない。問題は低域です。

マルチアンプをやっていると良く判るのですが、全体の音の量を100%とすると、低域(500Hzクロス)で約80%くらい出ています。中域(7000Hzクロス)で約15%、高域で5%未満。如何に低域が大事か判ります。システムの音は低域で決まります。

低域にコーン型のユニットが使われていることも有りますが、マルチアンプの場合は低域に大パワーアンプを持って来ます。この土台が弱いと中域・高域ともに倍音がやせ細ってしまいます。

自宅で管球アンプを使っていることも有り、オリンパスまで同じような音になってしまうのはいただけません。そもそも目指すサウンドが違いますから・・・。

20081113 先日考えていた低域にM-100、中域にCV1947pp、高域にA20Vにして見ました。まだ上手く馴染んでいないのか、バランスがとれていないのか「余韻」が少ない印象を持ちますが、まんざらでもないサウンドを出しています。中域のみの質感が「透き通って」いるようで、チョッと独特の印象です。質的には中域が抜群の印象で、低域・高域が余分な音を出しているか、詰まっているかのようですが嫌な感じはありません。非常に聴きやすいです。パワー感も十分すぎるくらい有ります。

どちらかと云えばクラシック音楽を得意とする装置に傾いたようです。今現在取りかかっている6L6ppアンプの「球」が希望の球になった時に再挑戦してみます。


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