最近はオーディオ機器に触る事も無く、本来の趣味「ステレオで音楽鑑賞」が出来る様になって来た。思えば中学時代はFMラジオでクラシック音楽を必死で聴いて、曲名やフレーズを覚えていた。新しい曲を聴く度に歓喜していたものである。
雑誌の影響で「音質アップ」等に興味を持ち、機器のグレードアップに追われる様になった。それも自分なりに消化して現在のシステムが出来上がっている。このオリンパスシステムを始めて聴いた人は「え???」と云う顔をされます。特にHL88(ハチの巣ホーン)を使った事のある方は、「何でこんな柔らかい音が出ているんだ?」とビックリされる。HL88+LE375の組み合わせは一般的に「じゃじゃ馬な音」・「すっ飛んでくる音」がするものです。それが私のシステムではコントロールされて「ただの音」がする様に調整しています。「ただの音」でもハイスピード・超高SN比・高分解能なサウンドで静かですが、ソースに沢山の音が入っていればその分沢山音が出て来ます。自分の家のシステムで「聴こえない音」が私のオリンパスシステムでは聴こえて来るそうです。
自宅2階のシステムは機器のグレードはちょっと下がりますが「音楽を楽しむ」には十分なサウンドがします。質感的にホーン型には及びませんが、まとまりの良い音のバランスで、深々とした低音が出て来ます。これからは、初心に帰って「音楽を楽しむ」事にします。モーツアルト・ハイドン・ベートーベン・シューベルト・・・等々の名曲を集めたソースで十分に楽しみたいと考えています。もう機器遊びは終わりです。