Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

プリアンプのボリュームとメインアンプのゲインの位置について

2008年05月20日 | ピュアオーディオ

「プリアンプのボリュームとメインアンプのゲインの位置について」質問が有りましたので具体的に説明します。

まずプリアンプのボリューム位置についてですが、理想は「12時の方向前後」で使うのがベターだと思っています。通常聴く音量を12時くらいの位置で獲得できれば「音量調整」としてはとても大きく取れます。またプリアンプの動作点としても申し分ないものです。

パワーアンプのゲイン位置も60%~90%位で使うのが理想的だと考えています。パワーアンプの場合はゲインの位置で「サウンドバランス」が変化しやすいです。特に低音の量感や質感もゲインが高いほどバランスが取れ鮮明に聴こえます。

プリアンプもパワーアンプもMAXの位置で聴くのはアンプにとって非常に「きつい」使い方になります。長く性能を維持させながら使いたいのであればMAXは絶対に避けなければなりません。SWを入れたときに必ず「突入電圧・突入電流」が発生し、100Vの電源電圧でもスイッチング時は瞬間的に200V~500Vの電圧が掛かります。電子部品はこの瞬時の電圧や電流でも規格オーバーになるのです。

しかし、実際にはその理屈が判っていてもなかなか理想的な状態で使えません。現実には基本をふまえた上でプリとパワーのボリューム(ゲイン)を組み合わせて使うしか有りません。そこでサウンドバランスを自分好みにするしか有りません。


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